TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025006747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107729
出願日2023-06-30
発明の名称物品搬送設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B65G 1/00 20060101AFI20250109BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】搬送車に対するメンテナンス作業を行う場合に、フロアにいる搬送車を容易に取り出すことができる物品搬送設備を実現する。
【解決手段】互いに上下方向Zの異なる高さに設置された複数のフロアF1,F2を接続するように設けられ、搬送車20を昇降させる昇降装置L2と、搬送車20に対するメンテナンス作業のために、搬送車が移動する移動路72と、を備え、昇降装置L2と複数のフロアF1,F2のそれぞれとをつなぐ搬送車20の走行路71は、昇降装置L2からY方向第1側Y1に向かって延在するように配置され、移動路72は、昇降装置L2からY方向第1側Y1以外の側Y2に向かって延在するように配置されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の搬送車により物品を搬送する物品搬送設備であって、
それぞれに前記搬送車が走行可能であって、互いに上下方向の異なる高さに設置された複数のフロアと、
複数の前記フロアを接続するように設けられ、前記搬送車を昇降させる昇降装置と、
前記搬送車に対するメンテナンス作業のために、前記搬送車が移動する移動路と、
を備え、
前記フロアに沿う方向のうちの特定の方向をY方向とし、前記Y方向の一方側をY方向第1側とし、前記Y方向の他方側をY方向第2側として、
前記昇降装置と複数の前記フロアのそれぞれとをつなぐ前記搬送車の走行路は、前記昇降装置から前記Y方向第1側に向かって延在するように配置され、
前記移動路は、前記昇降装置から前記Y方向第1側以外の側に向かって延在するように配置されている、物品搬送設備。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記フロアに沿う方向のうちの前記Y方向に直交する方向をX方向として、
前記昇降装置は、前記搬送車を載置可能な昇降台を複数備えると共に、前記X方向に沿うX方向視で環状となる環状経路に沿って複数の前記昇降台を循環させるように構成され、
前記環状経路における前記Y方向の中心位置よりも前記Y方向第1側の領域を第1領域とし、前記環状経路における前記Y方向の中心位置よりも前記Y方向第2側の領域を第2領域として、
複数の前記走行路は、前記第1領域に位置する前記昇降台と接続され、
前記移動路は、前記第2領域に位置する前記昇降台と接続される、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項3】
前記移動路には、前記搬送車を自ら走行させることなく移動させる搬送機構が設けられている、請求項1又は2に記載の物品搬送設備。
【請求項4】
前記移動路は、複数の前記フロアのうちの最下層につながる前記走行路の高さ以下に設置されている、請求項1又は2に記載の物品搬送設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の搬送車が物品を搬送する物品搬送設備に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、物流倉庫等において複数の搬送車が物品を搬送する物品搬送設備が知られている。例えば、特開2020-100482号公報(特許文献1)には、フロア(70)上に物品搬送車(V)の走行経路が設定され、複数の搬送車が物品を搬送する物品搬送設備が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-100482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の物品搬送設備では、搬送車(V)に対するメンテナンス作業を行うために、例えば、受入部(80)と供給部(90)との間の走行経路で搬送車(V)を停止させて取り出そうとした場合には、停止させた搬送車(V)が他の搬送車の走行の妨げとなるという問題があった。また、物品搬送設備が互いに上下方向の異なる高さに設置された複数のフロア(70)を有する場合は、例えば、それぞれのフロア(70)において搬送車(V)を停止させて取り出す必要があり、搬送車(V)を取り出すことは容易ではなかった。
【0005】
