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公開番号2024058050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165167
出願日2022-10-14
発明の名称グロメット
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/22 20060101AFI20240418BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】簡単な構成により、ワイヤハーネスをグロメット本体に挿通する際に、グロメット本体やワイヤハーネスを傷つけることを未然に防止できるようにする。
【解決手段】一体成形によりガイド体6をグロメット本体2の長尺方向に沿って内在するように形成し、ガイド体6の固定部8に挿通前のワイヤハーネスを固定し、ガイド体6をグロメット本体2の内側に接合する両接合部7a,7bを切断してガイド体6をグロメット本体2から外部に引き抜く。これにより、ワイヤハーネスのグロメット本体2内への挿通をガイドすることができ、グロメット本体2と同じ材質のガイド体6を引き抜いてワイヤハーネスをグロメット本体2内に挿通する際に、ガイド体6がグロメット本体2の内側を傷つけるのを防止できる。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
管状のグロメット本体を有し、前記グロメット本体の両端の開口部が車体及びドアの接続口にそれぞれ接続され、前記車体側から前記ドア側にわたり配索されるワイヤハーネスが前記グロメット本体内に挿通されるグロメットであって、
前記グロメット本体と一体成形により形成され前記グロメット本体の長尺方向に沿って内在されたガイド体を備え、
前記ガイド体は、
少なとも1カ所において前記グロメット本体の内側に接合される接合部と、一端側に形成され挿通前の前記ワイヤハーネスが固定される固定部とを有し、
前記接合部が切断され他端側が前記グロメット本体の内部から外部に引き抜かれることにより、前記ワイヤハーネスの前記グロメット本体内への挿通をガイドすることを特徴とするグロメット。
続きを表示(約 81 文字)【請求項2】
前記ガイド体の前記固定部は、該固定部以外の前記ガイド体の厚みよりも小さく形成されていることを特著とする請求項1に記載のグロメット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体側からドア側にわたり配索されるワイヤハーネスが管状のグロメット本体内に挿通されるグロメットに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、車両に配索するワイヤハーネスやケーブル等のうち、車体側からドア側にわたり配索されるものについてはグロメットに当該ワイヤハーネス等を挿通し、グロメットの両端を車体及びドアに接続することでワイヤハーネス等の配索が行われる(特許文献1参照)。
【0003】
ところで、グロメットにワイヤハーネスやケーブル等を挿通するには、従来、先端にフックや穴などの固定部が設けられた金属棒等の治具を用い、治具を予めグロメット内に挿通して先端の固定部をグロメット外部に露出させ、露出した固定部にワイヤハーネス等の端部を引っ掛けるなどして固定した状態で治具をグロメットの固定部と反対側に引き抜くことにより、ワイヤハーネス等をグロメット内に挿通する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-86520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来のグロメットは、通常エチレンプロピレンゴム(EPDM)等の弾性を有する材料を成形することにより形成されることから、剛性がなく変形し易いものの、金属製等の硬い治具を引き抜く際に治具によりグロメットが内側から傷つくことがあり、グロメットの傷部分から雨水等が車体やドア内部に侵入するおそれがある。
【0006】
また、既にグロメットにワイヤハーネスやケーブル等が挿通されている状態で、後付け機器の新たなケーブル等を同じグロメットに挿通する際にも、上記した金属棒等の治具が使用されるため、治具の引き抜きの際に既に挿通されているワイヤハーネス等を損傷することがあり、既に挿通されているワイヤハーネスの導通不良や短絡等の不具合の発生を招くおそれもある。
【0007】
また、グロメットの形状として、直線的な管状のものに限らず、配置部位によってはU字状に湾曲した管状のものもあり、治具を使ってワイヤハーネス等を挿通する場合には、既存の金属棒等の治具ではなく、U字状のグロメットを傷つけにくくかつワイヤハーネスを挿通し易い特殊な構造の治具を準備する必要がある。
【0008】
本発明は、簡単な構成により、ワイヤハーネスをグロメット本体に挿通する際に、グロメット本体やワイヤハーネスを傷つけることを未然に防止できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した目的を達成するために、本発明のグロメットは、管状のグロメット本体を有し、前記グロメット本体の両端の開口部が車体及びドアの接続口にそれぞれ接続され、前記車体側から前記ドア側にわたり配索されるワイヤハーネスが前記グロメット本体内に挿通されるグロメットであって、前記グロメット本体と一体成形により形成され前記グロメット本体の長尺方向に沿って内在されたガイド体を備え、前記ガイド体は、少なとも1カ所において前記グロメット本体の内側に接合される接合部と、一端側に形成され挿通前の前記ワイヤハーネスが固定される固定部とを有し、前記接合部が切断され他端側が前記グロメット本体の内部から外部に引き抜かれることにより、前記ワイヤハーネスの前記グロメット本体内への挿通をガイドすることを特徴としている。
【0010】
この構成によれば、一体成形によりガイド体をグロメット本体の長尺方向に沿って内在するように形成し、ガイド体の一端側に形成された固定部に挿通前のワイヤハーネスの端部を固定し、ガイド体をグロメット本体の内側に接合する接合部を切断してガイド体をグロメット本体の他端側から外部に引き抜くことにより、ワイヤハーネスのグロメット本体内への挿通がガイドされるため、グロメット本体と同じ材質のガイド体を引き抜いてワイヤハーネスをグロメット本体内に挿通する際に、ガイド体がグロメット本体の内側を傷つけることがなく、従来の治具を使ってワイヤハーネスをグロメット本体に挿通する場合のように、グロメット本体の損傷を防止することができ、作業性の向上を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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