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公開番号2024047048
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152460
出願日2022-09-26
発明の名称ケーブル挿通具
出願人因幡電機産業株式会社
代理人個人
主分類H02G 3/22 20060101AFI20240329BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】開閉式窓部の内側への雨水等の侵入を防止するために、部品点数の増大やコストアップを招くことなく、作業の簡素化を図り、使い勝手の良いものとする。
【解決手段】開閉式窓部の内側と外側との間で給電用ケーブル3を挿通させるケーブル挿通具において、開閉式窓部における窓部の一部を開放させて形成される窓開口を遮蔽するように取付自在な本体部2が備えられ、その本体部2は、窓枠部と窓部とで挟み込む状態で取り付けられ、本体部2には、給電用ケーブル3を挿通させるケーブル挿通部21と、本体部2の外周側からケーブル挿通部21までを繋ぎ、本体部2の外周側からケーブル挿通部21への給電用ケーブル3の挿入移動を可能とする切れ込み部22と、窓枠部と窓部とによる挟み込みにて圧縮力を受けて弾性変形することで、給電用ケーブル3が挿通されたケーブル挿通部21及び切れ込み部22を閉塞する閉塞部31とが備えられている。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
開閉式窓部の内側と外側との間で給電用ケーブルを挿通させるケーブル挿通具において、
前記開閉式窓部における窓部の一部を開放させて形成される窓開口を遮蔽するように取付自在な本体部が備えられ、
その本体部は、開閉式窓部における窓枠部と窓部とで挟み込む状態で取り付けられ、
前記本体部には、
前記給電用ケーブルを挿通させるケーブル挿通部と、
前記本体部の外周側からケーブル挿通部までを繋ぎ、本体部の外周側からケーブル挿通部への給電用ケーブルの挿入移動を可能とする切れ込み部と、
前記窓枠部と前記窓部とによる挟み込みにて圧縮力を受けて弾性変形することで、給電用ケーブルが挿通されたケーブル挿通部及び切れ込み部を閉塞する閉塞部とが備えられているケーブル挿通具。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記本体部は、ケーブル挿通部及び切れ込み部の周囲を囲む状態で配設されて弾性変形自在な弾性変形部と、ケーブル挿通部及び切れ込み部の周囲を除く範囲に配設されて弾性変形部よりも固い材質の芯材部とが備えられ、
その芯材部には、窓枠部に係合自在な窓枠係合部が備えられ、
前記閉塞部は、芯材部及び弾性変形部を有しており、窓枠部と窓部との挟み込みによる圧縮力を芯材部に作用させ、その圧縮力を弾性変形部に伝達させて弾性変形部を弾性変形させて、給電用ケーブルが挿通されたケーブル挿通部及び切れ込み部を閉塞している請求項1に記載のケーブル挿通具。
【請求項3】
前記芯材部は、窓枠部と窓部とで挟み込む挟み込み方向に延びる形状に形成され、
前記窓枠係合部として、芯材部において窓部と対向する位置に配設された第1窓枠係合部に加えて、芯材部において挟み込み方向に対して直交する方向の一方側に配設された第2窓枠係合部と、芯材部において挟み込み方向に対して直交する方向の他方側に配設された第3窓枠係合部とが備えられている請求項2に記載のケーブル挿通具。
【請求項4】
前記芯材部は、窓枠部と窓部とで挟み込む挟み込み方向に延びる第1芯材部位と、その第1芯材部位において挟み込み方向に直交する方向の一端部から傾斜する方向に延びる第2芯材部位と、その第1芯材部位において挟み込み方向に直交する方向の他端部から傾斜する方向に延びる第3芯材部位とが備えられ、
前記窓枠係合部として、第1芯材部位において窓部と対向する位置に配設された第4窓枠係合部と、第2芯材部位の外周部に配設された第5窓枠係合部と、第3芯材部位の外周部に配設された第6窓枠係合部とが備えられている請求項2に記載のケーブル挿通具。
【請求項5】
前記ケーブル挿通部は、窓枠部と窓部とで挟み込む挟み込み方向に長尺な楕円形状に形成され、
前記切れ込み部は、窓枠部と窓部とで挟み込む挟み込み方向に対して左右方向の一方側に傾斜する第1傾斜部と、その第1傾斜部の端部から挟み込み方向に対して左右方向の他方側に傾斜する第2傾斜部とを有する傾斜形状に形成されている請求項1~4の何れか1項に記載のケーブル挿通具。
【請求項6】
前記ケーブル挿通部の内壁部には、その内方側に突出する凸部と、その外方側に凹入する凹部とが備えられ、
前記凸部と前記凹部とが、ケーブル挿通部の挿通方向において、交互に複数並ぶ状態で配設されている請求項1~4の何れか1項に記載のケーブル挿通具。
【請求項7】
前記給電用ケーブルの外周部を覆う状態で給電用ケーブルに外嵌自在で、且つ、給電用ケーブルに外嵌させた状態でケーブル挿通部に挿通自在な覆い部材が備えられ、
