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公開番号2024038662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-21
出願番号2022142857
出願日2022-09-08
発明の名称加熱調理器
出願人シャープ株式会社
代理人個人
主分類F24C 15/16 20060101AFI20240313BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】被調理物を効率よく加熱することができる引き出しトレイを備えた加熱調理器を提供する。
【解決手段】加熱調理器100は、加熱室20と、引き出しトレイ30と、ヒータ40と、回転機構50とを備える。加熱室20は、被調理物が出し入れされる開口部25を有する。引き出しトレイ30は、前後方向に移動可能に加熱室20に収容される。ヒータ40は、加熱室20内に設けられて被調理物を加熱する。回転機構50は、ヒータ40と連結している回転体である第1部材51と、第1部材51を回転させる第2部材52とを有する。回転機構50は、第1部材51の回転動作により、引き出しトレイ30が引き出された状態ではヒータ40を起立位置に、引き出しトレイ30が加熱室20に収容された状態ではヒータ40を倒伏位置に移動させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
被調理物が出し入れされる開口部を有する加熱室と、
前後方向に移動可能に前記加熱室に収容される引き出しトレイと、
前記加熱室内に設けられて前記被調理物を加熱するヒータと、
前記ヒータと連結している回転体である第１部材と、前記第１部材を回転させる第２部材とを有する回転機構と
を備え、
前記回転機構は、前記第１部材の回転動作により、前記引き出しトレイが引き出された状態では前記ヒータを起立位置に、前記引き出しトレイが前記加熱室に収容された状態では前記ヒータを倒伏位置に移動させる、加熱調理器。
続きを表示（約 660 文字）【請求項２】
前記ヒータを前記起立位置に保持する保持部をさらに備える、請求項１に記載の加熱調理器。
【請求項３】
前記第１部材はピニオンであり、
前記第２部材はラックであり、
前記第２部材は、前記引き出しトレイに取り付けられ、前記引き出しトレイの移動動作と連動して前記第１部材を回転させる、請求項１に記載の加熱調理器。
【請求項４】
前記第２部材を前記第１部材に対して近接又は離隔させ、
前記第２部材を前記第１部材に近接させた場合、前記第２部材と前記第１部材とが連動連結し、
前記第２部材を前記第１部材から離隔させた場合、前記第２部材と前記第１部材との連動連結状態が解除されるクラッチ部材をさらに備える、請求項１に記載の加熱調理器。
【請求項５】
前記被調理物の高さを検知するためのセンサをさらに備え、
前記センサの検知結果に基づいて、前記クラッチ部材の動作を制御する、請求項４に記載の加熱調理器。
【請求項６】
前記センサが、所定の高さより前記被調理物の高さが低いことを検知した場合、前記クラッチ部材は前記第２部材を前記第１部材に対して近接させることで、前記ヒータを前記倒伏位置に移動させ、
前記センサが、前記所定の高さより前記被調理物の高さが高いことを検知した場合、前記クラッチ部材は前記第２部材を前記第１部材から離隔させることで、前記ヒータを前記起立位置に移動させる、請求項５に記載の加熱調理器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、加熱調理器に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
ヒータを被加熱物の近くに移動させ、ヒータからの熱を効率よく被加熱物に伝えることができる加熱調理器が知られている。特許文献１に記載された加熱調理器は、扉で開閉される加熱室と、扉の開閉に連動して加熱室内で上下するヒータとを備える。扉は、加熱調理器本体の下部に、回動自在に取り付けられている。ヒータは、扉の開閉と連動して、扉が開位置にあるときは加熱室の上方に、扉が閉位置にあるときは加熱室の下方に移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００９－１２７８９９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１の加熱調理器のヒータの移動機構は、扉の回動運動に連動するものの、引き出し式の加熱調理器に適用できるものではない。
【０００５】
本発明の目的は、被調理物を効率よく加熱することができる引き出しトレイを備えた加熱調理器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一局面によれば、加熱調理器は、加熱室と、引き出しトレイと、ヒータと、回転機構とを備える。前記加熱室は、被調理物が出し入れされる開口部を有する。前記引き出しトレイは、前後方向に移動可能に前記加熱室に収容される。前記ヒータは、前記加熱室内に設けられて前記被調理物を加熱する。前記回転機構は、前記ヒータと連結している回転体である第１部材と、前記第１部材を回転させる第２部材とを有する。前記回転機構は、前記第１部材の回転動作により、前記引き出しトレイが引き出された状態では前記ヒータを起立位置に、前記引き出しトレイが前記加熱室に収容された状態では前記ヒータを倒伏位置に移動させる。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、被調理物を効率よく加熱することができる引き出しトレイを備えた加熱調理器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本実施形態に係る加熱調理器の斜視図である。
図１の加熱調理器において、筐体の一部の表示を省略し、加熱室に引き出しトレイを収容している状態を示す側面図である。
図２の加熱調理器の平面構造を示す断面図である。
図２の引き出しトレイが引き出され始めた状態を示す図である。
図２の引き出しトレイが引き出される途中の状態を示す図である。
図２の引き出しトレイが引き出された状態を示す図である。
回転機構及びクラッチ部材を説明する図である。
図７のクラッチ部材が突出した状態を説明する図である。
加熱調理器の演算処理部を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して詳しい説明は繰り返さない。
【００１０】
＜実施形態＞
まず、本実施形態に係る加熱調理器１００の概要を説明する。図１は、本実施形態に係る加熱調理器１００の斜視図である。図２は、図１の加熱調理器１００において、筐体１０の一部を省略し、加熱室２０に引き出しトレイ３０を収容している状態を示す側面図である。図３は、図２の加熱調理器１００の平面構造を示す断面図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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