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公開番号2024055107
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161745
出願日2022-10-06
発明の名称配線モジュール
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社,株式会社AESCジャパン
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H01M 50/298 20210101AFI20240411BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】検知電線の曲げ部におけるはみ出しを抑制する。
【解決手段】本開示の配線モジュール20は、検知端子30と、検知電線45と、第1収容部55と、第2収容部56と、曲げ部45Cの内周側に角部57Bを有し、第1収容部55と第2収容部56を連結するとともに曲げ部45Cを収容するL字状の第3収容部57と、曲げ部45Cの両端部に対応して一対設けられ、曲げ部45Cの外周側から内周側に向けて突出して曲げ部45Cを押さえる一対の外側押さえ片58と、曲げ部45Cの両端部に対応して一対設けられ、曲げ部45Cの内周側から外周側に向けて突出して曲げ部45Cを押さえる一対の内側押さえ片59と、を備え、一対の内側押さえ片59は、第3収容部57の両端部を構成する一対の第3側壁57Aのうち内周側の第3側壁57Aから、第3側壁57Aに対して45°をなす角度で角部57Bに沿って配される接線Tの位置まで少なくとも突出して形成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
一対の電極を有する単電池を複数個並べてなる単電池群に取り付けられる配線モジュールであって、
前記電極に接続される、もしくは前記電極に接続部材を介して接続される検知端子と、
前記検知端子に接続されて前記単電池の並び方向とは垂直方向にのびる第1配線部、前記単電池の並び方向にのびる第2配線部、および前記第1配線部と前記第2配線部を連結し前記垂直方向から前記並び方向に曲げられた曲げ部を有する検知電線と、
前記第1配線部を収容する第1収容部と、
前記第2配線部を収容する第2収容部と、
前記曲げ部の内周側に角部を有し、前記第1収容部と前記第2収容部を連結するとともに前記曲げ部を収容するL字状の第3収容部と、
前記曲げ部の両端部に対応して一対設けられ、前記曲げ部の外周側から内周側に向けて突出して前記曲げ部を押さえる一対の外側押さえ片と、
前記曲げ部の両端部に対応して一対設けられ、前記曲げ部の内周側から外周側に向けて突出して前記曲げ部を押さえる一対の内側押さえ片と、を備え、
前記一対の内側押さえ片は、前記第3収容部の両端部を構成する一対の第3側壁のうち内周側の前記第3側壁から、前記第3側壁に対して45°をなす角度で前記角部に沿って配される接線の位置まで少なくとも突出して形成されている、配線モジュール。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記第1収容部は、前記一対の第3側壁にそれぞれ連なる一対の第1側壁を有し、
前記一対の第1側壁には、前記第1配線部を押さえる一対の第1押さえ片が互いに対向する配置で設けられており、
前記第3収容部における前記第1収容部側に位置して互いに対向する前記外側押さえ片と前記内側押さえ片との間に形成される第3空隙と、前記一対の第1押さえ片の間に形成される第1空隙と、は、同じ寸法を有し、かつ前記垂直方向にのびる同一直線上に並んでいる、請求項1に記載の配線モジュール。
【請求項3】
前記第1押さえ片の先端は山形とされており、一対の前記第1押さえ片の先端間である最狭小部に前記第1空隙が形成され、
前記外側押さえ片の先端および前記内側押さえ片の先端はいずれも山形とされており、前記第3収容部における前記第1収容部側に位置する前記外側押さえ片の先端と前記内側押さえ片の先端との間である最狭小部に前記第3空隙が形成されている、請求項2に記載の配線モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配線モジュールに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に搭載される配線モジュールとして、例えば特開2013-161566号公報(下記特許文献1)に記載の電池配線モジュールが知られている。この電池配線モジュールは、隣り合う一対の単電池の電極端子同士を接続するバスバーと、バスバーに接続される検知端子と、検知端子の電線接続部に接続された検知電線と、バスバーを収容するバスバー収容部と、検知電線を収容する電線収容溝と、を備える。電線収容溝は一対の溝壁部および底部を有して構成され、バスバー収容部の並び方向にのびて形成されている。電線収容溝の溝壁部には検知電線を押さえる一対の電線押さえ片36A、36Bが突出して形成されている。また、一対の溝壁部のうちバスバー収容部側の溝壁部には、検知電線をバスバー収容部側から電線収容溝内に導入するための切欠部が形成されている。
