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公開番号2024052571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2023150315
出願日2023-09-15
発明の名称モータ
出願人ニデック株式会社
代理人
主分類H02K 3/52 20060101AFI20240404BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】上側バスバーの位置精度の低下を抑制することができるモータを提供する。
【解決手段】モータは、ハウジング1、ベアリングホルダ2、上側バスバー3、下側バスバー5、上側バスバーホルダ4、及び下側バスバーホルダを備えている。上側バスバーの一端が下側バスバーに接続される。下側バスバーの一端がコイル引出線81に接続され、下側バスバーの他端が上側バスバーに接続される。上側バスバーホルダは、軸方向に貫通する第1貫通孔41を有する。ベアリングホルダは、軸方向に貫通する第2貫通孔21を有する。軸方向から見て、第1貫通孔及び第2貫通孔は、少なくとも一部が互いに重なっている。下側バスバーは、第1貫通孔及び第2貫通孔を通って上側バスバーと接続されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに固定されるベアリングホルダと、
上側バスバーと、
少なくとも一部が前記上側バスバーよりも軸方向下側に配置される下側バスバーと、
前記上側バスバーを保持し、前記ベアリングホルダに固定される上側バスバーホルダと、
前記下側バスバーを保持し、少なくとも一部が前記上側バスバーホルダよりも軸方向下側に配置される下側バスバーホルダと、を備え、
前記上側バスバーの一端が前記下側バスバーに接続され、
前記下側バスバーの一端がコイル引出線に接続され、前記下側バスバーの他端が前記上側バスバーに接続され、
前記上側バスバーホルダは、軸方向に貫通する第1貫通孔を有し、
前記ベアリングホルダは、軸方向に貫通する第2貫通孔を有し、
軸方向から見て、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、少なくとも一部が互いに重なっており、
前記下側バスバーは、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔を通って前記上側バスバーと接続されている、モータ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ハウジングの内周面には、段差部が形成され、
前記ベアリングホルダは、前記段差部に配置され、
前記上側バスバーホルダは、前記ベアリングホルダの上面に配置される、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記上側バスバーホルダは、前記ベアリングホルダに対して締まり嵌めによって固定され、
前記上側バスバーホルダは、環状をなしており、内周面において前記第1貫通孔の径方向内側に位置するリブを有し、
前記リブは、前記ベアリングホルダに接触している、請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
前記上側バスバーにおける前記下側バスバーと接続される箇所の軸方向下側の端部には、軸方向に対して傾斜する第1傾斜面が形成され、
前記下側バスバーにおける前記上側バスバーと接続される箇所の軸方向上側の端部には、軸方向に対して傾斜する第2傾斜面が形成されている、請求項1に記載のモータ。
【請求項5】
前記上側バスバーにおける前記第1傾斜面が形成された箇所は、軸方向と直交する方向に延びている、請求項4に記載のモータ。
【請求項6】
前記上側バスバーは、
軸方向と直交する方向に延び、少なくとも一部が前記第2貫通孔と軸方向に対向する第1腕部と、
前記第1腕部から軸方向上側に延びる第2腕部と、
を有している、請求項1に記載のモータ。
【請求項7】
前記第2腕部は、軸方向に延びて少なくとも一部が前記第1貫通孔内に配置される、請求項6に記載のモータ。
【請求項8】
前記上側バスバーホルダは、前記第2貫通孔の内周面に沿って前記第2貫通孔内まで軸方向に延びる筒状の第1筒部を有している、請求項1に記載のモータ。
【請求項9】
前記上側バスバーホルダは、前記ベアリングホルダの下面に配置されるとともに、前記ベアリングホルダに対して一体成形され、
前記ベアリングホルダの外周面は、前記ハウジングの内周面に締まり嵌めされている、請求項1に記載のモータ。
【請求項10】
前記上側バスバーホルダは、
