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公開番号2024057825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164755
出願日2022-10-13
発明の名称給電補助システム
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類H02J 7/00 20060101AFI20240418BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】車両及び給電ユニットから充電状態に関する情報を取得できない場合であっても、二次電池の充電状態を判定してコネクタの接続解除を適切に行うことができる給電補助システムを実現する。
【解決手段】車両用給電装置20に付加される給電補助システム10であって、受電ポート104に対するコネクタ21の接続及び接続解除を行う駆動ユニット41と、駆動ユニット41を制御する制御ユニット50と、供給電圧値Vdを検出する電圧センサ42と、供給電流値Idを検出する電流センサ44と、を備え、制御ユニット50は、車両100の二次電池102に対する給電中に、供給電圧値Vd及び供給電流値Idに基づいて、二次電池102が予め定められた充電状態になったと判定した場合に、コネクタ21の接続解除を行うように駆動ユニット41を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
二次電池及び受電ポートを備えた車両の前記受電ポートに接続されるコネクタと、前記コネクタに電力を供給する給電ユニットと、前記給電ユニットと前記コネクタとをつなぐ給電ケーブルと、を備えた車両用給電装置に付加される給電補助システムであって、
前記受電ポートに対する前記コネクタの接続及び接続解除を行う駆動ユニットと、
前記駆動ユニットを制御する制御ユニットと、
前記コネクタ又は前記給電ケーブルに取り付けられて、前記コネクタに印加される電圧値である供給電圧値を検出する電圧センサと、
前記コネクタ又は前記給電ケーブルに取り付けられて、前記コネクタを流れる電流値である供給電流値を検出する電流センサと、
を備え、
前記制御ユニットは、前記車両の前記二次電池に対する給電中に、前記供給電圧値及び前記供給電流値に基づいて、前記二次電池が予め定められた充電状態になったと判定した場合に、前記コネクタの接続解除を行うように前記駆動ユニットを制御する、給電補助システム。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記制御ユニットは、前記車両の利用者からの充電要求を取得する利用者要求取得部を備え、
前記充電要求には、前記二次電池の充電終了状態の指定情報が含まれ、
前記制御ユニットは、前記供給電圧値が前記充電終了状態の指定情報に基づいて定められた電圧基準値以上であって、前記供給電流値が前記充電終了状態の指定情報に基づいて定められた電流基準値以下となった場合に、前記二次電池が予め定められた充電状態になったと判定する、請求項1に記載の給電補助システム。
【請求項3】
前記駆動ユニットは、更に前記コネクタの移動を行うように構成され、
前記制御ユニットは、給電待ちの別の車両である給電待ち車両がある場合には、給電中の前記車両である給電中車両の前記受電ポートからの前記コネクタの接続解除を行った後、前記給電待ち車両の受電ポートへの前記コネクタの移動、及び、前記給電待ち車両の受電ポートに対する前記コネクタの接続を行うように前記駆動ユニットを制御する、請求項1又は2に記載の給電補助システム。
【請求項4】
前記コネクタの先端に取り付けられ、前記受電ポートに対する前記コネクタの接続状態で、前記コネクタと前記受電ポートとの間に配置される補助コネクタをさらに備え、
前記電圧センサの検出部及び前記電流センサの検出部が前記補助コネクタに設けられている、請求項1又は2に記載の給電補助システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用給電装置に付加される給電補助システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
車両の受電ポートに接続されるコネクタと給電ユニットを備えた車両用給電装置に備えられた給電補助システムが知られている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。特許文献1には、コネクタ(33)と給電ユニット(30)とを有する車両用給電装置(410)に備えられ、車両(100)に対してコネクタ(33)の接続及び接続解除を行う駆動ユニット(20)を備えた給電補助システムが開示されている。
【0003】
特許文献1では、給電ユニット(30)を備える車両用給電装置(410)の管理システムが、車両(100)から充電要求を受けて、駆動ユニット(20)を備える給電補助システムがコネクタ(33)の接続及び接続解除を行うことが記載されている。しかし、車両(100)と給電ユニット(30)との間の通信規格が様々に存在すること等に起因して、給電補助システムが車両(100)及び給電ユニット(30)と通信することができず、給電補助システムが車両(100)及び給電ユニット(30)から充電状態に関する情報を取得できない場合が考えられる。このような場合には、給電補助システムは車両(100)の二次電池の充電状態を判断できないので、駆動ユニット(20)がコネクタ(33)の接続解除を適切に行うことができない可能性があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-072625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、車両及び給電ユニットから充電状態に関する情報を取得できない場合であっても、二次電池の充電状態を判定してコネクタの接続解除を適切に行うことができる給電補助システムの実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る給電補助システムは、二次電池及び受電ポートを備えた車両の前記受電ポートに接続されるコネクタと、前記コネクタに電力を供給する給電ユニットと、前記給電ユニットと前記コネクタとをつなぐ給電ケーブルと、を備えた車両用給電装置に付加される給電補助システムであって、前記受電ポートに対する前記コネクタの接続及び接続解除を行う駆動ユニットと、前記駆動ユニットを制御する制御ユニットと、前コネクタ又は前記給電ケーブルに取り付けられて、前記コネクタに印加される電圧値である供給電圧値を検出する電圧センサと、前記コネクタ又は前記給電ケーブルに取り付けられて、前記コネクタを流れる電流値である供給電流値を検出する電流センサと、を備え、前記制御ユニットは、前記車両の前記二次電池に対する給電中に、前記供給電圧値及び前記供給電流値に基づいて、前記二次電池が予め定められた充電状態になったと判定した場合に、前記コネクタの接続解除を行うように前記駆動ユニットを制御する。
【0007】
本構成によれば、給電補助システムが車両及び給電ユニットから充電状態に関する情報を取得できない場合であっても、電圧センサにより検出される供給電圧値と電流センサにより検出される供給電流値とに基づいて二次電池の充電状態を判定することできる。また、二次電池の充電状態を判定し、適切に駆動ユニットを制御してコネクタの接続解除を行うことができるので、早期に次の車両への給電を開始可能な状態とすることができる。すなわち、車両及び給電ユニットから充電状態に関する情報を取得できない場合であっても、二次電池の充電状態を判定してコネクタの接続解除を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る給電補助システムを示す図
図1の補助コネクタを示す図
図1の制御ユニットによる制御の一例を示したフローチャートを示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、本実施形態に係る給電補助システム10について、図面を参照して説明する。図1は、給電補助システム10の概略図である。給電補助システム10は、車両用給電装置20に付加されている。給電補助システム10が付加される車両用給電装置20は、例えば、充電ステーションや、高速道路のパーキングエリア、サービスエリア、道の駅、ショッピングモール、商業施設、企業等の駐車場等に設けられる。
【0010】
車両用給電装置20は、二次電池102及び受電ポート104を備えた車両100の受電ポート104に接続されるコネクタ21を備えている。また、車両用給電装置20は、コネクタ21に電力を供給する給電ユニット25と、給電ユニット25とコネクタ21とをつなぐ給電ケーブル22と、を備えている。本実施形態では、給電ユニット25は、受電ケーブル26により商用電源27と接続されている。給電ユニット25としては、例えば、急速充電器、発電機、大型の二次電池や大型の燃料電池等から車両100に電力を供給する供給装置、給電車両が挙げられる。二次電池102及び受電ポート104を備えた車両100としては、回転電機を駆動源とする電気自動車、大型の二次電池を備えた給電車両等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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