その覆い部材の内壁部には、その内方側に突出する内壁凸部と、その外方側に凹入する内壁凹部とが備えられ、
前記内壁凸部と前記内壁凹部とが、ケーブル挿通部の挿通方向において、交互に複数並ぶ状態で配設され、
前記覆い部材の外壁部には、その外方側に突出する外壁凸部と、その内方側に凹入する外壁凹部とが備えられ、
前記外壁凸部と前記外壁凹部とが、ケーブル挿通部の挿通方向において、交互に複数並ぶ状態で配設されている請求項1~4の何れか1項に記載のケーブル挿通具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉式窓部の内側と外側との間で給電用ケーブルを挿通させるケーブル挿通具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
上記のようなケーブル挿通具は、例えば、自動車の開閉式窓部において内側と外側との間で給電用ケーブルを挿通させることで、車内のコンセントと車外の電力機器とを給電用ケーブルにて接続し、車外において各種の電力機器を使用可能としている。自動車に限らず、例えば、住宅等の開閉式窓部においても内側と外側との間で給電用ケーブルを挿通させることで、屋外やベランダにて各種の電力機器を使用することもできる。
【0003】
従来のケーブル挿通具では、開閉式窓部の窓ガラスの一部を開放させて窓開口を形成し、その窓開口を遮蔽するように取付自在な遮蔽部材が備えられ、その遮蔽部材には、遮蔽部材を貫通させる状態で給電用ケーブルを配設させるケーブル挿通部が備えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ケーブル挿通部は、給電用ケーブルを挿通させるので、通常、給電用ケーブルの外径よりもひと回り大径のものとなる。そのために、給電用ケーブルの外周部とケーブル挿通部の内周部との間に隙間が形成されることになり、この隙間を通して雨水等が開閉式窓部の外側から内側に侵入する可能性がある。
【0005】
そこで、特許文献1に記載のケーブル挿通具では、給電用ケーブルの外周部に液密に外嵌させる挿通孔部を有するグロメットが備えられ、給電用ケーブルが挿通されたグロメットをケーブル挿通部に液密に装着することで、開閉式窓部の内側への雨水等の侵入を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-128113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載のケーブル挿通具では、開閉式窓部の内側への雨水等の侵入を防止するために、グロメットをあらたに備えなければならず、部品点数の増大やコストアップを招くことになる。しかも、ケーブル挿通部に給電用ケーブルを挿通させるに当たり、グロメットの挿通孔部に対して給電用ケーブルを液密に挿通させる挿通作業だけでなく、ケーブル挿通部に対してグロメットを液密に装着させる装着作業を行わなければならず、手間のかかる作業が必要となり、使い勝手の悪いものとなっている。
【0008】
また、特許文献1に記載のケーブル挿通具では、窓開口を形成する窓ガラスや窓枠部に係止する係止部材が備えられ、その係止部材を遮蔽部材にネジ止めすることで、窓開口を遮蔽するように遮蔽部材を取り付けている。そのために、窓ガラスや窓枠部に対して係止部材を係止させる係止作業だけでなく、係止部材を遮蔽部材にネジ止めするネジ止め作業も行わなければならず、この点でも、手間のかかる作業が必要となり、使い勝手の悪いものとなっている。
【0009】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、開閉式窓部の内側への雨水等の侵入を防止するために、部品点数の増大やコストアップを招くことなく、作業の簡素化を図り、使い勝手の良いケーブル挿通具を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1特徴構成は、開閉式窓部の内側と外側との間で給電用ケーブルを挿通させるケーブル挿通具において、
前記開閉式窓部における窓部の一部を開放させて形成される窓開口を遮蔽するように取付自在な本体部が備えられ、
その本体部は、開閉式窓部における窓枠部と窓部とで挟み込む状態で取り付けられ、
前記本体部には、
前記給電用ケーブルを挿通させるケーブル挿通部と、
前記本体部の外周側からケーブル挿通部までを繋ぎ、本体部の外周側からケーブル挿通部への給電用ケーブルの挿入移動を可能とする切れ込み部と、
前記窓枠部と前記窓部とによる挟み込みにて圧縮力を受けて弾性変形することで、給電用ケーブルが挿通されたケーブル挿通部及び切れ込み部を閉塞する閉塞部とが備えられている点にある。
(【0011】以降は省略されています)

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