【0003】
この電池配線モジュールでは以下のような課題があった。すなわち、バスバー収容部から切欠部を通って電線収容溝内に向かう検知電線は、一対の溝壁部のうちバスバー収容部とは反対側の溝壁部に当たって横方向(電線収容溝ののびる方向)に屈曲し、屈曲に伴う反力によって溝壁部に沿って配索される。しかし、そのような屈曲部では検知電線がその反力によって電線収容溝の外部へはみ出すことが懸念される。
【0004】
これに対し上記の電池配線モジュールでは、一方の電線押さえ片36Bは、一対の溝壁部のうちバスバー収容部とは反対側の溝壁部から突設されており、その先端側に形成される検知電線の挿入用の空隙が電線収容溝の幅方向における中心線よりもバスバー収容部側に片寄っている構成を採用したから、検知電線が屈曲部において、電線収容溝の外部へはみ出そうとするのを効果的に抑制できる。
【0005】
上記の電池配線モジュールでは、特許文献1の図3に示すように、バスバー収容部と切欠部がバレル保持部を介して連結されており、バレル保持部には検知電線の電線接続部が保持されている。バレル保持部は電線収容溝に対して垂直方向にのびており、バレル保持部と切欠部によって電線収容溝とバスバー収容部が連結されている。切欠部の上端縁からは、バレル保持部から導出される検知電線のはみ出しを防止するための一対の電線押さえ片34A、34Bが互いに対向するように設けられている。一対の電線押さえ片34A、34Bのうち検知電線の屈曲側(図3の図示左側のことであり、以下「左側」という)に位置するものは左側電線押さえ片34Aとし、屈曲側と反対側(図3の図示右側のことであり、以下「右側」という)に位置するものは右側電線押さえ片34Bとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-161566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記の電池配線モジュールでは、左側電線押さえ片34Aは、切欠部と電線収容溝との角部から最接近箇所に配されているものの、電線収容溝内の電線押さえ片36Aは、左側電線押さえ片34Aよりも角部から離れた位置に配されている。検知電線の両端部のうち検知端子と反対側の端部にコネクタが設けられている場合があり、このコネクタと相手側コネクタとを嵌合させる際に検知電線が強く引っ張られることで検知電線が角部に沿って曲げられて最短経路で配されることになる。検知電線の曲げ部における切欠部側では左側電線押さえ片34Aによって検知電線が押さえられているものの、曲げ部における電線収容溝側では検知電線を押さえる電線押さえ片が存在しないため、検知電線が曲げ部において電線収容溝の外部にはみ出すおそれがある。
【0008】
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、検知電線の曲げ部におけるはみ出しを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の配線モジュールは、一対の電極を有する単電池を複数個並べてなる単電池群に取り付けられる配線モジュールであって、前記電極に接続される、もしくは前記電極に接続部材を介して接続される検知端子と、前記検知端子に接続されて前記単電池の並び方向とは垂直方向にのびる第1配線部、前記単電池の並び方向にのびる第2配線部、および前記第1配線部と前記第2配線部を連結し前記垂直方向から前記並び方向に曲げられた曲げ部を有する検知電線と、前記第1配線部を収容する第1収容部と、前記第2配線部を収容する第2収容部と、前記曲げ部の内周側に角部を有し、前記第1収容部と前記第2収容部を連結するとともに前記曲げ部を収容するL字状の第3収容部と、前記曲げ部の両端部に対応して一対設けられ、前記曲げ部の外周側から内周側に向けて突出して前記曲げ部を押さえる一対の外側押さえ片と、前記曲げ部の両端部に対応して一対設けられ、前記曲げ部の内周側から外周側に向けて突出して前記曲げ部を押さえる一対の内側押さえ片と、を備え、前記一対の内側押さえ片は、前記第3収容部の両端部を構成する一対の第3側壁のうち内周側の前記第3側壁から、前記第3側壁に対して45°をなす角度で前記角部に沿って配される接線の位置まで少なくとも突出して形成されている、配線モジュールである。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、検知電線の曲げ部におけるはみ出しを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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