TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025018453
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122160
出願日
2023-07-27
発明の名称
物品保管設備
出願人
株式会社ダイフク
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B65G
1/137 20060101AFI20250130BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】保管コンベヤに並べて保管された全ての物品を適切に搬出できると共に、物品の保管効率及び搬送効率を高め易い物品保管設備が望まれる。
【解決手段】保管コンベヤと、搬入装置と、を備えた物品保管設備であって、保管コンベヤは、傾斜して配置され、ストッパが解除された状態では物品が自重によって搬送方向の下流側へ移動するように構成され、搬入装置は、搬送機構と、判定しきい値Q以上である物品を特定物品であると判定する判定部と、特定物品を保管するバッファ部と、制御部と、を備え、制御部は、特定物品をバッファ部へ搬送するバッファ搬送処理と、特定物品以外の物品である一般物品を保管コンベヤへ搬送する一般搬送処理と、保管コンベヤに保管された複数の物品のうちの少なくとも最も上流側に位置する物品が特定物品となるように、特定物品をバッファ部から保管コンベヤへ搬送する特定搬送処理と、を実行する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
予め定められた搬送方向に沿って複数の物品を並べて保管する保管コンベヤと、前記保管コンベヤに前記物品を搬入する搬入装置と、を備えた物品保管設備であって、
前記保管コンベヤは、前記搬入装置に接続された上流側端部から下流側端部へ向かうに従って下側へ向かうように傾斜して配置されていると共に、前記下流側端部に設けられて前記物品の移動を規制するストッパを備え、前記ストッパが解除された状態では複数の前記物品がそれぞれの自重によって前記搬送方向の下流側へ向かって移動するように構成され、
前記搬入装置は、前記物品を搬送する搬送機構と、重量及びサイズの少なくとも一方が予め定められた判定しきい値以上である前記物品を特定物品であると判定する判定部と、前記特定物品を一時的に保管するバッファ部と、制御部と、を備え、
前記制御部は、前記搬送機構を制御して、
前記判定部による判定結果に基づいて、前記特定物品を前記バッファ部へ搬送するバッファ搬送処理と、
前記特定物品以外の前記物品である一般物品を前記保管コンベヤへ搬送する一般搬送処理と、
前記ストッパにより前記保管コンベヤにおける前記物品の移動が規制された状態で、前記保管コンベヤに保管された複数の前記物品のうちの少なくとも最も上流側に位置する前記物品が前記特定物品となるように、前記特定物品を前記バッファ部から前記保管コンベヤへ搬送する特定搬送処理と、を実行する、物品保管設備。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記保管コンベヤにおいて前記搬送方向に沿って並ぶ複数の前記物品のうち、予め定められた設定距離毎、又は、予め定められた設定数毎に少なくとも1つの前記物品が前記特定物品となるように、前記特定搬送処理を実行する、請求項1に記載の物品保管設備。
【請求項3】
上下方向視で前記搬送方向に直交する方向を幅方向として、
前記物品のサイズにおける前記判定しきい値は、前記物品の前記幅方向の寸法を規定する幅方向寸法しきい値を含み、
前記幅方向寸法しきい値は、前記保管コンベヤにおける前記物品の搬送経路の前記幅方向の寸法より小さく、前記搬送経路の前記幅方向の寸法から、前記保管コンベヤに保管される全ての前記物品のうちの前記幅方向の寸法が最も小さい前記物品の当該幅方向の寸法を引いた寸法より大きい値に設定されている、請求項1に記載の物品保管設備。
【請求項4】
前記制御部は、前記保管コンベヤにおいて、少なくとも最も上流側に位置する前記特定物品に対して下流側に隣接する少なくとも1つの前記物品が前記特定物品となるように、前記特定搬送処理を実行する、請求項1に記載の物品保管設備。
【請求項5】
前記搬送機構は、前記判定部による判定が行われる判定箇所が設定された第1搬送部と、前記判定箇所よりも下流側において前記第1搬送部から分岐する第2搬送部及び第3搬送部と、を備え、
前記第2搬送部は、前記第1搬送部と前記保管コンベヤとを接続し、
前記第3搬送部は、前記バッファ部として機能し、
前記第3搬送部の下流に、前記保管コンベヤが接続されている、請求項1に記載の物品保管設備。
【請求項6】
前記保管コンベヤを複数備え、
前記保管コンベヤの前記下流側端部に搬出装置が接続され、
前記搬出装置は、複数の前記保管コンベヤのそれぞれの前記下流側端部に接続された搬出搬送部と、前記搬出搬送部から分岐した複数のソータコンベヤと、を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の物品保管設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、予め定められた搬送方向に沿って複数の物品を並べて保管する保管コンベヤと、前記保管コンベヤに前記物品を搬入する搬入装置と、を備えた物品保管設備に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特開平10-175708号公報(特許文献1)には、物品保管設備に関する技術が開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。
【0003】