そこで、搬送車に対するメンテナンス作業を行う場合に、フロアにいる搬送車を容易に取り出すことができる物品搬送設備の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る物品搬送設備は、複数の搬送車により物品Wを搬送する物品搬送設備であって、それぞれに前記搬送車が走行可能であって、互いに上下方向の異なる高さに設置された複数のフロアと、複数の前記フロアを接続するように設けられ、前記搬送車を昇降させる昇降装置と、前記搬送車に対するメンテナンス作業のために、前記搬送車が移動する移動路と、を備え、前記フロアに沿う方向のうちの特定の方向をY方向とし、前記Y方向の一方側をY方向第1側とし、前記Y方向の他方側をY方向第2側として、前記昇降装置と複数の前記フロアのそれぞれとをつなぐ前記搬送車の走行路は、前記昇降装置から前記Y方向第1側に向かって延在するように配置され、前記移動路は、前記昇降装置から前記Y方向第1側以外の側に向かって延在するように配置されている。
【0007】
本構成によれば、搬送車に対するメンテナンス作業を行う場合に、フロアにいる搬送車を、昇降装置及び移動路を介して容易に取り出すことができる。従って、複数の搬送車による物品の搬送作業が実行中であるか否かに関わらず、特定の搬送車に対するメンテナンス作業を容易に行うことができる。また本構成によれば、メンテナンス作業のために搬送車が移動する移動路が、昇降装置と複数のフロアのそれぞれとをつなぐ搬送車の走行路とは異なる側に向かって延在するように配置されている。従って、メンテナンス作業を行うための作業場所を平面視で複数のフロアと重複しない領域に配置した場合であっても、当該作業場所に向けて搬送車を適切に取り出すことができる。また、例えば、当該作業場所での作業を終えた搬送車を移動路から昇降装置を介してフロアに戻したり、新しい搬送車を移動路から昇降装置を介してフロアに投入したりすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る物品搬送設備の上面図
図1の通路領域の正面図
図1の物品搬送設備の制御ブロック図
図1の物品搬送設備の第1フロアを示す図
図1の物品搬送設備の第2フロアを示す図
図1の昇降装置を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、物品搬送設備10の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、複数の搬送車20により物品Wを搬送する物品搬送設備10の上面図である。本実施形態の物品搬送設備10は、複数の搬送車20のそれぞれがフロアEを走行して物品Wを搬送することにより物品Wの仕分けを行う物品仕分け設備である。本実施形態では、物品搬送設備10は、搬送車20と、フロアEと、搬送車20に物品Wを供給する供給部15と、複数の受入部31と、を備える。複数の受入部31はそれぞれが搬送車20から物品Wを受け入れるように構成される。
【0010】
本実施形態では、供給部15で作業主体16が搬送車20に物品Wを移載する。ここで、「作業主体」とは、例えば、作業者及び作業装置の一方又は双方である。作業主体16は、図外の自動倉庫から物品Wを搬送する供給搬送装置17から搬送車20に物品Wを移載する。供給搬送装置17の例としては、ベルトコンベヤ、クレーン、アーム型ロボット等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社ダイフク
物品保管設備
3日前
株式会社ダイフク
物品保管設備
3日前
株式会社ダイフク
容器搬送設備
6日前
個人
4か月前
個人
ゴミ箱
4か月前
個人
包装体
4か月前
個人
収納用具
8か月前
個人
物品収納具
8か月前
個人
容器
1か月前
個人
パウチ補助具
4か月前
個人
土嚢運搬器具
7日前
個人
折り畳み水槽
4か月前
個人
ダンボール宝箱
4か月前
個人
閉塞装置
1か月前
株式会社和気
包装用箱
21日前
個人
ゴミ処理機
28日前
個人
圧縮収納袋
5か月前
株式会社新弘
容器
4か月前
個人
塗料容器用蓋
4か月前
株式会社新弘
容器
4か月前
個人
包装箱
1か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
3か月前
株式会社イシダ
箱詰装置
7か月前
株式会社イシダ
包装装置
4か月前
三甲株式会社
容器
7か月前
三甲株式会社
蓋体
1か月前
個人
粘着テープ剥がし具
5か月前
三甲株式会社
容器
6か月前
個人
粘着テープ切断装置
6か月前
株式会社デュプロ
包装装置
4か月前
日東精工株式会社
供給装置
1か月前
株式会社シプソル
梱包装置
1か月前
個人
蓋付結束バンド
6か月前
個人
ゴミ箱用ゴミ袋保持具
4か月前
株式会社joze
攪拌容器
8か月前
日東精工株式会社
検査装置
7か月前
続きを見る