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公開番号2024059234
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022166789
出願日2022-10-18
発明の名称回転電機
出願人株式会社ミツバ
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 3/34 20060101AFI20240423BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】インシュレータの成形不良を防止できる回転電機を提供する。
【解決手段】第2インシュレータは、コア本体21における軸方向他端面を覆う第2コア端面被覆部と、第2コア端面被覆部からコア本体21における軸方向の中央に向かって延びる第2スカート部と、を備える。第2スカート部は、コア本体21の内周面を覆うコア側面被覆部66と、ティース本体28の周方向側面28bを覆うティース側面被覆部72と、を備える。コア側面被覆部66には、コア側面被覆部66の肉厚よりも厚い側方厚肉部91及び中央厚肉部92が形成されている。各厚肉部91,92は、コア側面被覆部66の軸方向全体に渡って形成されている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
環状のコア本体及び前記コア本体から径方向に沿って突出される複数のティースを有するステータコアと、
前記ステータコアに軸方向の両側から装着される樹脂製の2つのインシュレータと、
前記ティースに前記インシュレータの上から巻回されるコイルと、
を備え、
前記インシュレータは、
前記コア本体における軸方向の端面を覆うコア端面被覆部と、
前記コア端面被覆部から前記コア本体における軸方向の中央に向かって延びるスカート部と、
を備え、
前記スカート部は、
前記コア本体の周面を覆うコア側面被覆部と、
前記ティースの周方向側面を覆うティース側面被覆部と、
を備え、
前記コア側面被覆部には、前記コア側面被覆部の肉厚よりも厚い複数の厚肉部が形成されており、
前記厚肉部は、前記コア側面被覆部の軸方向全体に渡って形成されている、
ことを特徴とする回転電機。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記複数のティースは前記コア本体から径方向内側に向かって突出されており、
前記厚肉部は3つ形成されており、
前記厚肉部は、
周方向両側に配置された2つの側方厚肉部と、
前記2つの側方厚肉部の間に配置された中央厚肉部と、
を有し、
前記側方厚肉部は、前記中央厚肉部側から周方向外側に向かうに従って内側面側が漸次突出するように肉厚が変化し、
前記中央厚肉部は、前記中央厚肉部の周方向両側から周方向中央に向かうに従って外側面側が漸次突出するように肉厚が変化する、
ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記ティースは、
径方向に延びるティース本体と、
前記ティース本体の径方向内側端から周方向に延びる鍔部と、
を有し、
前記インシュレータは、前記ティース側面被覆部の径方向端部から突出され、前記鍔部の外周面を覆う鍔側面被覆部を有し、
径方向からみて、周方向で隣り合う前記鍔部及び前記鍔側面被覆部の間に、前記中央厚肉部が配置されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記厚肉部を除く前記コア側面被覆部の肉厚、及び前記ティース側面被覆部の肉厚は同一を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の回転電機。
【請求項5】
前記コア側面被覆部は、
周方向で隣り合う前記ティース側面被覆部の間の周方向中央から前記ティース側面被覆部に向かって延びる2つの第1側面被覆部と、
各前記第1側面被覆部から前記ティース側面被覆部に向かって屈曲延出され、前記ティース側面被覆部に接続される2つの第2側面被覆部と、
を有し、
2つの前記第1側面被覆部の間の角度は、前記第1側面被覆部と前記第2側面被覆部との間の角度よりも大きく、
前記第1側面被覆部と前記第2側面被覆部との接続部は、前記ティース本体の前記周方向側面と平行で前記鍔側面被覆部の周方向端部を通る直線上に位置しており、
前記第1側面被覆部の前記第2側面被覆部側の端部に、前記側方厚肉部が形成されている、
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
回転電機として、例えば電動モータが挙げられる。電動モータは、例えばコイルが巻回されたステータと、ステータに対して回転自在に設けられ永久磁石を有するロータと、を備える。ステータは、磁性体により形成されている。ステータは、環状のコア本体と、コア本体から径方向に沿って突出するティースと、を有する。ティースに、インシュレータの上からコイルが巻回されている。インシュレータは、絶縁性を有する樹脂により形成されている。インシュレータによって、ティースとコイルとの絶縁が図られる。
このような構成のもと、コイルに通電を行うとティースに磁界が形成される。この磁界と永久磁石との間で磁気的な吸引力や反発力が生じ、ロータが継続的に回転される。
【0003】
インシュレータは、ティースの周囲を取り囲めるように軸方向に分割構成され、コア本体の軸方向両側から装着される場合が多い。各インシュレータは、コア本体の軸方向端面を覆うコア端面被覆部(環状部)と、コア端面被覆部からコア本体における軸方向の中央に向かって延びるスカート部(突起)と、が一体成形されている。スカート部は、ティースの周囲及びコア本体の周面を覆う。このようなインシュレータを樹脂により射出成形する場合、例えばコア端面被覆部から溶融樹脂を注入する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-7427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の従来技術にあっては、コア端面被覆部からスカート部が延びるという構造上、スカート部の全体に溶融樹脂が行き渡りにくい。このため、インシュレータの成形不良が生じてしまう可能性があった。
【0006】
そこで、本発明は、インシュレータの成形不良を防止できる回転電機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の第1態様では、回転電機は、環状のコア本体及び前記コア本体から径方向に沿って突出される複数のティースを有するステータコアと、前記ステータコアに軸方向の両側から装着される樹脂製の2つのインシュレータと、前記ティースに前記インシュレータの上から巻回されるコイルと、を備え、前記インシュレータは、前記コア本体における軸方向の端面を覆うコア端面被覆部と、前記コア端面被覆部から前記コア本体における軸方向の中央に向かって延びるスカート部と、を備え、前記スカート部は、前記コア本体の周面を覆うコア側面被覆部と、前記ティースの周方向側面を覆うティース側面被覆部と、を備え、前記コア側面被覆部には、前記コア側面被覆部の肉厚よりも厚い複数の厚肉部が形成されており、前記厚肉部は、前記コア側面被覆部の軸方向全体に渡って形成されている。
【0008】
このように、単に厚肉部を形成するのではなく効果的に厚肉部を形成することにより、スカート部の全体に溶融樹脂を行き渡らせることができる。このため、インシュレータの成形不良を防止できる。
【0009】
本発明の第2態様では、第1態様の回転電機において、前記複数のティースは前記コア本体から径方向内側に向かって突出されており、前記厚肉部は3つ形成されており、前記厚肉部は、周方向両側に配置された2つの側方厚肉部と、前記2つの側方厚肉部の間に配置された中央厚肉部と、を有し、前記側方厚肉部は、前記中央厚肉部側から周方向外側に向かうに従って内側面側が漸次突出するように肉厚が変化し、前記中央厚肉部は、前記中央厚肉部の周方向両側から周方向中央に向かうに従って外側面側が漸次突出するように肉厚が変化する。
【0010】
このように構成することで、スカート部の全体に確実に溶融樹脂を行き渡らせることができる。厚肉部によって、コイルの巻回スペースが邪魔されることもない。このため、コイルの占積率が低下してしまうことを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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