特許文献1の物品搬送設備(物流センター)は、搬入装置(搬入機構1)と、複数の物品(荷物a)を並べて保管する保管コンベヤ(保管機構3)とを備えている。保管コンベヤは、搬入装置が接続された上流側の端部から下流側の端部に向かうに従って下側へ向うように傾斜して配置されている。また、保管コンベヤは、複数の物品がそれぞれの自重によって搬送方向の下流側へ移動するように構成されており、これにより複数の物品を保管コンベヤから搬出させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-175708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような物品保管設備では、物品を保管コンベヤから搬出させる際に、比較的軽い物品が保管コンベヤの傾斜面上に滞留してしまうことがあり、全ての物品を保管コンベヤから適切に搬出できないことがあった。このため特許文献1の物品保管設備では、保管コンベヤに並ぶ複数の物品の最後尾に後押バケット(30)を配置し、後押バケット(30)がそれより下流側の物品を押す力を利用して、全ての物品を滞留させることなく保管コンベヤから搬出できるようにしている。一方、特許文献1の物品保管設備では、本来保管対象ではない後押バケット(30)を複数の保管コンベヤのそれぞれに配置させる必要があるため、物品の保管効率及び搬送効率の観点で改善の余地があった。
【0006】
そこで、保管コンベヤに並べて保管された全ての物品を適切に搬出できると共に、物品の保管効率及び搬送効率を高め易い物品保管設備が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る物品保管設備は、予め定められた搬送方向に沿って複数の物品を並べて保管する保管コンベヤと、前記保管コンベヤに前記物品を搬入する搬入装置と、を備えた物品保管設備であって、
前記保管コンベヤは、前記搬入装置に接続された上流側端部から下流側端部へ向かうに従って下側へ向かうように傾斜して配置されていると共に、前記下流側端部に設けられて前記物品の移動を規制するストッパを備え、前記ストッパが解除された状態では複数の前記物品がそれぞれの自重によって前記搬送方向の下流側へ向かって移動するように構成され、
前記搬入装置は、前記物品を搬送する搬送機構と、重量及びサイズの少なくとも一方が予め定められた判定しきい値以上である前記物品を特定物品であると判定する判定部と、前記特定物品を一時的に保管するバッファ部と、制御部と、を備え、
前記制御部は、前記搬送機構を制御して、
前記判定部による判定結果に基づいて、前記特定物品を前記バッファ部へ搬送するバッファ搬送処理と、
前記特定物品以外の前記物品である一般物品を前記保管コンベヤへ搬送する一般搬送処理と、
前記ストッパにより前記保管コンベヤにおける前記物品の移動が規制された状態で、前記保管コンベヤに保管された複数の前記物品のうちの少なくとも最も上流側に位置する前記物品が前記特定物品となるように、前記特定物品を前記バッファ部から前記保管コンベヤへ搬送する特定搬送処理と、を実行する。
【0008】
本構成によれば、重量及びサイズの少なくとも一方が予め定められた判定しきい値以上である特定物品が、保管コンベヤに保管された複数の物品のうちの少なくとも最も上流側に配置されるため、ストッパが解除されて物品が移動する場合には、特定物品がそれより下流側の物品を上流側から押すことになる。従って、ストッパが解除された場合に、保管コンベヤに保管された全ての物品を適切に下流側へ向けて移動させることができる。また、物品を強制的に移動させるための駆動機構等を別途備える必要性を低減できるため、物品保管設備の低コスト化を図り易い。
また本構成によれば、バッファ搬送処理及び特定搬送処理により、特定物品と判定された複数の物品をバッファ部で一旦保管し、必要なタイミングで特定物品をバッファ部から保管コンベヤに搬送することができるため、特定物品の搬送が、一般搬送処理による一般物品の搬送の邪魔になり難い。
更に本構成によれば、保管コンベヤに保管される複数の物品のうちの一部を特定物品として配置させるため、例えば、本来保管対象ではない押し出し用のバケット等を配置させる場合に比べて、物品の保管効率及び搬送効率を高め易くすることができる。
このように、本構成によれば、保管コンベヤに並べて保管された全ての物品を適切に搬出できると共に、物品の保管効率及び搬送効率を高め易くできる。
【0009】
物品保管設備のさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する例示的且つ非限定的な実施形態についての以下の記載から明確となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
搬入装置を模式的に示す平面図
保管コンベヤ、搬入装置、及び搬出装置を模式的に示す平面図
搬出装置を模式的に示す平面図
複数段の保管コンベヤ及び保管コンベヤに保管されている物品を模式的に示す側面図
保管コンベヤの下流側端部を示す平面図
制御ブロック図
制御フロー図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社ダイフク
洗車機
7日前
株式会社ダイフク
物品保管設備
3日前
株式会社ダイフク
物品保管設備
3日前
株式会社ダイフク
容器搬送設備
6日前
株式会社ダイフク
容器搬送設備
6日前
株式会社ダイフク
物品搬送装置
6日前
株式会社ダイフク
物品移載装置
13日前
株式会社ダイフク
物品保管設備
14日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
14日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
21日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
21日前
個人
箱
4か月前
個人
包装体
4か月前
個人
ゴミ箱
4か月前
個人
収納用具
8か月前
個人
容器
1か月前
個人
物品収納具
8か月前
個人
折り畳み水槽
4か月前
個人
土嚢運搬器具
7日前
個人
パウチ補助具
4か月前
個人
ダンボール宝箱
4か月前
個人
閉塞装置
1か月前
株式会社和気
包装用箱
21日前
個人
ゴミ処理機
28日前
個人
圧縮収納袋
5か月前
株式会社新弘
容器
4か月前
個人
塗料容器用蓋
4か月前
三甲株式会社
容器
7か月前
三甲株式会社
蓋体
1か月前
株式会社イシダ
包装装置
4か月前
株式会社新弘
容器
4か月前
個人
包装箱
1か月前
個人
粘着テープ剥がし具
5か月前
個人
粘着テープ切断装置
6か月前
三甲株式会社
容器
6か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
3か月前
続きを見る
他の特許を見る