前記第2貫通孔の内周面に沿って前記第2貫通孔における軸方向上側の端部まで軸方向に延びる筒状の第2筒部と、
前記第2筒部の外側面から軸方向と直交する方向に突出して前記ベアリングホルダの上面に配置される突出部と、
を有している、請求項9に記載のモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1のように、モータは、バスバーユニットを備えている。バスバーユニットは、バスバーと、バスバーと一体成形された絶縁性樹脂と、を有している。単一の部材から構成されるバスバーが、コイルの巻線端末に接続されるコイル接続部と、外部配線に接続される各相端子と、を有している。バスバーユニットは、ステータのインシュレータの軸方向上側に配置される。バスバーホルダの脚部がインシュレータに固定され、これにより、バスバーにおける各相端子の位置精度が管理される。
【0003】
上記説明は、本願発明の技術的解決策について明確かつ十全な説明するのを容易にするとともに、当業者の理解を容易にするために記載されたものであるに過ぎない。これらの解決策が本願発明の背景技術部分において記載されていることのみを理由に、公知であると考えてはならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014―176208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ステータコア、インシュレータ、及び絶縁性樹脂の寸法公差が、バスバーの位置精度に影響する。また、各部材どうしを組み付ける際に位置ずれが生じる。そして、単一の部材から構成されるバスバーがコイルの巻線端末及び外部配線の両方と接続されるため、バスバーの各相端子が軸方向に長くなり易い。以上より、バスバーにおける外部配線との接続部分である各相端子の位置精度が低下しやすい。
【0006】
上記課題に対し、本願発明の実施例では、モータを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明の1つの実施例では、ハウジングと、ハウジングに固定されるベアリングホルダと、上側バスバーと、少なくとも一部が上側バスバーよりも軸方向下側に配置される下側バスバーと、上側バスバーを保持し、ベアリングホルダに固定される上側バスバーホルダと、下側バスバーを保持し、少なくとも一部が上側バスバーホルダよりも軸方向下側に配置される下側バスバーホルダと、を備え、上側バスバーの一端が下側バスバーに接続され、下側バスバーの一端がコイル引出線に接続され、下側バスバーの他端が上側バスバーに接続され、上側バスバーホルダは、軸方向に貫通する第1貫通孔を有し、ベアリングホルダは、軸方向に貫通する第2貫通孔を有し、軸方向から見て、第1貫通孔及び第2貫通孔は、少なくとも一部が互いに重なっており、 下側バスバーは、第1貫通孔及び第2貫通孔を通って上側バスバーと接続されている。
【発明の効果】
【0008】
本願発明の1つの実施例によれば、上側バスバーホルダとハウジングの間にはベアリングホルダのみが配置されている。そのため、ハウジングを基準とする上側バスバーの位置精度に対して考慮すべき寸法公差を有する部材は、ベアリングホルダ及び上側バスバーホルダの2つのみである。また、一般的に、ハウジングに対するベアリングホルダの組み付け位置の精度は、ハウジングに対するステータコア及びインシュレータの組み付け位置の精度よりも高い。そして、コイル引出線に接続される下側バスバーとは別の部材として上側バスバーが設けられている。そのため、単一の部材から構成されるバスバーがコイル引出線及び外部電源の両方と接続される構成に比べて、上側バスバーの長さを短くしやすい。以上より、上側バスバーの位置精度の低下を抑制することができる。
【0009】
後述の説明及び図面を参照すると、本願発明の特定の実施形態を詳細に開示しており、本願発明の原理が採用され得る形態を明示している。特許請求の範囲では、開示する実施形態に対する多くの変更、修正及び均等を含む。
【0010】
1つの実施形態に開示される特徴は、同一の又は類似した実施形態において使用され、他の実施形態における特徴と組み合わせられ、又は、他の実施形態における特徴に代替され得る。「備える」、「含む」、「有する」などの用語は、特徴、要素、部品、ステップ、又はアセンブリの存在を指すが、1つ又は複数の他の特徴、要素、部品、ステップ、又はアセンブリが存在するか又はそれらを追加することを排除しない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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