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公開番号2024179978
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099360
出願日2023-06-16
発明の名称自動倉庫
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B65G 1/00 20060101AFI20241219BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】スタッカクレーンを適切に収容できると共に、スタッカクレーンに対するメンテナンス作業を行い易いメンテナンス設備を備えた自動倉庫が望まれる。
【解決手段】収容棚と、スタッカクレーンと、メンテナンス設備と、を備えた自動倉庫であって、メンテナンス設備は、作業ステージ10を備え、作業ステージ10は、マスト貫通部14と、ステージ足場16と、ステージ足場を支持する支持フレーム8と、を備え、ステージ足場16は、支持フレーム8に固定された固定足場22と、可動足場24と、を備え、可動足場24は、マスト42の移動軌跡と干渉しない姿勢であって作業者の足場としては機能しない第1退避姿勢と、マスト42の移動軌跡と干渉するがメンテナンス位置7にあるスタッカクレーンのマスト42と干渉しない姿勢であって作業者の足場として機能する第1展開姿勢T2とに姿勢変更可能である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の物品を収容する収容棚と、前記物品を搬送するスタッカクレーンと、前記スタッカクレーンのメンテナンスを行うためのメンテナンス設備と、を備えた自動倉庫であって、
前記スタッカクレーンは、前記収容棚に沿って設定された走行経路に沿って走行する走行台車と、上下方向に沿うように前記走行台車に立設されたマストと、前記物品を保持及び移載する移載装置を支持していると共に前記マストに沿って昇降する昇降体と、を備え、
前記メンテナンス設備は、上下方向視で前記収容棚と重複しない位置に配置されていると共に、前記スタッカクレーンが前記走行経路上に設定されたメンテナンス位置にある状態で前記スタッカクレーンの少なくとも一部が収容されるように構成され、
前記メンテナンス設備は、前記走行台車より上側に配置された作業ステージを備え、
前記作業ステージは、前記メンテナンス位置にある前記スタッカクレーンの前記マストが上下方向に貫通するマスト貫通部と、前記マスト貫通部以外の領域に設けられたステージ足場と、前記ステージ足場を支持する支持フレームと、を備え、
前記ステージ足場は、前記支持フレームに固定された固定足場と、可動足場と、を備え、
前記可動足場は、第1退避姿勢と第1展開姿勢とに姿勢変更可能であり、
前記第1退避姿勢は、作業者の足場として前記走行台車が前記走行経路に沿って走行する場合の前記マストの移動軌跡と干渉せず、前記作業者の足場としては機能しない姿勢あり、
前記第1展開姿勢は、前記マストの移動軌跡と干渉するが前記メンテナンス位置にある前記スタッカクレーンの前記マストと干渉せず、前記作業者の足場として機能する姿勢である、自動倉庫。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記ステージ足場は、更に補助足場を備え、
前記補助足場は、前記メンテナンス位置にある前記スタッカクレーンの前記昇降体の昇降軌跡と干渉しない姿勢であって前記作業者の足場としては機能しない第2退避姿勢と、前記メンテナンス位置にある前記スタッカクレーンの前記昇降体の昇降軌跡と干渉する姿勢であって前記作業者の足場として機能する第2展開姿勢とに姿勢変更可能である、請求項1に記載の自動倉庫。
【請求項3】
前記補助足場は、前記固定足場又は前記支持フレームに対して連結機構を介して連結され、
前記可動足場に、前記補助足場における前記連結機構が設けられた部分とは異なる部分を下側から支える支持部が設けられている、請求項2に記載の自動倉庫。
【請求項4】
前記スタッカクレーンは、前記マストとして、前記走行経路に沿う方向に離間して配置された第1マスト部材と第2マスト部材とを備え、
前記可動足場は、前記第1展開姿勢で、前記メンテナンス位置にある前記スタッカクレーンの前記第1マスト部材と前記第2マスト部材との間に配置される、請求項1から3のいずれか一項に記載の自動倉庫。
【請求項5】
前記固定足場は、前記マストの移動軌跡を挟んで一方側に配置された第1側固定足場と、他方側に配置された第2側固定足場と、を含み、
前記可動足場は、前記第2側固定足場に取り付けられた揺動軸心回りに揺動するように構成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の自動倉庫。
【請求項6】
前記作業者が床面から前記作業ステージに上るための梯子が、前記第1側固定足場につながるように設けられている、請求項5に記載の自動倉庫。
【請求項7】
前記可動足場は、前記固定足場に取り付けられた揺動軸心回りに揺動するように構成され、
前記メンテナンス設備は、前記可動足場を前記揺動軸心回りの揺動方向に付勢する付勢機構を備え、
前記第1退避姿勢と前記第1展開姿勢との中間の姿勢を中間姿勢として、
前記付勢機構は、前記可動足場を前記第1退避姿勢の側へ付勢しており、
前記付勢機構のトルクは、前記可動足場が前記中間姿勢よりも前記第1退避姿勢の側に位置する状態では前記可動足場の自重により前記可動足場に作用する前記揺動軸心回りのトルクよりも大きく、前記可動足場が前記中間姿勢よりも前記第1展開姿勢の側に位置する状態では前記可動足場の自重により前記可動足場に作用する前記揺動軸心回りのトルクよりも小さくなるように設定されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の自動倉庫。
【請求項8】
上下方向視で前記走行経路に沿う方向を経路方向とし、上下方向視で前記経路方向に直交する方向を経路直交方向として、
前記固定足場は、前記マストの移動軌跡を挟んで前記経路直交方向の一方側に配置された第1側固定足場と、前記経路直交方向の他方側に配置された第2側固定足場と、を含み、
前記可動足場は、前記第1展開姿勢において、前記第1側固定足場と前記第2側固定足場とに亘って配置され、
前記可動足場における前記経路方向の両側縁に沿ってガイド柵が設けられ、
