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公開番号2025006542
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107403
出願日2023-06-29
発明の名称物品仕分け設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B65G 1/00 20060101AFI20250109BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】複数の搬送車による物品の搬送効率を高め易い物品仕分け設備を実現する。
【解決手段】複数の搬送車20が走行するフロアEには、供給部15が設けられた供給エリアE1と、Y方向に沿って延在する通路エリアE3と、供給エリアE1と通路エリアE3とを接続する接続エリアE2と、が設定され、通路エリアE3に沿って複数の受入部30が配置され、通路エリアE3には、搬送車20が第1端部51から基準転回位置53まで走行するための往路と、基準転回位置53でUターンした搬送車20が基準転回位置53から第1端部51まで走行するための復路とが、X方向に並んで設定され、通路エリアE3における、第1端部51と基準転回位置53とのY方向の間に、搬送車20がUターンすることができるショートカット転回位置52が設定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の搬送車のそれぞれがフロアを走行して物品を搬送することにより前記物品の仕分けを行う物品仕分け設備であって、
前記搬送車に前記物品を供給する供給部と、
それぞれが前記搬送車から前記物品を受け入れるように構成された複数の受入部と、
を備え、
前記フロアに沿う方向のうちの特定の方向をY方向とし、前記フロアに沿う方向のうちの前記Y方向に直交する方向をX方向とし、前記Y方向の一方側をY方向第1側とし、前記Y方向の他方側をY方向第2側として、
前記フロアには、
前記Y方向に沿って延在する通路エリアと、
前記通路エリアに対して前記Y方向第1側に配置され、前記供給部が設けられた供給エリアと、
前記通路エリアと前記供給エリアとを接続する接続エリアと、
が設定され、
前記通路エリアに沿って複数の前記受入部が配置され、
前記通路エリアには、前記搬送車が前記Y方向第1側の端部から当該端部よりも前記Y方向第2側に設定された基準転回位置まで走行するための往路と、前記基準転回位置でUターンした前記搬送車が前記基準転回位置から前記端部まで走行するための復路とが、前記X方向に並んで設定され、
前記通路エリアにおける、前記端部と前記基準転回位置との前記Y方向の間に、前記搬送車がUターンすることができるショートカット転回位置が設定されている、物品仕分け設備。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記搬送車を制御する制御システムを備え、
前記ショートカット転回位置よりも前記Y方向第1側に配置された前記受入部を第1受入部とし、
前記ショートカット転回位置よりも前記Y方向第2側に配置された前記受入部を第2受入部とし、
前記制御システムは、
前記第2受入部に前記物品を搬送する前記搬送車は前記基準転回位置でUターンさせ、
前記第1受入部に前記物品を搬送する前記搬送車は前記ショートカット転回位置でUターンさせる、請求項1に記載の物品仕分け設備。
【請求項3】
前記搬送車を制御する制御システムを備え、
前記ショートカット転回位置よりも前記Y方向第1側に配置された前記受入部を第1受入部とし、
前記ショートカット転回位置よりも前記Y方向第2側に配置された前記受入部を第2受入部とし、
前記制御システムは、
複数の前記受入部のうちの前記第1受入部及び前記第2受入部の両方に対して、複数の前記搬送車による前記物品の搬送を行う通常モードと、
複数の前記受入部のうちの前記第1受入部のみに対して、複数の前記搬送車による前記物品の搬送を行う部分稼働モードと、
を切り替えることができるように構成されている、請求項1又は2に記載の物品仕分け設備。
【請求項4】
前記通路エリアに沿って配置された複数の前記受入部のうち、単位時間あたりの前記物品の受入数、又は、単位時間あたりの前記搬送車の到着回数が、予め定められたしきい値以上である前記受入部を高頻度受入部とし、前記しきい値未満である前記受入部を低頻度受入部として、
前記高頻度受入部は、前記低頻度受入部よりも前記Y方向第1側に配置され、
前記ショートカット転回位置は、前記Y方向における、前記高頻度受入部が配置された領域と前記低頻度受入部が配置された領域との境界領域に設定されている、請求項1又は2に記載の物品仕分け設備。
【請求項5】
前記通路エリアにおける前記X方向の両側のそれぞれには、複数の前記受入部が前記Y方向に沿って並ぶように配置され、
