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公開番号2024058250
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165493
出願日2022-10-14
発明の名称MFPシステム
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類H04N 1/32 20060101AFI20240418BHJP(電気通信技術)
要約【課題】子機でもFAX受信ができる、親機と子機とを含むMFPシステムを提供する。
【解決手段】親機MFP101と子機MFP100とを含むMFPシステム10において、親機MFP101のみがFAX回線に接続される。子機MFP100は、複数のMFP間で通信可能であり、画像読取部で読み込んだ画像データを操作受付部で受付けた送信先にFAX送信するよう、他のMFPに要求する他MFP送信要求部を含む。親機MFP101は、子機MFP100から他MFP送信要求を受付けたとき、他MFP送信要求に含まれる送信先情報と、他MFP送信要求を受付けた子機MFP100とを紐付けて記憶する紐付け部を含む。親機MFP101は、外部から画像データを受信したとき、外部から受信した画像データを送信した子機MFP100の情報が紐付け部に記憶されている場合、紐付けられた子機MFP100に対して外部から受信した画像データを送信する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
親機と子機とを含み、前記親機のみがFAX回線に接続されたMFPシステムにおいて、
前記子機は、前記子機の操作を受付ける操作受付部と、画像データを読取る画像読取部と、を含み、複数のMFP間で通信可能であり、
前記画像読取部で読み込んだ画像データを前記操作受付部で受付けた送信先にFAX送信するよう、他のMFPに要求する他MFP送信要求部を含み、
前記親機は、前記子機から他MFP送信要求を受付けたとき、前記他MFP送信要求に含まれる送信先情報と、前記他MFP送信要求を受付けた子機と、を紐付けて記憶する紐付け部を備え、
外部から画像データを受信したとき、外部から受信した画像データを送信した送信先の情報が前記紐付け部に記憶されているかを判断し、記憶されている場合、紐付けられた前記子機に対して前記外部から受信した画像データを送信することを特徴とする、MFPシステム。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記子機は、設置時に、前記子機からのFAX送信要求を行なう前記親機を設定する、請求項1に記載のMFPシステム。
【請求項3】
前記親機には前記子機が複数接続されており、
前記親機は、前記子機から他MFP送信要求を受付けても、前記紐付け部には、送信要求に含まれる送信先情報と、他MFP送信要求を受付けた子機と、を紐付けて記憶しない、請求項1に記載のMFPシステム。
【請求項4】
前記親機には前記子機が複数接続されており、
前記親機は、前記子機から他MFP送信要求を受付けた際に、前記紐付け部には、送信要求に含まれる送信先情報と、他MFP送信要求を受付けた子機以外の子機が紐付けられていた場合は、その紐付けを解除する、請求項1に記載のMFPシステム。
【請求項5】
前記親機が紐付けを解除した場合は、以後解除された送信先情報は前記紐付け部に記憶しない、請求項4に記載のMFPシステム。
【請求項6】
前記親機は、登録部を有し、
前記子機から他MFP送信要求を受付けたとき、前記他MFP送信要求に含まれる送信先情報と、前記他MFP送信要求を受付けた子機と、を紐付けて前記紐付け部に記憶しない場合があり、
その場合は、前記親機は、前記紐付け部に記憶しない前記他MFP送信要求に含まれる送信先情報を前記登録部に登録する、請求項1に記載のMFPシステム。
【請求項7】
前記子機は、前記子機に接続されFAX送信が可能な複数の親機に接続され、
前記子機は、FAX送信時に、前記FAX送信が可能な親機を選択する、請求項1に記載のMFPシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、親機と子機とを含むMFPシステムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ハンドセットを含む子機と回線接続手段を含む親機とを備え、親機と子機との無線通信機能を有するデジタル方式のコードレス電話装置であって、ファクシミリ送信が可能な装置が、特開2001-238036号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1によれば、子機には、親機のデータを印刷する印刷手段と、原稿を読取りファクス(以下、「FAX」という)用の圧縮データにする読取圧縮手段を備え、親機には、FAXの変復調手段を備え、FAXを受信した場合は,親機から子機にFAXデータを送信して印刷し、FAXを送信する場合は、子機から親機に圧縮データを送信してFAXの送受信を行なうファクシミリ装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-238036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の子機と回線接続手段を含む親機とを備えるファクシミリ装置は上記のような構成を有していた。
【0005】
しかしながら、特許文献1のような構成では、親機FAXを子機から利用する場合にFAX送信は可能であるが、子機ではFAX受信ができないという課題があった。親機と子機とが近くに設けられている場合はともかく、離れている場合や異なるフロアに設けられている場合には課題になる場合があった。
【0006】
本開示は上記のような課題を解消するためになされたもので、子機でもFAX受信ができる、親機と子機とを含むMFPシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係るMFPシステムは、親機と子機とを含み、親機のみがFAX回線に接続されている。子機は、子機の操作を受付ける操作受付部と、画像データを読取る画像読取部と、を含み、複数のMFP間で通信可能であり、画像読取部で読み込んだ画像データを操作受付部で受付けた送信先にFAX送信するよう、他のMFPに要求する他MFP送信要求部を含む。親機は、子機から他MFP送信要求を受付けたとき、他MFP送信要求に含まれる送信先情報と、他MFP送信要求を受付けた子機と、を紐付けて記憶する紐付け部を備え、外部から画像データを受信したとき、外部から受信した画像データを受信した送信先の情報が紐付け部に記憶されているかを判断し、記憶されている場合、紐付けられた子機に対して外部から受信した画像データを送信することを特徴とする。
【0008】
好ましくは、子機は、設置時に、子機からのFAX送信要求を行なう親機を設定する。
【0009】
本開示の一実施の形態においては、親機には子機が複数接続されており、親機は、子機から他MFP送信要求を受付けても、紐付け部には、送信要求に含まれる送信先情報と、他MFP送信要求を受付けた子機と、を紐付けて記憶しない。
【0010】
本開示の他の実施の形態においては、親機には子機が複数接続されており、親機は、子機から他MFP送信要求を受付けた際に、紐付け部には、送信要求に含まれる送信先情報と、他MFP送信要求を受付けた子機以外の子機が紐付けられていた場合は、その紐付けを解除する。
(【0011】以降は省略されています)

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