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公開番号2024056188
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022162915
出願日2022-10-11
発明の名称配線部材
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02G 15/04 20060101AFI20240416BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】防水栓をインサート部品とせずとも、モールド部と電線との隙間からの水の浸入を抑制できる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】配線部材10は、モールド部20と、前記モールド部20に覆われる第1区間と、前記第1区間に連なり前記モールド部20の外を延びる第2区間とを含む電線30と、前記モールド部20の外側に設けられて、前記モールド部20の外面における前記電線30との境界である環状境界線24を覆う防水栓40と、を備える。前記防水栓40は、前記環状境界線24よりも外周側で前記モールド部20の前記外面に止水可能に接する第1接触部41と、前記第2区間において前記電線30の外周部に止水可能に接する第2接触部42とを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
モールド部と、
前記モールド部に覆われる第1区間と、前記第1区間に連なり前記モールド部の外を延びる第2区間とを含む電線と、
前記モールド部の外側に設けられて、前記モールド部の外面における前記電線との境界である環状境界線を覆う防水栓と、
を備え、
前記防水栓は、前記環状境界線よりも外周側で前記モールド部の前記外面に止水可能に接する第1接触部と、前記第2区間において前記電線の外周部に止水可能に接する第2接触部とを含む、配線部材。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配線部材であって、
前記第1接触部と前記外面とは、前記電線の延在方向に沿って並んでいる、配線部材。
【請求項3】
請求項2に記載の配線部材であって、
前記モールド部及び前記電線に対する前記防水栓の接触状態を維持するリテーナをさらに備え、
前記リテーナは、前記モールド部への固定部と、前記防水栓を保持する保持部とを含み、
前記第1接触部は、前記リテーナによって前記延在方向に沿って前記モールド部に押し付けられる、配線部材。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の配線部材であって、
前記電線が複数設けられ、
板状に形成された前記防水栓に複数の貫通孔が形成され、
前記複数の貫通孔のそれぞれを前記電線が貫通しており、
前記複数の貫通孔それぞれの内周面が前記第2接触部とされる、配線部材。
【請求項5】
請求項1に記載の配線部材であって、
前記モールド部は、本体部と、前記本体部から前記電線の延在方向に突出して前記電線の外周部を覆う筒状部とを含み、
前記第1接触部は、前記筒状部の外周部に接する、配線部材。
【請求項6】
請求項5に記載の配線部材であって、
前記モールド部及び前記電線に対する前記防水栓の接触状態を維持するリテーナをさらに備え、
前記リテーナは、前記モールド部への固定部と、前記防水栓を保持する保持部とを含み、
前記防水栓は、前記保持部に収容されている、配線部材。
【請求項7】
請求項6に記載の配線部材であって、
前記筒状部の基端部に係止受部が設けられ、
前記固定部は、前記保持部から前記延在方向に沿って前記本体部に向けて延在する突出片と、前記突出片に設けられて前記係止受部に係止する係止部とを有する、配線部材。
【請求項8】
請求項3又は請求項6に記載の配線部材であって、
前記電線の前記第1区間における端部に端子が設けられ、
前記電線の前記第2区間にシースが設けられ、
前記モールド部は、前記端子を保持するコネクタハウジングとされる部分を含み、
前記シースの端部は、前記防水栓及び前記リテーナと前記延在方向に沿って離れている、配線部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配線部材に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電線と、前記電線の外周を被覆するシースと、を有するケーブルの止水構造を開示している。当該ケーブルの止水構造は、前記シースから露出した前記電線の外周に配置された防水栓と、前記電線が挿通されると共に前記防水栓を収容する挿通孔が形成された樹脂部材と、前記シースの一部と前記樹脂部材の少なくとも一部とを覆う樹脂からなるモールド成形体と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-25416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のケーブルの止水構造では、モールド成形体の成形時に、ケーブルと共に防水栓及び樹脂部材もインサート部品とする必要があった。
【0005】
そこで、防水栓をインサート部品とせずとも、モールド部と電線との隙間からの水の浸入を抑制できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の配線部材は、モールド部と、前記モールド部に覆われる第1区間と、前記第1区間に連なり前記モールド部の外を延びる第2区間とを含む電線と、前記モールド部の外側に設けられて、前記モールド部の外面における前記電線との境界である環状境界線を覆う防水栓と、を備え、前記防水栓は、前記環状境界線よりも外周側で前記モールド部の前記外面に止水可能に接する第1接触部と、前記第2区間において前記電線の外周部に止水可能に接する第2接触部とを含む、配線部材である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、防水栓をインサート部品とせずとも、モールド部と電線との隙間からの水の浸入を抑制できる技術を提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態1にかかる配線部材を示す平面図である。
図2は図1のII-II線に沿った断面図である。
図3は配線部材を示す分解斜視図である。
図4は実施形態2にかかる配線部材を示す平面図である。
図5は図4のV-V線に沿った断面図である。
図6は配線部材を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の配線部材は、次の通りである。
(【0011】以降は省略されています)

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