前記搬送車は、前記往路では、前記X方向における前記復路の側とは反対側に配置された前記受入部に前記物品を引き渡し、前記復路では、前記X方向における前記往路の側とは反対側に配置された前記受入部に前記物品を引き渡す、請求項1又は2に記載の物品仕分け設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の搬送車が物品を搬送する物品仕分け設備に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、物流倉庫等の物品搬送設備において物品搬送の自動化が進んでいる。例えば、特開2000-128318号公報(特許文献1)には、複数の搬送車(かご車2)により物品(W)が搬送される物品仕分け設備が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-128318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の図1に示される物品仕分け設備では、複数の収容棚(7)とトラック状の循環搬送経路(F)を通る複数の搬送車(2)との間で物品(W)の移載が行われる。しかし、複数の搬送車(2)のうち、例えば、循環搬送経路(F)の入口付近の収容棚(7)のみとの間で物品(W)を移載する搬送車(2)であっても、一律にトラック状の循環搬送経路(F)の全体を循環する必要があるため、搬送効率が低くなり易いという課題があった。
【0005】
そこで、複数の搬送車による物品の搬送効率を高め易い、物品仕分け設備の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る物品仕分け設備は、複数の搬送車のそれぞれがフロアを走行して物品を搬送することにより前記物品の仕分けを行う物品仕分け設備であって、前記搬送車に前記物品を供給する供給部と、それぞれが前記搬送車から前記物品を受け入れるように構成された複数の受入部と、を備え、前記フロアに沿う方向のうちの特定の方向をY方向とし、前記フロアに沿う方向のうちの前記Y方向に直交する方向をX方向とし、前記Y方向の一方側をY方向第1側とし、前記Y方向の他方側をY方向第2側として、前記フロアには、前記Y方向に沿って延在する通路エリアと、前記通路エリアに対して前記Y方向第1側に配置され、前記供給部が設けられた供給エリアと、前記通路エリアと前記供給エリアとを接続する接続エリアと、が設定され、前記通路エリアに沿って複数の前記受入部が配置され、前記通路エリアには、前記搬送車が前記Y方向第1側の端部から当該端部よりも前記Y方向第2側に設定された基準転回位置まで走行するための往路と、前記基準転回位置でUターンした前記搬送車が前記基準転回位置から前記端部まで走行するための復路とが、前記X方向に並んで設定され、前記通路エリアにおける、前記端部と前記基準転回位置との前記Y方向の間に、前記搬送車がUターンすることができるショートカット転回位置が設定されている。
【0007】
本構成によれば、供給部において物品の供給を受けた搬送車により、通路エリアに沿って配置された複数の受入部のいずれかに物品を搬送することができる。これにより、複数の受入部に物品を仕分けることができる。また、本構成によれば、通路エリアに往路と復路とがX方向に並んで設定されているため、通路エリア内を往復する複数の搬送車が互いに干渉し難い。更に本構成によれば、通路エリアにおける前記Y方向第1側の端部と基準転回位置との間に、搬送車がUターンすることができるショートカット転回位置が設定されているため、搬送車が基準転回位置まで行かずに途中でUターンして供給部の側へ戻ることができる。従って、ショートカット転回位置よりもY方向第1側の端部側に配置された受入部に物品を搬送した搬送車をショートカット転回位置でUターンさせることにより、搬送車が供給部へ戻るまでの時間を短縮することができる。これにより、供給部と複数の受入部との間での複数の搬送車による物品の搬送効率を高め易い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の物品仕分け設備の上面図
図1の通路エリアの正面図
図1の物品仕分け設備の制御ブロック図
図1の基準転回位置でのUターンを説明する通路エリアの拡大図
図1のショートカット転回位置でのUターンを説明するする通路エリアの拡大図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、物品仕分け設備10の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、複数の搬送車20のそれぞれがフロアEを走行して物品Wを搬送することにより物品Wの仕分けを行う物品仕分け設備10の上面図である。物品仕分け設備10は、搬送車20に物品Wを供給する供給部15と、複数の受入部30と、を備えている。受入部30はそれぞれが搬送車20から物品Wを受け入れるように構成されている。本実施形態では、受入部30は、後述する第1受入部31と第2受入部32とを備えている。
【0010】
本実施形態では、供給部15で作業主体16が搬送車20に物品Wを移載する。ここで、「作業主体」とは、例えば、作業者及び作業装置の一方又は双方である。作業主体16は、図外の自動倉庫から物品Wを搬送する供給搬送装置17から搬送車20に物品Wを移載する。供給搬送装置17の例としては、ベルトコンベヤ、クレーン、アーム型ロボット等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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