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公開番号2024057699
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164521
出願日2022-10-13
発明の名称扁平ワイヤーハーネスの取付構造
出願人住友電装株式会社,株式会社豊田自動織機,トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02G 3/30 20060101AFI20240418BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】扁平ワイヤーハーネスの取付け作業を簡易にできる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】扁平ワイヤーハーネスの取付構造は、取付対象部材と、前記取付対象部材の外面に沿って配置された扁平ワイヤーハーネスと、前記扁平ワイヤーハーネスを前記取付対象部材に取付ける取付部と、を備える。前記扁平ワイヤーハーネスにおいて、ベース材のうち複数の線状伝送部材が配置されていない部分に貫通孔が形成されている。前記取付部は、前記貫通孔を貫通する棒状部と、前記棒状部の第1端部に設けられて前記棒状部を前記取付対象部材に固定する固定部と、前記棒状部の第2端部に設けられて前記棒状部が前記貫通孔から抜けることを抑制する抜止部とを含む。前記抜止部の外寸D1は前記貫通孔の寸法D2よりも大きく、前記貫通孔の前記寸法D2は前記棒状部の太さD3以上である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
取付対象部材と、
前記取付対象部材の外面に沿って配置された扁平ワイヤーハーネスと、
前記扁平ワイヤーハーネスを前記取付対象部材に取付ける取付部と、
を備え、
前記扁平ワイヤーハーネスは、複数の線状伝送部材と、前記複数の線状伝送部材を扁平に並んだ状態に保持するベース材とを含み、
前記ベース材のうち前記複数の線状伝送部材が配置されていない部分に貫通孔が形成され、
前記取付部は、前記貫通孔を貫通する棒状部と、前記棒状部の第1端部に設けられて前記棒状部を前記取付対象部材に固定する固定部と、前記棒状部の第2端部に設けられて前記棒状部が前記貫通孔から抜けることを抑制する抜止部とを含み、
前記抜止部の外寸は前記貫通孔の寸法よりも大きく、前記貫通孔の前記寸法は前記棒状部の太さ以上である、扁平ワイヤーハーネスの取付構造。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の扁平ワイヤーハーネスの取付構造であって、
前記固定部は、前記取付対象部材と前記棒状部とを一体的に固定している、扁平ワイヤーハーネスの取付構造。
【請求項3】
請求項2に記載の扁平ワイヤーハーネスの取付構造であって、
前記棒状部は、スタッドボルトであり、
前記抜止部は、前記スタッドボルトに締結される締結部材であり、
前記締結部材の外寸が前記貫通孔の前記寸法よりも大きい、扁平ワイヤーハーネスの取付構造。
【請求項4】
請求項3に記載の扁平ワイヤーハーネスの取付構造であって、
前記スタッドボルトの外周部に係止凹部が形成され、
前記締結部材は、前記スタッドボルトに被せられるキャップ本体と、前記キャップ本体の外周部から外側に張り出すフランジと、前記キャップ本体の内周部に形成されて前記スタッドボルトの前記係止凹部の周縁に係止する弾性係止片とを含み、
前記フランジの外寸が前記貫通孔の前記寸法よりも大きい、扁平ワイヤーハーネスの取付構造。
【請求項5】
請求項2に記載の扁平ワイヤーハーネスの取付構造であって、
前記棒状部及び前記抜止部として、一続きに連続するピンが設けられている、扁平ワイヤーハーネスの取付構造。
【請求項6】
請求項5に記載の扁平ワイヤーハーネスの取付構造であって、
前記ピンは、曲げ変形困難な剛性を有し、
前記棒状部は、前記取付対象部材の前記外面から外向きに第1方向に沿って延び、
前記抜止部は、前記棒状部の前記第2端部から前記第1方向と異なる第2方向に沿って延びる、扁平ワイヤーハーネスの取付構造。
【請求項7】
請求項5に記載の扁平ワイヤーハーネスの取付構造であって、
前記ピンは、曲げ変形可能かつ曲げ変形された状態を維持可能な剛性を有し、一部が前記貫通孔の外側に位置するように曲げ変形されている、扁平ワイヤーハーネスの取付構造。
【請求項8】
請求項1に記載の扁平ワイヤーハーネスの取付構造であって、
