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公開番号2024055063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161666
出願日2022-10-06
発明の名称配線モジュール
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社,株式会社AESCジャパン
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H01M 50/298 20210101AFI20240411BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】配線モジュールを提供する。
【解決手段】配線モジュール20は、電極リード12を備えるラミネート型電池11が複数個積層されて構成され、ラミネート型電池11の電極リード12同士が重ね合わせられて接合された接合部13を備える電池積層体11Lに対して、接合部13の板厚方向に直交する組み付け方向に組み付けられる配線モジュール20であって、端子30と、端子30に接続される電線45と、端子30と電線45とを保持するプロテクタ50と、を備え、電極リード12のうち、接合部13を構成するものは、接合電極リード12Aとされており、端子30は、接合電極リード12Aに電気的に接続される電極接続部31を備え、プロテクタ50は、プロテクタ本体51と、端子30を位置決めして収容する端子収容部56と、を備え、端子収容部56は、プロテクタ本体51にヒンジ部57を介して遊動自在に結合されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
電極リードを備えるラミネート型電池が複数個積層されて構成され、前記ラミネート型電池の前記電極リード同士が重ね合わせられて接合された接合部を備える電池積層体に対して、前記接合部の板厚方向に直交する組み付け方向に組み付けられる配線モジュールであって、
端子と、
前記端子に接続される電線と、
前記端子と前記電線とを保持するプロテクタと、を備え、
前記電極リードのうち、前記接合部を構成するものは、接合電極リードとされており、
前記端子は、前記接合電極リードに電気的に接続される電極接続部を備え、
前記プロテクタは、プロテクタ本体と、前記端子を位置決めして収容する端子収容部と、を備え、
前記端子収容部は、前記プロテクタ本体にヒンジ部を介して遊動自在に結合されている、配線モジュール。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ヒンジ部は、複数の肉薄部を備えて構成されている、請求項1に記載の配線モジュール。
【請求項3】
前記ヒンジ部は、1つの前記端子収容部につき、複数設けられている、請求項1または請求項2に記載の配線モジュール。
【請求項4】
前記端子は、前記電極接続部に連なって設けられ、前記組み付け方向における奥方に向かうほど前記板厚方向における一方側に位置するように傾斜する傾斜面を備え、
前記傾斜面は、前記接合電極リードが配され得る前記板厚方向における位置の範囲の少なくとも一部を含むように配されている、請求項1または請求項2に記載の配線モジュール。
【請求項5】
前記端子収容部は、前記板厚方向について前記電極接続部と対向して配される電極支持片を備え、
前記傾斜面は、前記組み付け方向における奥方に向かうほど前記電極支持片から離れるように傾斜しており、
前記接合電極リードが前記板厚方向について前記電極接続部と前記電極支持片との間に配されるようになっている、請求項4に記載の配線モジュール。
【請求項6】
前記電極支持片の前記組み付け方向における奥方側の端部には、前記組み付け方向における奥方に向かうほど前記板厚方向における他方側に位置するように傾斜する電極支持片側傾斜面が設けられ、
前記電極支持片側傾斜面は、前記接合電極リードが配され得る前記板厚方向における位置の範囲の少なくとも一部を含むように配されている、請求項5に記載の配線モジュール。
【請求項7】
前記板厚方向及び前記組み付け方向に直交する方向は、端子幅方向とされており、
前記端子収容部は、前記電極接続部の前記端子幅方向における両側に、前記傾斜面より前記組み付け方向における奥方にのびる一対の端子保護アームを備え、
前記一対の端子保護アームは、前記接合電極リードに対して前記板厚方向における一方側に配されるようになっている、請求項6に記載の配線モジュール。
【請求項8】
前記一対の端子保護アームの前記組み付け方向における奥方側の端部には、前記組み付け方向における奥方に向かうほど前記板厚方向における一方側に位置するように傾斜する端子保護アーム側傾斜面が設けられ、
