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公開番号2024030446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022133361
出願日2022-08-24
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/56 20060101AFI20240229BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタカバーのコネクタハウジングに対する固定部分に外力が作用することを抑制できるコネクタを提供する。
【解決手段】ハウジング21は、端子72の外周を囲むフード部41と、フード部41からハウジング21の外側に突出する部分を有する一対の保護壁47aとを有する。ハウジング21は、一対の保護壁47aの間に設けられるロックアーム52と、一対の保護壁47aの間に位置するロック面63bとを有する。コネクタカバー22は、第1方向D1からハウジング21に装着される第1カバー81と、第1カバー81に固定される第2カバー82とを有する。一対の保護壁47aは、第1方向D1と直交する第2方向D2に互いに離れている。第1カバー81は、一対の保護壁47aの間に挿入されるとともに第1方向D1と反対方向からロック面63bに引っ掛かることにより第1カバー81をハウジング21に固定するカバーロック部85を有する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
電線が電気的に接続されている端子を内側に収容するコネクタハウジングと、前記電線における前記コネクタハウジングから出た直後の部分を覆うコネクタカバーとを備え、相手コネクタが接続されるコネクタであって、
前記コネクタハウジングは、前記端子の外周を囲むフード部と、前記フード部から前記コネクタハウジングの外側に突出する部分を有する一対の保護壁と、前記一対の保護壁の間に設けられており前記相手コネクタに引っ掛かるロックアームと、前記一対の保護壁の間に位置するロック面とを有し、
前記コネクタカバーは、前記コネクタに対して前記相手コネクタが接続される方向とは反対方向である第1方向から前記コネクタハウジングに装着される第1カバーと、前記第1カバーとの間に前記コネクタハウジングを挟む位置に配置され且つ前記第1カバーに固定される第2カバーとを有し、
前記一対の保護壁は、前記第1方向と直交する第2方向に互いに離れており、
前記ロック面は、前記第1方向から見て前記ロックアームと前記電線との間に位置し、
前記第1カバーは、前記一対の保護壁の間に挿入されるとともに前記第1方向と反対方向から前記ロック面に引っ掛かることにより前記第1カバーを前記コネクタハウジングに固定するカバーロック部を有するコネクタ。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記コネクタハウジングは、前記第1方向における前記フード部の端部を閉塞する底壁と、前記一対の保護壁の間で前記底壁を前記第1方向に貫通するロック孔とを更に有し、
前記ロック面は、前記第1方向における前記ロック孔の開口部の周縁に位置し、
前記カバーロック部は、前記第1方向に前記ロック孔を貫通して前記フード部の内側に挿入される挿入部と、前記挿入部から前記第1方向及び前記第2方向の各々と交差する第3方向に突出し且つ前記フード部の内側で前記第1方向と反対方向から前記ロック面に当接するロック突部とを有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向の各々と直交する方向であり、
前記コネクタハウジングは、前記一対の保護壁の間に、前記挿入部が前記第3方向から当接する被当接部を有し、
前記第1カバーは、前記被当接部に前記第3方向と反対方向から当接する当接部を有する、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記一対の保護壁は、前記第2方向に互いに対向し且つ前記第1方向と平行に延びる一対の案内面を有し、
前記第1カバーは、前記カバーロック部を2つ有し、
2つの前記カバーロック部は、前記第2方向に並んでおり、前記ロック面に引っ掛かるまで前記一対の案内面上をスライド移動しながら前記一対の保護壁の間に挿入される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記第1カバーは、前記電線における前記コネクタハウジングから出た直後の部分を覆う第1被覆部と、前記第1被覆部から出る前記電線の引き出し方向を規制する第2被覆部とを有し、
前記第1被覆部は、前記第2方向における両端に、前記第1被覆部から前記第1方向に突出し且つ前記第2方向における両側から前記コネクタハウジングに当接可能な位置決め部を有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記コネクタハウジングは、前記第2方向における両端部に、前記第1方向と反対方向の端から前記第1方向に延びる案内溝を有し、
前記第1カバーは、前記電線における前記コネクタハウジングから出た直後の部分を覆う第1被覆部と、前記第1被覆部から出る前記電線の引き出し方向を規制する第2被覆部とを有し、
前記第1被覆部は、前記第2方向における両端に、前記第1被覆部から前記第1方向に突出し前記案内溝に挿入される案内突部を有し、
前記案内突部は、前記カバーロック部が前記一対の保護壁の間に挿入されるときに前記案内溝の内周面上をスライド移動しながら前記案内溝に挿入される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記ロックアームは、前記端子よりも、前記第1方向及び前記第2方向の各々と交差する第3方向と反対方向にずれた位置にあり、
前記コネクタハウジングは、前記第3方向における前記コネクタハウジングの端部から前記第3方向に突出する係合突部を有し、
前記第2カバーは、前記第3方向と反対方向から前記第1カバーに固定され、且つ、前記第2カバーを前記第3方向に貫通し且つ前記係合突部が嵌まる係合孔を有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記第2カバーは、前記係合孔と前記第1方向に隣接する位置で前記第3方向と反対方向に突出する当接突部を有し、
