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公開番号2024062562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170469
出願日2022-10-25
発明の名称撮影装置、および撮影方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類G06V 30/14 20220101AFI20240501BHJP(計算;計数)
要約【課題】カメラで撮影される画像のうちの数値や文字の表示エリアを容易に特定できる撮影装置を提供する。
【解決手段】数字または/および文字を表示する表示装置200を撮影するためのカメラ150と、制御部110と、を備える撮影装置100が提供される。制御部は、複数の異なる環境下において表示装置をカメラで撮影することによって複数の撮影画像を取得し、複数の撮影画像の差分を計算することによって、数字または文字が表示されているエリアを特定する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
数字または／および文字を表示する表示装置を撮影するためのカメラと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、複数の異なる環境下において前記表示装置を前記カメラで撮影することによって複数の撮影画像を取得し、前記複数の撮影画像の差分を計算することによって、前記数字または文字が表示されているエリアを特定する、撮影装置。
続きを表示（約 890 文字）【請求項２】
第１のライトと、
前記第１のライトとは異なる位置に配置される第２のライトと、をさらに備え、
前記制御部は、第１の環境として、前記第１のライトを点灯させた状態において前記カメラで前記表示装置を撮影することによって第１の撮影画像を取得し、第２の環境として、前記第２のライトを点灯させた状態において前記カメラで前記表示装置を撮影することによって第２の撮影画像を取得する、請求項１に記載の撮影装置。
【請求項３】
第１のライトをさらに備え、
前記制御部は、第１の環境として、前記第１のライトを低出力で点灯させた状態において前記カメラで前記表示装置を撮影することによって第１の撮影画像を取得し、第２の環境として、前記第１のライトを高出力で点灯させた状態において前記カメラで前記表示装置を撮影することによって第２の撮影画像を取得する、請求項１に記載の撮影装置。
【請求項４】
前記制御部は、前記複数の撮影画像を合成した合成画像に基づいて、ＯＣＲ機能を利用することによって、前記エリアの数字または文字を認識する、請求項１から３のいずれか１項に記載の撮影装置。
【請求項５】
前記制御部は、前記合成画像と前記複数の撮影画像とに基づいて認識精度が高い画像を特定し、その後は、認識精度が高い画像のみを用いて前記エリアの数字または文字を認識する、請求項４に記載の撮影装置。
【請求項６】
前記表示装置は、検針メータであって、回転式の数字表示器を含むものである、請求項１から３のいずれか１項に記載の撮影装置。
【請求項７】
第１の環境下において、カメラで、数字または／および文字を表示する表示装置を撮影して撮影画像を取得するステップと、
第２の環境下において、前記カメラで、前記表示装置を撮影して撮影画像を取得するステップと、
制御部が、複数の撮影画像の差分を計算することによって、前記数字または／および文字が表示されているエリアを特定する、撮影方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、表示される数値や文字を読み取るため撮影装置の技術に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、住宅やオフィスなどには、水道やガスなどの使用量を測定するための検針用のメータが取り付けられている。たとえば、特開２０２０－３４５３５号公報（引用文献１）には、検針装置が開示されている。引用文献１によると、実施形態によれば、検針装置は、撮像部と、凸部と、検出部とを備えている。撮像部は、表示部にて表示される水量に係る数値を撮像する。凸部は、撮像部の撮像方向に設けられた底面よりも、撮像方向に突出し、撮像方向を囲むように設けられている。検出部は、水道管で発生する振動及び音響の少なくともいずれかを検出する検出面を凸部の外周側に有している。そして、水道メータとの関係で、表示部の数字盤に撮像部の撮像面が向き合い、かつ周端凸部の内側に凸部が位置するように配置された場合、周端凸部に、底面のうち凸部よりも外周側の部位、および検出面と接触する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１９／２０８０６６号公報
特開２０１８－５５５１２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明の目的は、カメラで撮影される画像のうちの数値や文字の表示エリアを容易に特定できる撮影装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
この発明のある態様に従うと、数字または／および文字を表示する表示装置を撮影するためのカメラと、制御部と、を備える撮影装置が提供される。制御部は、複数の異なる環境下において表示装置をカメラで撮影することによって複数の撮影画像を取得し、複数の撮影画像の差分を計算することによって、数字または文字が表示されているエリアを特定する。
【発明の効果】
【０００６】
以上のように、本発明によれば、カメラで撮影される画像のうちの数値や文字の表示エリアを容易に特定できる撮影装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
第１の実施の形態にかかるネットワークシステムの全体構成を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる撮影装置が測定装置としての水道メータに取り付けられた状態を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる撮影装置を測定装置としての水道メータに取り付ける手順を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる撮影装置を測定装置としてのガスメータに取り付ける手順を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる撮影装置の表示部周辺の平面図と断面図である。
第１の実施の形態にかかる撮影装置の主要な機能を示すブロック図である。
第１の実施の形態にかかる撮影装置における情報処理を示すフローチャートである。
第１の実施の形態にかかる撮影装置による撮影方法を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる数字の表示エリアを特定するための処理を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる数字表示器のうちのライトによって白く光る箇所を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる数字の表示エリアを示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかるセンタサーバの主要な機能を示すブロック図である。
第２の実施の形態にかかる撮影装置による撮影方法を示すイメージ図である。
第２の実施の形態にかかる数字の表示エリアを特定するための処理を示すイメージ図である。
第２の実施の形態にかかる数字表示器のうちのライトによって白く光る箇所を示すイメージ図である。
第２の実施の形態にかかる数字の表示エリアを示すイメージ図である。
第４の実施の形態にかかる撮影装置における情報処理を示すフローチャートである。
第５の実施の形態にかかる撮影装置における情報処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
＜第１の実施の形態＞
【０００９】
まず、図１を参照して本実施の形態にかかるネットワークシステム１の全体構成について説明する。本実施の形態にかかるネットワークシステム１は、主に、測定装置２００と、撮影装置１００と、ネットワーク５００と、センタ側網制御装置４００と、センタサーバ３００などを含むものである。
【００１０】
測定装置２００は、本実施の形態においては、水道やガスなどの利用量を測定する検針用のメータなどであって、測定結果として、これまでの使用量の累積値を表示するものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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