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公開番号2024037202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022141835
出願日2022-09-07
発明の名称芋焼器
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24C 7/04 20210101AFI20240312BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】通常の焼き上がりの焼き芋のほかに甘味を増した本格的な焼き芋が提供できる芋焼器を提供する。
【解決手段】さつま芋3を加熱する遠赤外線ヒータ4と、遠赤外線ヒータ4の加熱能力の制御を行う制御部5と、さつま芋3の焼き加減を通常モード18と通常モード18より甘味を増した焼き加減の甘味増モード19の2種類の焼き加減を有する焼上情報17と、焼上情報17の各々に対応する調理条件セット22とを予め記憶する記憶部7と、焼上情報17のいずれかを選択する選択手段8とを備え、調理条件セット22は、遠赤外線ヒータ4の加熱能力と調理時間を要素として有し、甘味増モード19は、通常モード18より調理時間が長く加熱能力が低く設定され、制御部5は、選択手段8によって選択された焼上情報17に対応する調理条件セット22の条件で遠赤外線ヒータ4を駆動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本体内にさつま芋を収納する加熱室と、
前記さつま芋を加熱する遠赤外線ヒータと、
前記遠赤外線ヒータの加熱能力の制御を行う制御部と、
調理開始を入力するスタート手段と、
前記さつま芋の焼き加減を通常モードと前記通常モードより甘味を増した焼き加減の甘味増モードの2種類の焼き加減を有する焼上情報と、前記焼上情報の各々に対応する調理条件セットと、を予め記憶する記憶部と、
前記焼上情報のいずれかを選択する選択手段と、
を備え、
前記調理条件セットは、前記遠赤外線ヒータの前記加熱能力と前記調理開始から調理終了までの調理時間を要素として有し、
前記甘味増モードは、前記通常モードより前記調理時間が長く前記加熱能力が低く設定され、
前記制御部は、
前記選択手段によって選択された前記焼上情報に対応する前記調理条件セットの条件で前記遠赤外線ヒータを駆動する
ことを特徴とする芋焼器。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記焼上情報は、
前記さつま芋を前記加熱室に収納する際の収納情報を要素として有し、
前記収納情報は、
前記さつま芋の1個の大きさと収納個数の情報を要素として有し、
前記甘味増モードは、前記大きさと前記収納個数によらず前記調理時間を一定値とし、
前記大きさと前記収納個数によって前記加熱能力を調整する
ことを特徴とする請求項1に記載の芋焼器。
【請求項3】
前記選択手段は、第1キーと第2キーと第3キーを配列したキー入力装置であり、
前記第1キーは、前記さつま芋の前記大きさを予め複数に区分した中から1つを選択するキーであり、
前記第2キーは、前記さつま芋の前記収納個数を予め複数に区分した中から1つを選択するキーであり、
前記第3キーは、複数の前記焼上情報から1つを選択するキーである
ことを特徴とする請求項2に記載の芋焼器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用の芋焼器に関し、特に簡単においしいさつま芋を焼いた焼き芋が作れる機能を備えた芋焼器に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、さつま芋を焼いた焼き芋をおいしく作るこつは、所定の温度で長時間かけて焼き上げることと言われている。これは、さつま芋に含まれる酵素(アミラーゼ)がデンプンを糖化するのに60度前後の温度帯で最適に作用するためといわれる。
特許文献1に示す芋焼器は、ヒータ(5)と、温度センサ(6)が設けられ、オーブン室内が所定温度に保持できる構成が示されている。
特許文献1によれば、酵素活性温度範囲に所定時間保持して予熱したあと、焼き温度で焼き上げて焼き芋を完成させるようにしている。そして、焼くさつま芋の量が多いほど、調理時間は長くなるという事情から、調理時間は、50分から2時間40分の範囲で10分単位で設定できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-41863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示す加熱調理器では、調理時間を所定の時間以上に設定した場合、酵素活性温度の保持時間を短縮しており、さつま芋の糖化が促進されないばかりか、さらに酵素活性温度より高い焼き温度で焼成する時間を長くしており、加熱しすぎによってさつま芋表面の焦げ目が広がり、その結果可食部分が減る懸念があり、所定の温度で長時間かけて焼き上げる調理時間が甘味を増す効果に繋がっておらず改善の余地があった。
【0005】
本発明はかかる背景を鑑みてなされたものであり、短時間で本格的な焼き芋が焼きあがる手軽さを備えながら、調理時間を長くした場合は表面の焼き色を適度な状態に焼成しながらさつま芋の糖化を促進させて短時間の焼成では得られない甘味を増した焼き上がりを実現できる芋焼器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1では、本体内にさつま芋を収納する加熱室と、前記さつま芋を加熱する遠赤外線ヒータと、前記遠赤外線ヒータの加熱能力の制御を行う制御部と、調理開始を入力するスタート手段と、前記さつま芋の焼き加減を通常モードと前記通常モードより甘味を増した焼き加減の甘味増モードの2種類の焼き加減を有する焼上情報と、前記焼上情報の各々に対応する調理条件セットと、を予め記憶する記憶部と、前記焼上情報のいずれかを選択する選択手段と、を備え、前記調理条件セットは、前記遠赤外線ヒータの前記加熱能力と前記調理開始から調理終了までの調理時間を要素として有し、前記甘味増モードは、前記通常モードより前記調理時間が長く前記加熱能力が低く設定され、前記制御部は、前記選択手段によって選択された前記焼上情報に対応する前記調理条件セットの条件で前記遠赤外線ヒータを駆動することを特徴とした。
【0007】
請求項2では、前記焼上情報は、前記さつま芋を前記加熱室に収納する際の収納情報を要素として有し、前記収納情報は、前記さつま芋の1個の大きさと収納個数の情報を要素として有し、前記甘味増モードは、前記大きさと前記収納個数によらず前記調理時間を一定値とし、前記大きさと前記収納個数によって前記加熱能力を調整することを特徴とした。
【0008】
請求項3では、前記選択手段は、第1キーと第2キーと第3キーを配列したキー入力装置であり、前記第1キーは、前記さつま芋の前記大きさを予め複数に区分した中から1つを選択するキーであり、前記第2キーは、前記さつま芋の前記収納個数を予め複数に区分した中から1つを選択するキーであり、前記第3キーは、複数の前記焼上情報から1つを選択するキーであることを特徴とした。
【発明の効果】
【0009】
この本発明によれば、通常の本格的な焼き上がりの焼き芋のほかに短時間の焼成では得られない甘味を増した焼き芋が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態を説明する芋焼器の概略構成図
本発明の第1の実施形態を説明する要部ブロック図
本発明の第1の実施形態を説明する焼上情報を説明するための図
本発明の第1の実施形態を説明するフローチャート
本発明の第1の実施形態を説明するための図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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