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公開番号2024057394
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164100
出願日2022-10-12
発明の名称発電装置及び蒸気システム
出願人株式会社テイエルブイ
代理人個人
主分類H02N 3/00 20060101AFI20240417BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】熱交換器を移動可能に構成しつつ、熱交換器と熱電変換モジュールとの位置ずれを防止する。
【解決手段】発電装置10は、互いに反対向きの第1面11及び及び第2面12を有し、第1面11と第2面12との温度差に応じて熱電発電を行う熱電変換モジュール1と、第1面11に接し、第1面11を加熱する加熱熱交換器3と、第2面12に接し、第2面12を冷却する冷却熱交換器5と、可動熱交換器としての冷却熱交換器5を固定熱交換器としての加熱熱交換器3の方へ押圧する押圧器7とを備えている。押圧器7は、第2面12の面内での冷却熱交換器5の変位を規制するストッパ74を有している。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
互いに反対向きの第1面及び及び第2面を有し、前記第1面と前記第2面との温度差に応じて熱電発電を行う熱電変換モジュールと、
前記第1面に接し、前記第1面を加熱する加熱熱交換器と、
前記第2面に接し、前記第2面を冷却する冷却熱交換器と、
前記加熱熱交換器及び前記冷却熱交換器の一方である可動熱交換器を前記加熱熱交換器及び前記冷却熱交換器の他方である固定熱交換器の方へ押圧する押圧器とを備え、
前記押圧器は、前記第1面及び前記第2面のうち前記可動熱交換器が接触する方の面内での前記可動熱交換器の変位を規制するストッパを有していることを特徴とする発電装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
請求項1に記載の発電装置において、
前記押圧器は、前記可動熱交換器に接触する接触器と、前記接触器を弾性的に付勢する弾性部材とを有し、前記弾性部材の弾性力によって前記可動熱交換器を前記固定熱交換器の方へ押圧し、
前記ストッパは、前記接触器に設けられている発電装置。
【請求項3】
請求項2に記載の発電装置において、
前記固定熱交換器に取り付けられるベースをさらに備え、
前記熱電変換モジュール、前記可動熱交換器及び前記押圧器は、前記ベースと前記固定熱交換器との間に配置され、
前記接触器は、前記可動熱交換器に接触するように配置され、
前記弾性部材は、前記接触器と前記ベースとの間に圧縮変形した状態で配置されている発電装置。
【請求項4】
請求項3に記載の発電装置において、
前記接触器は、前記固定熱交換器と前記可動熱交換器とが並ぶ方向へ移動可能で且つ前記第1面及び前記第2面のうち前記可動熱交換器が接触する方の面内方向へ移動不能に支持されている発電装置。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか1つに記載の発電装置において、
前記ストッパは、前記第1面及び前記第2面のうち前記可動熱交換器が接触する方の面と平行な方向において、前記可動熱交換器と隣接して配置されている発電装置。
【請求項6】
蒸気が供給され、供給された蒸気を使用する蒸気使用機器と、
請求項1に記載の発電装置とを備え、
前記加熱熱交換器には、前記蒸気使用機器に供給される前の蒸気の一部が供給される蒸気システム。
【請求項7】
請求項6に記載の蒸気システムにおいて、
流入するドレン及び蒸気をドレンと蒸気とに分離する気液分離器と、
前記気液分離器によって分離された蒸気から冷却水を介して熱を回収する熱回収器と、
前記気液分離器によって分離されたドレンを外部へ圧送するポンプとを備え、
前記ポンプは、前記蒸気使用機器であり、供給された蒸気を使用してドレンを圧送し、
前記冷却熱交換器には、前記熱回収器に供給される前の冷却水の一部が供給される蒸気システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、発電装置及びそれを備えた蒸気システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、熱電変換素子を用いて熱電発電を行う発電装置が知られている。例えば特許文献1に開示されている発電装置では、排ガスが流通する内筒と、放熱フィンとの間に熱電変換素子が設けられている。この発電装置では、熱電変換素子の高温面が排ガスによって加熱され、熱電変換素子の低温面が放熱フィンによって冷却される。これにより、高温面と低温面との間に温度差が生じて熱電発電が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-234194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述のように、加熱熱交換器、熱電変換モジュール及び冷却熱交換器をこの順で積層させる構成においては、何れかの要素、例えば加熱熱交換器に熱による膨張及び収縮が生じ得る。その場合、加熱熱交換器及び冷却熱交換器の少なくとも一方を移動可能に構成し、前述の熱変形を吸収することが考えられる。しかしながら、少なくとも一方の熱交換器を移動可能に構成すると、当該熱交換器と熱電変換モジュールとの位置がずれる虞も生じる。
【0005】
本開示の技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱交換器を移動可能に構成しつつ、熱交換器と熱電変換モジュールとの位置ずれを防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の発電装置は、互いに反対向きの第1面及び及び第2面を有し、前記第1面と前記第2面との温度差に応じて熱電発電を行う熱電変換モジュールと、前記第1面に接し、前記第1面を加熱する加熱熱交換器と、前記第2面に接し、前記第2面を冷却する冷却熱交換器と、前記加熱熱交換器及び前記冷却熱交換器の一方である可動熱交換器を前記加熱熱交換器及び前記冷却熱交換器の他方である固定熱交換器の方へ押圧する押圧器とを備え、前記押圧器は、前記第1面及び前記第2面のうち前記可動熱交換器が接触する方の面内での前記可動熱交換器の変位を規制するストッパを有している。
【0007】
本開示の蒸気システムは、蒸気が供給され、供給された蒸気を使用する蒸気使用機器と、前記発電装置とを備え、前記加熱熱交換器には、前記蒸気使用機器に供給される前の蒸気の一部が供給される。
【発明の効果】
【0008】
前記発電装置によれば、熱交換器を移動可能に構成しつつ、熱交換器と熱電変換モジュールとの位置ずれを防止することができる。
【0009】
前記蒸気システムによれば、熱交換器を移動可能に構成しつつ、熱交換器と熱電変換モジュールとの位置ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、発電装置の分解斜視図である。
図2は、発電装置の正面図である。
図3は、発電装置の側面図である。
図4は、組み立てられた冷却熱交換器、押圧器及びベースを、斜め下方から視た斜視図である。
図5は、ドレン回収システムの概略構成を示す配管系統図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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