TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024050183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156873
出願日2022-09-29
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 15/013 20060101AFI20240403BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】組み付け性を向上可能としたワイヤハーネスを提供すること。
【解決手段】ワイヤハーネス11は、複数の電線部材としての2つの電線21及び1つの信号線部材31と、ゴムまたはエラストマよりなり、2つの電線21及び1つの信号線部材31を挿入可能な単一の挿入孔45を有するグロメット41と、2つの電線21及び1つの信号線部材31と挿入孔45の内周面との間の隙間を埋めるスペーサ51とを備える。スペーサ51は、2つの電線21及び1つの信号線部材31が挿入孔45に挿入されている状態において、挿入孔45に挿入可能に構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電線部材と、
ゴムまたはエラストマよりなり、前記複数の電線部材を挿入可能な単一の挿入孔を有するグロメットと、
前記複数の電線部材と前記挿入孔の内周面との間の隙間を埋めるスペーサと、
を備えたワイヤハーネスであって、
前記スペーサは、前記複数の電線部材が前記挿入孔に挿入されている状態において、前記挿入孔に挿入可能に構成されている、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記複数の電線部材は、2つの電線と、1つの信号線部材とを含み、
前記信号線部材は、複数の信号線と、前記複数の信号線同士の間を埋めつつ前記複数の信号線の外周全体を覆う止水部材とを有する、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記止水部材の外径は、前記電線の外径よりも小さく、
前記止水部材は、前記2つの電線の間に配置され、
前記スペーサは、前記止水部材を挟む一対のスペーサ分割体によって構成されている、
請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記挿入孔は、前記電線の外周面の一部と接触する挿入孔接触部を有し、
前記スペーサ分割体は、前記電線の外周面の一部と接触するスペーサ接触部を有し、
前記挿入孔接触部と前記スペーサ接触部とが前記電線の外周面の全周と接触する、
請求項3に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記スペーサは、前記グロメットよりも硬い、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記スペーサは、ゴムまたはエラストマよりなる、
請求項1に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワイヤハーネスとしては、複数の電線部材と、ゴムまたはエラストマよりなるグロメットとを備えたものがある。グロメットは、例えば、複数の電線部材のそれぞれを挿入可能な複数の挿入孔を有する。複数の挿入孔のそれぞれの内周面は、複数の電線部材のそれぞれの外周面と圧接するように設定されている。これにより、挿入孔を介した液体の通過が阻止される。
【0003】
また、ワイヤハーネスとしては、複数の電線部材と、ゴムまたはエラストマよりなるグロメットと、スペーサとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このグロメットは、複数の電線部材を挿入可能な単一の挿入孔を有する。スペーサは、挿入孔に嵌め込まれるホルダと、ホルダの内側に保持されるゴム栓とを有する。ゴム栓は、複数の電線部材のそれぞれを挿入可能な複数の挿入孔を有する。複数の挿入孔のそれぞれの内周面は、複数の電線部材のそれぞれの外周面と圧接するように設定されている。スペーサは、複数の電線に固定された状態でグロメットに組み付けられる。これにより、グロメットの挿入孔及びゴム栓の挿入孔を介した液体の通過が阻止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-213976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のようなワイヤハーネスでは、複数の電線部材のそれぞれをグロメットまたはゴム栓における複数の挿入孔のそれぞれに挿入する必要があるため、組み付け性が悪かった。例えば、グロメットの挿入孔を治具等によって広げた状態で挿入孔に電線部材を挿入する必要があった。また、例えば、スペーサをグロメットに組み付ける前にゴム栓の挿入孔に電線部材を圧入によって挿入しておく必要があった。そして、それらの作業は電線部材の数だけ必要である。
【0006】
本開示の目的は、組み付け性を向上可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のワイヤハーネスは、複数の電線部材と、ゴムまたはエラストマよりなり、前記複数の電線部材を挿入可能な単一の挿入孔を有するグロメットと、前記複数の電線部材と前記挿入孔の内周面との間の隙間を埋めるスペーサと、を備えたワイヤハーネスであって、前記スペーサは、前記複数の電線部材が前記挿入孔に挿入されている状態において、前記挿入孔に挿入可能に構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示のワイヤハーネスによれば、組み付け性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部斜視図である。
図2は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部分解斜視図である。
図3は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部断面図である。
図4は、一実施形態における止水部材を説明するための斜視図である。
図5は、別例におけるワイヤハーネスの一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]複数の電線部材と、ゴムまたはエラストマよりなり、前記複数の電線部材を挿入可能な単一の挿入孔を有するグロメットと、前記複数の電線部材と前記挿入孔の内周面との間の隙間を埋めるスペーサと、を備えたワイヤハーネスであって、前記スペーサは、前記複数の電線部材が前記挿入孔に挿入されている状態において、前記挿入孔に挿入可能に構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友電装株式会社
配線部材
7日前
住友電装株式会社
レバー式コネクタ
6日前
住友電装株式会社
扁平ワイヤーハーネスの取付構造
5日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
5日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
5日前
個人
2軸モーター
4日前
ニデック株式会社
モータ
19日前
個人
バッテリーの補助装置
12日前
ヨツギ株式会社
鳥害防止具
20日前
個人
磁力のみを動力とするモーター
13日前
株式会社プロテリアル
リニアモータ
20日前
株式会社ターネラ
発電蓄電装置
25日前
豊田合成株式会社
送電装置
22日前
株式会社アイドゥス企画
モータシリンダ
19日前
日産自動車株式会社
発電装置
12日前
ブラザー工業株式会社
制御装置
19日前
個人
非対称鏡像力駆動型の静電発電機
今日
富士電機株式会社
電力変換装置
今日
オムロン株式会社
電力変換装置
5日前
株式会社ミツバ
制動装置
5日前
株式会社ミツバ
回転電機
12日前
株式会社ミツバ
回転電機
12日前
ヴィガラクス株式会社
電気供給システム
6日前
矢崎総業株式会社
電源装置
21日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
20日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
5日前
ニチコン株式会社
電源装置
12日前
個人
超電導ロータリー式発電原動機
5日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
6日前
株式会社アイシン
熱電発電装置
20日前
株式会社デンソー
電力変換装置
6日前
株式会社日立製作所
電気機器
12日前
株式会社デンソー
電力変換装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
6日前
大阪瓦斯株式会社
電力調達装置
19日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造方法
13日前
続きを見る