前記ガイド柵は、前記可動足場に対して立設されたガイド姿勢と、前記可動足場に沿う姿勢である折り畳み姿勢と、に姿勢変更可能である、請求項1から3のいずれか一項に記載の自動倉庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の物品を収容する収容棚と、前記物品を搬送するスタッカクレーンと、前記スタッカクレーンのメンテナンスを行うためのメンテナンス設備と、を備えた自動倉庫に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特開2007-246231号公報(特許文献1)には、自動倉庫に関する技術が開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。
【0003】
特許文献1の自動倉庫は、複数の物品を収容する収容棚(保管棚列2A)と、収容棚に物品を搬送するスタッカクレーン(スタッカクレーンC1)と、待避ゾーン(S)とを備えている。スタッカクレーンは、収容棚に沿って敷設された走行レール(R1)に案内されて走行する。また、スタッカクレーンは、収容棚に隣接する待避ゾーン(S)に移動可能に構成されている。待避ゾーンには、予備のスタッカクレーンが待機する駐留エリア(S1)と、スタッカクレーンに対して修理や点検を行うメンテナンスゾーン(S2)とが含まれている。この自動倉庫では、物品を搬送中のスタッカクレーンに不具合が生じた場合には、不具合が生じたスタッカクレーンをメンテナンスゾーン(S2)に移動させる。そして、駐留エリア(S1)で待機する予備のスタッカクレーンを使用して、物品の搬送を引き続き行えるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-246231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の自動倉庫では、メンテナンスゾーンにおいて、不具合が生じたスタッカクレーンや定期点検の対象となるスタッカクレーンに対するメンテナンス作業が行われる。メンテナンス作業では、スタッカクレーンの比較的高い位置に対する修理や整備等に対応するために、床面よりも上側の位置に足場を備えたメンテナンス設備が設けられることがある。これにより、作業者は、足場を利用してスタッカクレーンに対するメンテナンス作業を行うことができる。このようなメンテナンス設備では、スタッカクレーンの各箇所に対する作業性を高めるために、スタッカクレーンに近い位置に足場が設けられていることが望ましい。しかし、足場をスタッカクレーンに近い位置に設けると、スタッカクレーンをメンテナンス設備に収容する際に、足場とスタッカクレーンとが干渉する可能性が高くなる。
【0006】
そこで、スタッカクレーンを適切に収容できると共に、スタッカクレーンに対するメンテナンス作業を行い易いメンテナンス設備を備えた自動倉庫が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る自動倉庫は、複数の物品を収容する収容棚と、前記物品を搬送するスタッカクレーンと、前記スタッカクレーンのメンテナンスを行うためのメンテナンス設備と、を備えた自動倉庫であって、
前記スタッカクレーンは、前記収容棚に沿って設定された走行経路に沿って走行する走行台車と、上下方向に沿うように前記走行台車に立設されたマストと、前記物品を保持及び移載する移載装置を支持していると共に前記マストに沿って昇降する昇降体と、を備え、
前記メンテナンス設備は、上下方向視で前記収容棚と重複しない位置に配置されていると共に、前記スタッカクレーンが前記走行経路上に設定されたメンテナンス位置にある状態で前記スタッカクレーンの少なくとも一部が収容されるように構成され、
前記メンテナンス設備は、前記走行台車より上側に配置された作業ステージを備え、
前記作業ステージは、前記メンテナンス位置にある前記スタッカクレーンの前記マストが上下方向に貫通するマスト貫通部と、前記マスト貫通部以外の領域に設けられたステージ足場と、前記ステージ足場を支持する支持フレームと、を備え、
前記ステージ足場は、前記支持フレームに固定された固定足場と、可動足場と、を備え、
前記可動足場は、第1退避姿勢と第1展開姿勢とに姿勢変更可能であり、
前記第1退避姿勢は、作業者の足場として前記走行台車が前記走行経路に沿って走行する場合の前記マストの移動軌跡と干渉せず、作業者の足場としては機能しない姿勢あり、
前記第1展開姿勢は、前記マストの移動軌跡と干渉するが前記メンテナンス位置にある前記スタッカクレーンの前記マストと干渉せず、前記作業者の足場として機能する姿勢である。
【0008】
本構成によれば、スタッカクレーンをメンテナンス位置とそれ以外の位置との間で走行経路に沿って移動させる場合に、メンテナンス設備がスタッカクレーンの移動の妨げにならないようにできる。従って、スタッカクレーンをメンテナンス設備に収容し、或いは、メンテナンス設備からスタッカクレーンを出す作業を適切に行うことができる。
また本構成によれば、可動足場を第1展開姿勢にすることで、メンテナンス作業を行う作業者の移動可能な範囲を広げることができると共に、メンテナンス位置にあるスタッカクレーンのマストに近い位置にステージ足場を設置することができる。従って、作業者によるメンテナンス作業を行い易くすることができる。
このように、本構成によれば、スタッカクレーンを適切に収容できると共に、スタッカクレーンに対するメンテナンス作業を行い易くできる。
【0009】
自動倉庫のさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する例示的且つ非限定的な実施形態についての以下の記載から明確となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
自動倉庫の平面図
スタッカクレーンの側面図
メンテナンス設備の斜視図
第1層梯子が取り付けられた状態を模式的に示す斜視図
上層ステージの作業ステージを模式的に示す斜視図
第1層ステージの平面図
上層ステージの平面図
上層ステージの平面図
上層ステージの平面図
上層梯子の固定部を示す正面図
可動足場の姿勢変更を模式的に示す側面図
補助足場の姿勢変更を模式的に示す側面図
第2退避姿勢の補助足場が支持されている状態を模式的に示す側面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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