前記当接突部は、前記第1方向と反対方向から前記係合突部に当接可能に対向する、請求項7に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記第1カバーは、前記第2方向における前記第1カバーの両端に前記第2方向の両側に突出する固定突部を有し、
前記第2カバーは、前記第2方向における前記第2カバーの両端に前記第2方向に貫通する固定孔を有する弾性変形可能な固定爪を有し、前記固定孔に前記固定突部が嵌まることにより前記第1カバーに固定される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向の各々と直交する方向であり、
前記フード部は、前記第2方向における両端部に一対のフード壁を有し、
前記一対のフード壁の各々と前記第2方向に隣接する弾性部材を更に有し、
前記弾性部材は、前記ロック孔よりも前記第3方向にずれた位置で、前記フード部の内側に挿入される前記相手コネクタと前記底壁との間に挟み込まれる、請求項2に記載のコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば自動車等の車両に搭載されるコネクタには、端子を内部に保持するコネクタハウジングと、コネクタハウジングに装着されるコネクタカバーとを備えるものがある。端子に電気的に接続される電線は、コネクタハウジングの内部から外部に引き出されている。コネクタカバーは、電線におけるコネクタハウジングから出た直後の部分を覆うことにより、当該部分を保護する。
【0003】
例えば、特許文献1に記載されたコネクタが備えるコネクタハウジングは、外面から突出する一対の被係止舌片部を有する。また、当該コネクタが備えるコネクタカバーは、4つの係止爪部を有する。各被係止舌片部に2つずつの係止爪部が引っ掛かることにより、コネクタカバーはコネクタハウジングに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-212099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載されているコネクタにおいては、コネクタカバーをコネクタハウジングに固定するための係止爪部がコネクタの外部に露出している。そのため、コネクタの周辺に配置される物体などが係止爪部に接触する可能性がある。当該物体が係止爪部に接触することにより係止爪部に外力が加えられると、係止爪部が被係止舌片部から外れるおそれがある。係止爪部が被係止舌片部から外れると、コネクタカバーがコネクタハウジングから外れることが懸念される。
【0006】
本開示の目的は、コネクタカバーのコネクタハウジングに対する固定部分に外力が作用することを抑制できるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のコネクタは、電線が電気的に接続されている端子を内側に収容するコネクタハウジングと、前記電線における前記コネクタハウジングから出た直後の部分を覆うコネクタカバーとを備え、相手コネクタが接続されるコネクタであって、前記コネクタハウジングは、前記端子の外周を囲むフード部と、前記フード部から前記コネクタハウジングの外側に突出する部分を有する一対の保護壁と、前記一対の保護壁の間に設けられており前記相手コネクタに引っ掛かるロックアームと、前記一対の保護壁の間に位置するロック面とを有し、前記コネクタカバーは、前記コネクタに対して前記相手コネクタが接続される方向とは反対方向である第1方向から前記コネクタハウジングに装着される第1カバーと、前記第1カバーとの間に前記コネクタハウジングを挟む位置に配置され且つ前記第1カバーに固定される第2カバーとを有し、前記一対の保護壁は、前記第1方向と直交する第2方向に互いに離れており、前記ロック面は、前記第1方向から見て前記ロックアームと前記電線との間に位置し、前記第1カバーは、前記一対の保護壁の間に挿入されるとともに前記第1方向と反対方向から前記ロック面に引っ掛かることにより前記第1カバーを前記コネクタハウジングに固定するカバーロック部を有するコネクタである。
【発明の効果】
【0008】
本開示のコネクタによれば、コネクタハウジングに対するコネクタカバーの固定部分に外力が作用することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態におけるコネクタと当該コネクタに接続される相手コネクタとの斜視図である。
図2は、図1に示すコネクタ及び相手コネクタの接続状態における断面図である。
図3は、図1に示すコネクタの分解斜視図である。
図4は、図1に示すコネクタの平面図である。
図5は、図1に示すコネクタの正面図である。
図6は、図1に示すコネクタが備えるコネクタハウジングの斜視図である。
図7は、図6に示すコネクタハウジングを別の角度から見た斜視図である。
図8は、図1に示すコネクタが備える第1カバーの斜視図である。
図9は、図8に示す第1カバーを別の角度から見た斜視図である。
図10は、図1に示すコネクタが備える第2カバーの斜視図である。
図11は、図4における11-11断面図である。
図12は、図4における12-12断面図である。
図13は、図4における13-13断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
[1]電線が電気的に接続されている端子を内側に収容するコネクタハウジングと、前記電線における前記コネクタハウジングから出た直後の部分を覆うコネクタカバーとを備え、相手コネクタが接続されるコネクタであって、前記コネクタハウジングは、前記端子の外周を囲むフード部と、前記フード部から前記コネクタハウジングの外側に突出する部分を有する一対の保護壁と、前記一対の保護壁の間に設けられており前記相手コネクタに引っ掛かるロックアームと、前記一対の保護壁の間に位置するロック面とを有し、前記コネクタカバーは、前記コネクタに対して前記相手コネクタが接続される方向とは反対方向である第1方向から前記コネクタハウジングに装着される第1カバーと、前記第1カバーとの間に前記コネクタハウジングを挟む位置に配置され且つ前記第1カバーに固定される第2カバーとを有し、前記一対の保護壁は、前記第1方向と直交する第2方向に互いに離れており、前記ロック面は、前記第1方向から見て前記ロックアームと前記電線との間に位置し、前記第1カバーは、前記一対の保護壁の間に挿入されるとともに前記第1方向と反対方向から前記ロック面に引っ掛かることにより前記第1カバーを前記コネクタハウジングに固定するカバーロック部を有するコネクタである。
(【0011】以降は省略されています)

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