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公開番号2024055408
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162326
出願日2022-10-07
発明の名称車載用のバックアップ制御装置
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社,株式会社ジェイテクト
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20240411BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】蓄電部の一定程度の劣化が見込まれる状況において何らかの対応をとることを実現しやすくする。
【解決手段】車載用のバックアップ制御装置2は、電源部90と蓄電部93とを備えた車載用の電源システム100に用いられる。車載用のバックアップ制御装置2は、蓄電部93を放電させる放電部(充放電部11)と、放電部を制御する制御部13と、を備える。制御部13は、蓄電部93の電圧が閾値電圧Vthを下回り、下回った経過時間が判定時間TJを超えた場合に、対応処理を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電力供給対象に電力を供給する電源部と、前記電源部からの電力供給が異常状態である場合に前記電力供給対象に電力を供給する蓄電部と、を備えた車載用の電源システムに用いられる車載用のバックアップ制御装置であって、
前記蓄電部を放電させる放電部と、
前記放電部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記蓄電部の電圧が閾値電圧を下回り、下回った経過時間が判定時間を超えた場合に、対応処理を行う
車載用のバックアップ制御装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記蓄電部の温度に基づいて前記閾値電圧を設定する
請求項1に記載の車載用のバックアップ制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記経過時間が前記判定時間を超えることなく前記蓄電部の電圧が前記閾値電圧よりも大きくなった後、再び前記閾値電圧を下回り、前記蓄電部の電圧が前記閾値電圧を下回った累積時間が前記判定時間を超えた場合に前記対応処理を行う
請求項1又は請求項2に記載の車載用のバックアップ制御装置。
【請求項4】
前記対応処理は、前記蓄電部の放電を停止させる処理である
請求項1又は請求項2に記載の車載用のバックアップ制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用のバックアップ制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された瞬低対策装置は、交流電源の健全時は交流電源から負荷に交流電力を供給する。この装置は、交流電源の電圧または周波数が所定の範囲を逸脱した場合には、蓄電デバイスから電力変換装置を介して、負荷に交流電力を供給する。この装置は、蓄電デバイスの電圧が推奨下限電圧に基づいて決まる判定値に到達した時、電力変換装置から負荷への電力供給動作を停止する。推奨下限電圧に基づいて決まる判定値は、蓄電デバイスの推奨下限電圧から、蓄電デバイスからの放電電流と蓄電デバイスの内部抵抗値とから推定される電圧降下量を減算した電圧値とされる。この構成によれば、蓄電デバイスの電圧が、推奨下限電圧に到達しても、内部抵抗値を加味した判定値に到達していなければ、電力供給動作を継続できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-172047号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、蓄電部(蓄電デバイス)には、蓄電部の電圧が閾値電圧を下回ると、化学反応が始まって劣化するものがある。このような蓄電部は、電圧が上述した判定値に到達しない場合であっても、当該電圧が閾値電圧を下回ることで劣化し始めるおそれがある。蓄電部が一定程度劣化した場合には、何らかの対応をとることが望ましい。
【0005】
本開示は、蓄電部の一定程度の劣化が見込まれる状況において何らかの対応をとることを実現しやすい技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載用のバックアップ制御装置は、
電力供給対象に電力を供給する電源部と、前記電源部からの電力供給が異常状態である場合に前記電力供給対象に電力を供給する蓄電部と、を備えた車載用の電源システムに用いられる車載用のバックアップ制御装置であって、
前記蓄電部を放電させる放電部と、
前記放電部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記蓄電部の電圧が閾値電圧を下回り、下回った経過時間が判定時間を超えた場合に、対応処理を行う。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る技術は、蓄電部の一定程度の劣化が見込まれる状況において何らかの対応をとることを実現しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の車載用のバックアップ装置を備える車載用の電源システムを概略的に例示するブロック図である。
図2は、第1実施形態の車載用のバックアップ装置で行われる制御の流れを例示するフローチャートである。
図3は、第1実施形態における、対応処理が行われない場合の蓄電部の電圧の経時変化を例示するタイミングチャートである。
図4は、第1実施形態における、対応処理が行われる場合の蓄電部の電圧の経時変化を例示するタイミングチャートである。
図5は、第2実施形態における、対応処理が行われる場合の蓄電部の電圧の経時変化を例示するタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
【0010】
〔1〕電力供給対象に電力を供給する電源部と、前記電源部からの電力供給が異常状態である場合に前記電力供給対象に電力を供給する蓄電部と、を備えた車載用の電源システムに用いられる車載用のバックアップ制御装置であって、
前記蓄電部を放電させる放電部と、
前記放電部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記蓄電部の電圧が閾値電圧を下回り、下回った経過時間が判定時間を超えた場合に、対応処理を行う
車載用のバックアップ制御装置。
(【0011】以降は省略されています)

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