前記端子保護アーム側傾斜面は、前記接合電極リードが配され得る前記板厚方向における位置の範囲の少なくとも一部を含むように配されている、請求項7に記載の配線モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配線モジュールに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド自動車等に用いられる高圧のバッテリーパックは、通常、多数のバッテリーセルが積層され、配線モジュールによって直列あるいは並列に電気接続されている。このような配線モジュールとして、従来、特表2020-527848号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。特許文献1に記載のバッテリーモジュールは、前端部及び後端部に電極リードを備えたバッテリーセルが左右方向に複数個積層されたセルアセンブリーと、上下左右の4つの側壁によって構成される内部空間にセルアセンブリーを収容するように構成されたモジュールハウジングと、セルアセンブリーの前後に組み付けられ、セルアセンブリーと外部デバイスとの電気的接続をなすエンドフレームと、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2020-527848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の構成では、セルアセンブリーは、隣り合うバッテリーセルの電極リードが互いに近づくように折り曲げられ、重ねられて、電気的に接続されている部分を有するため、電極リード同士を接続するバスバーを設ける必要がない。電極リードは、エンドフレームに設けられるモジュール端子に電気的に接続されるようになっている。しかし、電極リード同士が接続された部分には、電極リードの折り曲げ加工や、電極リード同士の溶接により、特に前後方向に大きな製造公差が生じやすい。このため、セルアセンブリーにエンドフレームを組み付ける際、電極リードとモジュール端子とが十分に接触していない状態で溶接がされ、電気的接続が不良となる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の配線モジュールは、電極リードを備えるラミネート型電池が複数個積層されて構成され、前記ラミネート型電池の前記電極リード同士が重ね合わせられて接合された接合部を備える電池積層体に対して、前記接合部の板厚方向に直交する組み付け方向に組み付けられる配線モジュールであって、端子と、前記端子に接続される電線と、前記端子と前記電線とを保持するプロテクタと、を備え、前記電極リードのうち、前記接合部を構成するものは、接合電極リードとされており、前記端子は、前記接合電極リードに電気的に接続される電極接続部を備え、前記プロテクタは、プロテクタ本体と、前記端子を位置決めして収容する端子収容部と、を備え、前記端子収容部は、前記プロテクタ本体にヒンジ部を介して遊動自在に結合されている、配線モジュールである。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、電極リードと端子との接触不良を抑制することができる配線モジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態1にかかる蓄電モジュールの斜視図である。
図2は、蓄電モジュールの正面図である。
図3は、端子収容部周辺を示す蓄電モジュールの拡大正面図である。
図4は、蓄電モジュールの背面図である。
図5は、端子収容部周辺を示す蓄電モジュールの拡大斜視図である。
図6は、端子収容部周辺を示すプロテクタの拡大斜視図である。
図7は、端子の斜視図である。
図8は、電池積層体の斜視図である。
図9は、電池積層体に配線モジュールを組み付け方向に組み付ける様子を示す図である。
図10は、図2のA-A断面図である。
図11は、図3のB-B断面においてヒンジ部が変形していない状態を示す図である。
図12は、図3のB-B断面において接合電極リードの端部が傾斜面に接触した状態を示す図である。
図13は、図3のB-B断面においてヒンジ部が変形することにより端子収容部が前方に移動した状態で接合電極リードと電極接続部とが接続された状態を示す図である。
図14は、図3のB-B断面においてヒンジ部が変形することにより端子収容部が後方に移動した状態で接合電極リードと電極接続部とが接続された状態を示す図である。
図15は、図3のC-C断面図である。
図16は、図3のD-D断面図である。
図17は、図3のD-D断面において接合電極リードが左側に向かうにつれて後方に配されている状態を示す図である。
図18は、図3のE-E断面において接合電極リードが反り部を有する状態を示す図である。
図19は、図12のF-F断面図である。
図20は、実施形態2にかかる端子収容部周辺を示す蓄電モジュールの拡大正面図である。
図21は、図20のG-G断面図である。
図22は、図20のG-G断面において端子収容部が回転した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
【0009】
(1)本開示の配線モジュールは、電極リードを備えるラミネート型電池が複数個積層されて構成され、前記ラミネート型電池の前記電極リード同士が重ね合わせられて接合された接合部を備える電池積層体に対して、前記接合部の板厚方向に直交する組み付け方向に組み付けられる配線モジュールであって、端子と、前記端子に接続される電線と、前記端子と前記電線とを保持するプロテクタと、を備え、前記電極リードのうち、前記接合部を構成するものは、接合電極リードとされており、前記端子は、前記接合電極リードに電気的に接続される電極接続部を備え、前記プロテクタは、プロテクタ本体と、前記端子を位置決めして収容する端子収容部と、を備え、前記端子収容部は、前記プロテクタ本体にヒンジ部を介して遊動自在に結合されている。
【0010】
このような構成によると、配線モジュールが電池積層体に組み付けられる際、電極接続部が接合電極リードに沿うように移動しやすいため、接合電極リードと端子との接触不良を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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