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公開番号2024057278
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163894
出願日2022-10-12
発明の名称駆動装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02P 21/05 20060101AFI20240417BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】高調波重畳制御の実行の有無を適正なタイミングで判定することができる駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置1は、モータ10と、複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記モータを駆動するインバータ12と、モータのトルク指令に基づいて、d軸、q軸の電圧指令を設定し、d軸、q軸の電圧指令に基づいてインバータを制御する制御装置30とを備え、制御装置30は、高調波成分を除外したd軸、q軸の電圧指令と入力電圧とに基づいて、電圧利用率を算出する電圧利用率算出部32と、電圧利用率算出部により算出された電圧利用率に基づいて、高調波重畳制御を実行するか否かを判定する判定部34と、判定部により高調波重畳制御を実行しないと判定されたことを条件に、d軸、q軸の電圧指令を変換することで、インバータの制御をPWM制御から矩形制御に切り替える切替部36と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
モータと、
複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記モータを駆動するインバータと、
前記モータのトルク指令に基づいて、d軸、q軸の電圧指令を設定し、前記d軸、q軸の電圧指令に基づいて前記インバータを制御する制御装置と
を備え、
前記制御装置は、
高調波成分を除外した前記d軸、q軸の電圧指令と入力電圧とに基づいて、電圧利用率を算出する電圧利用率算出部と、
前記電圧利用率算出部により算出された電圧利用率に基づいて、高調波重畳制御を実行するか否かを判定する判定部と、
前記判定部により高調波重畳制御を実行しないと判定されたことを条件に、前記d軸、q軸の電圧指令を変換することで、前記インバータの制御をPWM制御から矩形制御に切り替える切替部と、
を有する、
駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モータと、複数のスイッチング素子のスイッチングによりモータを駆動するインバータと、モータのトルク指令に基づいてd軸、q軸の電圧指令を設定し、d軸、q軸の電圧指令に基づいてインバータを制御する制御装置とを備える駆動装置が知られている。例えば、特許文献1には、制御装置が複数のスイッチング素子のスイッチングにおけるデッドタイム中のモータの電圧変動を打ち消すためのデッドタイム対応項を含んでモータのトルクリプルを打ち消すようにフィードフォワード項を設定し、フィードフォワード項を用いてd軸、q軸の電圧指令を設定する構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6760197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の技術において、変調域の高調波成分を低減することを目的として、高調波重畳制御を実行する場合がある。ここで、一般に、高調波重畳制御の実行の有無を判定する際には電圧利用率が参照される。この場合、電圧利用率の算出に用いる電圧指令が高調波成分を含むとすると、高調波成分に起因して電圧利用率の振幅が変動し、高調波重畳制御の実行の有無を適正なタイミングで判定できない虞があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、高調波重畳制御の実行の有無を適正なタイミングで判定することができる駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する駆動装置は、モータと、複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記モータを駆動するインバータと、前記モータのトルク指令に基づいて、d軸、q軸の電圧指令を設定し、前記d軸、q軸の電圧指令に基づいて前記インバータを制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、高調波成分を除外した前記d軸、q軸の電圧指令と入力電圧とに基づいて、電圧利用率を算出する電圧利用率算出部と、前記電圧利用率算出部により算出された電圧利用率に基づいて、高調波重畳制御を実行するか否かを判定する判定部と、前記判定部により高調波重畳制御を実行しないと判定されたことを条件に、前記d軸、q軸の電圧指令を変換することで、前記インバータの制御をPWM制御から矩形制御に切り替える切替部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、高調波重畳制御の実行の有無を適正なタイミングで判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
駆動装置の概略構成を示す図である。
モータの駆動制御の処理内容を示すフローチャートである。
高調波重畳実行判定処理の処理内容を示すフローチャートである。
フィードフォワード項の設定処理の処理内容を示すフローチャートである。
フィードフォワード項の設定処理の処理内容を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の駆動装置を具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
図1に示すように、駆動装置1は、電動車両に搭載され、例えば、モータ10と、インバータ12と、バッテリ14と、制御装置30とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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