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公開番号2024110745
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015516
出願日2023-02-03
発明の名称給電設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類H02J 50/10 20160101AFI20240808BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】非接触で電力を給電する給電設備において、感熱線の設置の容易化を図りつつ、給電線及びその周辺の発熱を適切に検出し易い給電設備が望まれる。
【解決手段】移動体の移動経路に沿って配置されて移動体に対して非接触で電力を供給する給電線と、給電線と共に移動経路に沿って配置された感熱線3と、を備えた給電設備であって、給電線は、第1電線部と、第2電線部と、第1電線部及び第2電線部を接続するコネクタ8と、を備え、コネクタ8は、第1電線部と第2電線部とを電気的に接続する導電接続対9と、導電接続対9を覆うように絶縁材料で構成された絶縁カバー10と、を備え、絶縁カバー10は、給電線の延在方向に沿って延在する凹溝11を備え、凹溝11に、感熱線3が配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
移動体の移動経路に沿って配置されて前記移動体に対して非接触で電力を供給する給電線と、前記給電線と共に前記移動経路に沿って配置された感熱線と、を備えた給電設備であって、
前記給電線は、第1電線部と、第2電線部と、前記第1電線部及び前記第2電線部を接続するコネクタと、を備え、
前記コネクタは、前記第1電線部と前記第2電線部とを電気的に接続する導電接続対と、前記導電接続対を覆うように絶縁材料で構成された絶縁カバーと、を備え、
前記絶縁カバーは、前記給電線の延在方向に沿って延在する凹溝を備え、
前記凹溝に、前記感熱線が配置されている、給電設備。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記凹溝は、前記絶縁カバーにおける外周面に開口する開口部と、前記開口部よりも前記導電接続対に近い側に配置され、前記感熱線が収容される収容部と、を備え、
前記開口部の開口幅が、前記感熱線の直径よりも小さい、請求項1に記載の給電設備。
【請求項3】
前記絶縁カバーは、前記導電接続対が配置される配置空間を備え、
前記凹溝は、前記絶縁カバーにおける前記配置空間の側に開口する開口部と、前記開口部よりも前記導電接続対から遠い側に配置され、前記感熱線が収容される収容部と、を備え、
前記配置空間に前記導電接続対が配置された状態では、前記開口部が前記導電接続対により塞がれている、請求項1に記載の給電設備。
【請求項4】
前記導電接続対は、前記第1電線部の端部に取り付けられた第1接続部と、前記第2電線部の端部に取り付けられた第2接続部と、を備え、
前記絶縁カバーは、前記第1接続部を覆う第1カバー部と、前記第2接続部を覆う第2カバー部と、を備え、
前記凹溝は、前記第1カバー部に形成された第1凹溝部と、前記第2カバー部に形成された第2凹溝部と、を備え、
前記第1カバー部と前記第2カバー部とが互いに嵌合するように構成され、前記第1カバー部と前記第2カバー部とが嵌合した状態で、前記第1凹溝部と前記第2凹溝部とが、前記給電線の前記延在方向に沿って連続するように構成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の給電設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体の移動経路に沿って配置されて前記移動体に対して非接触で電力を供給する給電線と、前記給電線と共に前記移動経路に沿って配置された感熱線と、を備えた給電設備に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特開2002-178800号公報(特許文献1)には、給電設備に関する技術が開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。
【0003】
特許文献1の給電設備は、移動体(搬送機1)の搬送路に沿って配置され、移動体に対して非接触で電力を給電する給電線と、給電線を接続する端子台(27)と、を備えている。ここで、給電線は、所定の長さに切断され、その両端部に接続端子(25)が設けられた複数の電線部(モジュール化給電線24)により構成されている。そして、複数の電線部(モジュール化給電線24)が、端子台(27)により互いに接続されている。端子台(27)には、電線部の延在方向に沿って、溝部(28)が設けられている。そして、溝部(28)に接続端子(25)が嵌め込まれることにより、複数の電線部は、端子台(27)を介して互いに接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-178800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のような給電設備では、給電線に沿って、異常発熱等を検出するための感熱線が設けられる場合がある。このような感熱線により給電線やその周辺の異常発熱を適切に検知できるようにするためには、当該感熱線が電線部や端子台に接触した状態で配置されることが望ましい。そして、感熱線を端子台に接触させた状態で配置するために、例えば、結束バンドを用いて感熱線を端子台に縛り付けるという方法が考えられる。しかし、このような方法では、電線部と端子台とを接続する作業に加え、結束バンドを感熱線と端子台とに巻きつける作業を行う必要があり、作業者の作業負担が大きくなり易かった。また、結束バンドにより感熱線を端子台に縛り付けているだけであるため、感熱線と端子台との位置関係にばらつきが生じ易く、端子台やその周辺の発熱を適切に検出し難い場合があった。
【0006】
そこで、非接触で電力を給電する給電設備において、感熱線の設置の容易化を図りつつ、給電線及びその周辺の発熱を適切に検出し易い給電設備が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る給電設備は、移動体の移動経路に沿って配置されて前記移動体に対して非接触で電力を供給する給電線と、前記給電線と共に前記移動経路に沿って配置された感熱線と、を備えた給電設備であって、
前記給電線は、第1電線部と、第2電線部と、前記第1電線部及び前記第2電線部を接続するコネクタと、を備え、
前記コネクタは、前記第1電線部と前記第2電線部とを電気的に接続する導電接続対と、前記導電接続対を覆うように絶縁材料で構成された絶縁カバーと、を備え、
前記絶縁カバーは、前記給電線の延在方向に沿って延在する凹溝を備え、
前記凹溝に、前記感熱線が配置されている。
【0008】
本構成によれば、給電線の第1電線部と第2電線部とがコネクタにより接続される構成であり、コネクタが導電接続対を覆うように絶縁材料で構成された絶縁カバーを備えている。そのため、第1電線部と第2電線部とを接続する作業を容易に行うことができると共に、第1電線部と第2電線部との接続部分を絶縁材料で構成された絶縁カバーにより覆うことができる。従って、給電線の第1電線部と第2電線部との接続を、端子台等を介して行う構成に比べて、給電線の設置作業の簡略化を図り易いと共に、設置後における通電部分の外部への露出を少なくして安全性を高め易い。
また本構成によれば、絶縁カバーの凹溝が給電線の延在方向に沿って延在するように形成されているため、感熱線を凹溝の中に配置することで感熱線を給電線に沿って配置することができ、感熱線の設置作業を簡素化し易い。
更に、本構成によれば、絶縁カバーに設けられた凹溝に感熱線が配置されているため、絶縁カバーの外面に沿って感熱線を配置する場合に比べて、感熱線とコネクタとの位置関係のばらつきを少なくすることができると共に、感熱線をコネクタの導電接続対に近づけて配置し易い。従って、導電接続対の発熱を適切に検出し易い。
このように、本構成によれば、非接触で電力を給電する給電設備において、感熱線の設置の容易化を図りつつ、給電線及びその周辺の発熱を適切に検出し易い。
【0009】
給電設備のさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する例示的且つ非限定的な実施形態についての以下の記載から明確となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
給電設備を備えた物品搬送設備の全体平面図
移動体の正面図
コネクタの側面断面図
コネクタの正面断面図(図3におけるIV-IV断面図)
別実施形態のコネクタの側面断面図
別実施形態のコネクタの正面断面図(図5におけるVI-VI断面図)
別実施形態のコネクタの側面断面図
別実施形態のコネクタの正面断面図
別実施形態のコネクタの側面断面図
別実施形態のコネクタの側面断面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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