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公開番号2024055060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161663
出願日2022-10-06
発明の名称電気機器
出願人株式会社日立製作所
代理人ポレール弁理士法人
主分類H02M 7/48 20070101AFI20240411BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】密閉空間に電解コンデンサ等の電気部品を配置した電気機器において、密閉空間の壁面等に結露が生じることを防止するとともに、気圧による電気部品の破損を防止する。
【解決手段】電気部品と、電気部品支持部と、外側フレームと、を備える電気機器であって、電気部品支持部と外側フレームとの間には、内部空間が形成され、電気部品は、内部空間に設置され、内部空間には、水蒸気圧が0.60kPa以下の気体が封入されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電気部品と、
電気部品支持部と、
外側フレームと、を備え、
前記電気部品支持部と前記外側フレームとの間には、内部空間が形成され、
前記電気部品は、前記内部空間に設置され、
前記内部空間には、水蒸気圧が0.60kPa以下の気体が封入されている、電気機器。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記電気部品は、電解コンデンサを含む、請求項1記載の電気機器。
【請求項3】
前記内部空間の気圧は、大気圧未満に設定されている、請求項1記載の電気機器。
【請求項4】
前記気体は、乾燥空気、窒素、アルゴン、二酸化炭素若しくは二酸化窒素又はこれらのいずれか2種類以上を混合したものである、請求項1記載の電気機器。
【請求項5】
前記内部空間は、真空状態である、請求項1記載の電気機器。
【請求項6】
前記外側フレームは、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン及びシリコーンのうちいずれか一つ以上を含み、これを金属被膜で覆ったもので構成されている、請求項1記載の電気機器。
【請求項7】
前記外側フレームは、グラスウール及びシリカ粉のうちいずれか一つ以上を芯材として含む真空断熱材を含む、請求項1記載の電気機器。
【請求項8】
前記気体の酸素濃度は、21体積%より高い、請求項1記載の電気機器。
【請求項9】
前記気体は、二酸化炭素、六フッ化硫黄、一酸化炭素及びハロゲン系含有ガスのうちいずれか一つ以上を含む、請求項1記載の電気機器。
【請求項10】
前記電気部品支持部と前記外側フレームとの間には、前記内部空間に隣接する低圧室が設けられ、
前記低圧室は、前記内部空間より低い気圧に設定され、
前記内部空間と前記低圧室との間には、ベントフィルタが設けられている、請求項1記載の電気機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気機器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ゼロカーボン社会の実現に向け、各国においてCO

排出規制が強く求められており、化石燃料を使用するエンジンの代替として、動力系統の電動化が盛んに進められている。あらゆるエンジン駆動のモビリティ製品において、パワーエレクトロニクス機器の適用が検討され、その出力密度の向上が求められている。これに伴い、パワーエレクトロニクス機器には、世界中のあらゆる気候に適用できることが求められている。航空機においては、急激な高度の変化に対応できる耐環境性が必須となる。同時に、冷却性能向上、高電圧化、軽量化などが求められ、そのための技術開発が進められている。
【0003】
特許文献1には、電動圧縮機を駆動するインバータ装置を備えた空気調和機に関して、インバータ装置のケース内の結露防止構造として、パワー素子及びこれを制御する制御回路を収容するケース内に不活性ガスを充填したものが開示されている。特許文献1においては、不活性ガスは、常温で、且つ大気圧よりやや高めの圧力で充填されている、と記載されている。
【0004】
特許文献2には、ガス入口弁とガス出口弁とを含む密閉筐体と、密閉筐体の内部空間に配置されているパワー半導体モジュールと、密閉筐体の内部空間を満たす乾燥ガスとを備える、航空機用の電力変換装置が開示されている。また、特許文献2には、密閉筐体の外部の周囲気圧(例えば、大気圧)から乾燥ガスを注入して、密閉筐体の内部空間を設定圧力にすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-219031号公報
特許第6878712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び2においては、電気部品を配置した容器内の気圧を大気圧より高くする手段が開示されている。しかしながら、電気部品の種類によっては、気圧が高くなると破損するものもある。
【0007】
本開示は、密閉空間に電解コンデンサ等の電気部品を配置した電気機器において、密閉空間の壁面等に結露が生じることを防止するとともに、気圧による電気部品の破損を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の電気機器は、電気部品と、電気部品支持部と、外側フレームと、を備え、電気部品支持部と外側フレームとの間には、内部空間が形成され、電気部品は、内部空間に設置され、内部空間には、水蒸気圧が0.60kPa以下の気体が封入されている。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、密閉空間に電解コンデンサ等の電気部品を配置した電気機器において、密閉空間の壁面等に結露が生じることを防止するとともに、気圧による電気部品の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1の電気機器を示す模式断面図である。
実施例2の電気機器を示す模式断面図である。
実施例3の電気機器を示す模式断面図である。
実施例4の電気機器を示す模式断面図である。
実施例5の電気機器を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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