前記固定部は、前記取付対象部材に形成された挿通孔を有し、
前記棒状部が前記挿通孔に通されており、
前記貫通孔の前記寸法は前記挿通孔の寸法よりも大きい、扁平ワイヤーハーネスの取付構造。
【請求項9】
請求項8に記載の扁平ワイヤーハーネスの取付構造であって、
軸部及び頭部を含むボルトと、前記ボルトに締結される締結部材とが設けられ、
前記軸部が、前記棒状部とされ、
前記頭部が、前記固定部及び前記抜止部のいずれか一方とされ、
前記締結部材が、前記固定部及び前記抜止部のいずれか他方とされる、扁平ワイヤーハーネスの取付構造。
【請求項10】
請求項8に記載の扁平ワイヤーハーネスの取付構造であって、
テール及び頭を有する割ピンが設けられ、
前記テールが、前記棒状部とされる部分と、前記固定部及び前記抜止部のいずれか一方とされる部分とを有し、
前記頭が、前記固定部及び前記抜止部のいずれか他方とされている、扁平ワイヤーハーネスの取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、扁平ワイヤーハーネスの取付構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は扁平配線部材を車両に固定する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-145175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
扁平ワイヤーハーネスは、厚み寸法と比べて大きい幅寸法を有するため、取付対象部材への扁平ワイヤーハーネスの取付け作業時に、作業者の視界が扁平ワイヤーハーネスによって遮られやすい。扁平ワイヤーハーネスの取付け作業が簡易となることが望まれる。
【0005】
そこで、扁平ワイヤーハーネスの取付け作業を簡易にできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の扁平ワイヤーハーネスの取付構造は、取付対象部材と、前記取付対象部材の外面に沿って配置された扁平ワイヤーハーネスと、前記扁平ワイヤーハーネスを前記取付対象部材に取付ける取付部と、を備え、前記扁平ワイヤーハーネスは、複数の線状伝送部材と、前記複数の線状伝送部材を扁平に並んだ状態に保持するベース材とを含み、前記ベース材のうち前記複数の線状伝送部材が配置されていない部分に貫通孔が形成され、前記取付部は、前記貫通孔を貫通する棒状部と、前記棒状部の第1端部に設けられて前記棒状部を前記取付対象部材に固定する固定部と、前記棒状部の第2端部に設けられて前記棒状部が前記貫通孔から抜けることを抑制する抜止部とを含み、前記抜止部の外寸は前記貫通孔の寸法よりも大きく、前記貫通孔の前記寸法は前記棒状部の太さ以上である、扁平ワイヤーハーネスの取付構造である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、扁平ワイヤーハーネスの取付け作業を簡易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態1にかかる扁平ワイヤーハーネスの取付構造を示す斜視図である。
図2は扁平ワイヤーハーネスの取付構造を示す平面図である。
図3は図2のIII-III線に沿った断面図である。
図4は扁平ワイヤーハーネスの取付構造を示す分解断面図である。
図5は扁平ワイヤーハーネスを取付ける様子を示す説明図である。
図6は実施形態2にかかる扁平ワイヤーハーネスの取付構造を示す正面図である。
図7は扁平ワイヤーハーネスを取付ける様子を示す説明図である。
図8は実施形態2にかかる扁平ワイヤーハーネスの取付構造の変形例を示す正面図である。
図9は扁平ワイヤーハーネスを取付ける様子を示す説明図である。
図10は扁平ワイヤーハーネスを取付ける様子を示す説明図である。
図11は実施形態3にかかる扁平ワイヤーハーネスの取付構造を示す正面図である。
図12は扁平ワイヤーハーネスを取付ける様子を示す説明図である。
図13は実施形態4にかかる扁平ワイヤーハーネスの取付構造を示す正面図である。
図14は扁平ワイヤーハーネスを取付ける様子を示す説明図である。
図15は扁平ワイヤーハーネスを取付ける様子を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の扁平ワイヤーハーネスの取付構造は、次の通りである。
(【0011】以降は省略されています)

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