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公開番号2024111465
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023015985
出願日2023-02-06
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20240809BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】構成の簡素化を可能としたワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、電線11と、電線11が内部に通されるパイプ12とを備える。パイプ12は、パイプ12の長さ方向の一端である第1開口端21と、第1開口端21とは反対側の第2開口端22とを有している。第2開口端22は、重力方向Gにおいて第1開口端21よりも下側に位置している。そして、パイプ12は、第2開口端22から第1開口端21にわたるまでの間における最小勾配が0°以上となるように設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線と、前記電線が内部に通されるパイプと、を備えるワイヤハーネスであって、
前記パイプは、前記パイプの長さ方向の一端である第1開口端と、前記第1開口端とは反対側の第2開口端と、を有し、
前記第2開口端は、重力方向において前記第1開口端よりも下側に位置しており、
前記パイプは、前記第2開口端から前記第1開口端にわたるまでの間における最小勾配が0°以上となるように設けられる、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記第2開口端から前記パイプの外部に引き出された前記電線の引き出し部を覆うプロテクタをさらに備える、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
車体パネルに設けられた電線貫通孔をシールするグロメットをさらに備え、
前記電線の前記引き出し部は、前記グロメットおよび前記電線貫通孔を貫通している、
請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記第2開口端は、前記プロテクタの内部に位置しており、
前記プロテクタは、前記第2開口端から前記プロテクタの内部に流出した水を前記プロテクタの外部に排水するための排水口を有している、
請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記排水口は、重力方向において前記第2開口端よりも下側に位置している、
請求項4に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
水平方向に沿った方向における前記排水口の大きさが、前記第2開口端の内径よりも大きい、
請求項4に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記第2開口端の軸線に沿った方向から見て、前記第2開口端と前記排水口とが重なっている、
請求項4に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記パイプの内径は、前記パイプの全長にわたって一様である、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項9】
前記ワイヤハーネスが車両に組み付けられた状態において、
前記パイプの前記第1開口端は、前記車両のエンジンルーム内に位置し、
前記パイプの前記第2開口端は、前記車両の床下領域に位置している、
請求項1に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載されたワイヤハーネスは、電線が内部に通されるパイプを備える。パイプは、全体として長尺の円筒状をなす。パイプは、例えば金属材料にて形成されている。パイプは、例えば、飛翔物や水滴から電線部材を保護する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-125335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなワイヤハーネスでは、パイプの端部から浸入した水がパイプ内部に溜まることを防止すべく、パイプの端部を塞ぐシール部材を設ける必要があった。
本開示の目的は、構成の簡素化を可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のワイヤハーネスは、電線と、前記電線が内部に通されるパイプと、を備えるワイヤハーネスであって、前記パイプは、前記パイプの長さ方向の一端である第1開口端と、前記第1開口端とは反対側の第2開口端と、を有し、前記第2開口端は、重力方向において前記第1開口端よりも下側に位置しており、前記パイプは、前記第2開口端から前記第1開口端にわたるまでの間における最小勾配が0°以上となるように設けられる。
【発明の効果】
【0006】
本開示のワイヤハーネスによれば、構成の簡素化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。
図2は、同形態のワイヤハーネスの一部を拡大して示す部分断面図である。
図3は、同形態のワイヤハーネスにおけるプロテクタの一部を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]電線と、前記電線が内部に通されるパイプと、を備えるワイヤハーネスであって、前記パイプは、前記パイプの長さ方向の一端である第1開口端と、前記第1開口端とは反対側の第2開口端と、を有し、前記第2開口端は、重力方向において前記第1開口端よりも下側に位置しており、前記パイプは、前記第2開口端から前記第1開口端にわたるまでの間における最小勾配が0°以上となるように設けられる。
【0009】
この構成によれば、パイプの全長にわたって、重力方向の下方に窪む区間が存在しない構成となる。すなわち、パイプは、第1開口端から第2開口端にかけて上方に傾斜する部位を有しない。このため、第1開口端からパイプの内部に水が浸入したとしても、その水を第2開口端からパイプの外部に排水することが可能となる。したがって、パイプの第1開口端および第2開口端からの水の浸入を防止するための構成が不要となり、その結果、構成の簡素化が可能となる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記ワイヤハーネスは、前記第2開口端から前記パイプの外部に引き出された前記電線の引き出し部を覆うプロテクタをさらに備えていてもよい。
この構成によれば、第2開口端からパイプの外部に引き出された電線の引き出し部を、プロテクタによって保護することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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