TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024055390
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162270
出願日2022-10-07
発明の名称発電装置
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H02N 11/00 20060101AFI20240411BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】連続して高い発電出力を得られる発電装置を提供する。
【解決手段】本発明の発電装置は、多孔質基材と、上記多孔質基材に表面に設けられた発電層と、上記発電層に接続した集電電極と、を備え、上記多孔質基材の下部が極性液体中に浸漬され、毛細管力で上記極性液体を吸い上げ、上記発電層が上記極性液体に濡れることで発電を行う。
そして、上記多孔質基材を形成する材料が、上記発電層を形成する材料よりも上記極性液体に対する親和性を高くすることとしたため、連続して高い発電出力が得られる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
多孔質基材と、
上記多孔質基材に表面に設けられた発電層と、
上記発電層に接続した集電電極と、を備え、
上記多孔質基材の下部が極性液体中に浸漬され、毛細管力で上記極性液体を吸い上げ、上記発電層が上記極性液体に濡れた発電装置であって、
上記多孔質基材を形成する材料が、上記発電層を形成する材料よりも上記極性液体に対する親和性が高いことを特徴とする発電装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
上記発電層が多孔質であり、その平均孔径が上記多孔質基材の平均孔径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
【請求項3】
上記発電層が、上記極性液体の液面よりも上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
【請求項4】
上記発電層の長手方向と交差する方向から気流及び/又は熱を当てることを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
【請求項5】
上記発電層が上記多孔質基材の一方側に形成され、
上記発電層の側に気流及び/又は熱を当てることを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
【請求項6】
前記発電層が炭素材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の発電装置
【請求項7】
前記極性液体が、水及び/又はアルコールを含むこと特徴とする請求項6に記載の発電装置。
【請求項8】
前記炭素材料が表面に官能基を有し、上記官能基が、水酸基(-OH)、エポキシ基(-O-)及びカルボキシル基(-COOH)から成る群から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項6又は7に記載の発電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発電装置に係り、更に詳細には、毛細管力を利用した発電装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、温暖化防止の観点から再生可能エネルギーによる発電が要求させている。例えば、太陽光発電は日射を必要とし、風力発電は風を必要とし、天候の影響を受けて発電量が変化するので、安定して連続発電できる発電装置が望まれる。
【0003】
特許文献1には、発電層の一端を揮発性液体に浸漬し、他端を揮発性液体から露出させて外部環境に曝すことで、揮発性液体が浸漬端から露出端まで発電層に沿って継続的に移動し、揮発性液体と発電材料との間の相互作用が浸漬端と露出端とで異なること利用した発電方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2016/061870号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の発電装置は、発電層自体の毛細管力によって揮発性液体を吸い上げるので、高温環境など揮発が促進される環境下では揮発性液体の揮発に追い付かず、発電出力が低下してしまう。
【0006】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、連続して高い発電出力が得られる発電装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、極性液体を多孔質基材の毛細管力で吸い上げて発電層に移行させることにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
即ち、本発明の発電装置は、多孔質基材と、上記多孔質基材に表面に設けられた発電層と、上記発電層に接続した集電電極と、を備え、上記多孔質基材の下部が極性液体中に浸漬されて毛細管力で上記極性液体を吸い上げ、上記発電層が上記極性液体に濡れることで発電を行う。
そして、上記多孔質基材を形成する材料が、上記発電層を形成する材料よりも上記極性液体に対する親和性が高いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、多孔質基材の毛細管力で吸い上げた極性液体を発電層に供給することとしたため、連続して高い発電出力が得られる発電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の発電装置の一例を示す図である。
発電装置に温風を当てたときの発電出力の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
2軸モーター
5日前
ニデック株式会社
モータ
20日前
個人
バッテリーの補助装置
13日前
個人
磁力のみを動力とするモーター
14日前
株式会社アイドゥス企画
モータシリンダ
20日前
日産自動車株式会社
発電装置
13日前
個人
非対称鏡像力駆動型の静電発電機
1日前
株式会社ミツバ
制動装置
6日前
ブラザー工業株式会社
制御装置
20日前
オムロン株式会社
電力変換装置
6日前
富士電機株式会社
電力変換装置
1日前
株式会社ミツバ
回転電機
今日
株式会社ミツバ
回転電機
13日前
株式会社ミツバ
回転電機
13日前
ヴィガラクス株式会社
電気供給システム
7日前
株式会社ダイヘン
双方向コンバータ
今日
矢崎総業株式会社
電気接続箱
7日前
ニチコン株式会社
電源装置
13日前
個人
超電導ロータリー式発電原動機
6日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
6日前
株式会社デンソー
電力変換装置
7日前
株式会社デンソー
電力変換装置
7日前
大阪瓦斯株式会社
電力調達装置
20日前
株式会社日立製作所
電気機器
13日前
株式会社日立製作所
電気機器
13日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
7日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造方法
14日前
ニデック株式会社
駆動装置
20日前
ボーンズ株式会社
放電回路
13日前
株式会社ダイフク
非接触給電設備
7日前
株式会社テイエルブイ
発電装置
7日前
ダイハツ工業株式会社
グロメット
6日前
ニデック株式会社
駆動装置
20日前
住友電装株式会社
配線部材
8日前
ニデック株式会社
駆動装置
20日前
トヨタホーム株式会社
建物の給電システム
1日前
続きを見る