TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024022814
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-21
出願番号2022126171
出願日2022-08-08
発明の名称発信機の保護装置及び非常通報装置
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240214BHJP(信号)
要約【課題】発信機の操作性を確保しつつ、除雪車の通行に伴う堆雪等の発信機への意図しない押圧による誤動作を防止する発信機の保護装置及び当該保護装置が設置された非常通報装置を提供する。
【解決手段】発信機18の保護装置である堆雪保護装置30は、取付面となる扉面17の発信機18の露出部の周辺に設置したカバー基台32と、カバー基台32に開閉可能に取り付けられ、閉鎖状態において発信機18の操作部1810を含む露出部を覆う堆雪保護カバー34と、を備える。堆雪保護カバー34は、閉鎖状態において下部側が上部側よりも扉面17側に位置するように傾斜してカバー基台32に取り付けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
意図しない押圧による発信機の誤動作を防止する発信機の保護装置であって、
前記発信機の取付面の、前記発信機の露出部の周辺に設置したカバー基台と、
前記カバー基台に開閉可能に取り付けられ、閉鎖状態において前記発信機の露出部の内、少なくとも操作部を覆う保護カバーと、
を備え、
前記保護カバーは、少なくとも保護装置の設置状態における前記閉鎖状態において下部側が上部側よりも前記取付面側に位置するように傾斜して前記カバー基台に取り付けられたことを特徴とする発信機の保護装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
請求項1記載の発信機の保護装置において、
前記取付面の前記カバー基台が設置される位置に対応して、前記取付面から前記取付面に相対する面に向けて貫通孔が設けられ、
前記カバー基台の設置状態における前記取付面側に、前記貫通孔の位置に対応して固定受部が設けられ、
前記カバー基台は、前記取付面に相対する面側から前記貫通孔を介して前記取付面側に位置する前記固定受部に挿入される固定部材により前記取付面に固定設置されることを特徴とする発信機の保護装置。
【請求項3】
請求項1記載の発信機の保護装置において、
前記保護カバーの前記閉鎖状態において、前記発信機の少なくとも一部が外部から視認可能であることを特徴とする発信機の保護装置。
【請求項4】
請求項1記載の発信機の保護装置において、
前記カバー基台は、前記保護カバーの前記閉鎖状態において外部から前記保護カバー及び又は前記保護カバーにより覆われた内部にアクセス可能な開放部を有することを特徴とする発信機の保護装置。
【請求項5】
一面に露出させて取り付けられた発信機に、前記一面を前記取付面として請求項1乃至4何れかに記載の発信機の保護装置が設置されたことを特徴とする非常通報装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発信機への意図しない押圧による誤動作を防止する発信機の保護装置及び当該保護装置が設置された非常通報装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高速道路や自動車専用道路等のトンネルは、道路法等の規定によりトンネル長さや想定通行量と相関関係にある事故発生率によってランク分けされ、ランクによって非常通報装置、消火器箱、消火栓装置、水噴霧装置、火災検知器等の装置・機器を非常用設備として設置することが義務づけられている。
【0003】
この内、非常通報装置と消火器箱の設置が義務付けられたランクのトンネル内には、非常用設備として非常通報装置を消火器箱と一体にして設置されているものがある。また、消火器箱は、消火器扉を備えた消火器収納部に、例えば2本の消火器を収納し、非常通報装置は、例えば消火器箱の消火器収納部の上部に配置された通報装置扉に赤色表示灯、発信機、応答ランプ、電話ジャックを備えている。
【0004】
赤色表示灯が常時点灯することで、消火器箱及び非常通報装置の設置場所が遠方から確認できるようになっている。例えば火災が発生し、発信機が押されて押釦スイッチがオンすると、非常通報装置から電気室に設置された防災受信盤へ火災通報信号が送信されて防災受信盤から火災警報が出力される。火災警報を出力した防災受信盤は非常通報装置へ応答信号を送信し、非常通報装置側では赤色表示灯が点滅し、応答ランプが点灯することで、防災受信盤側で火災通報信号が受信されたことを確認可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-055073号公報
特開2020-078429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、降雪地帯に設置されているトンネルにあっては、降雪が続いた場合に除雪車を出動させて除雪作業を行い、道路交通可能に維持している。このような除雪作業において、除雪車が道路の除雪を行いながらトンネルに進入してきた場合、トンネル入口からしばらく除雪車が進んだ付近までの道路の路肩からトンネル壁面にかけて除雪された雪が飛散して堆雪が起きている。
【0007】
このように除雪車の通行に伴い道路の路肩からトンネル壁面にかけて堆雪が起きた場合、トンネル入口側に設置されている非常通報装置に設けられた発信機が堆雪により押された状態となり誤動作し、防災受信盤から誤報が出力される事象が散発しており、誤報の対処に手間と時間が掛かる問題がある。
【0008】
本発明は、発信機の操作性を確保しつつ、除雪車の通行に伴う堆雪等の発信機への意図しない押圧による発信機の誤動作を防止する発信機の保護装置及び当該保護装置が設置された非常通報装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(発信機の保護装置)
本発明は、意図しない押圧による発信機の誤動作を防止する発信機の保護装置であって、
発信機の取付面の、発信機の露出部の周辺に設置したカバー基台と、
カバー基台に開閉可能に取り付けられ、閉鎖状態において発信機の露出部の内、少なくとも操作部を覆う保護カバーと、
を備え、
保護カバーは、少なくとも保護装置の設置状態における閉鎖状態において下部側が上部側よりも取付面側に位置するように傾斜してカバー基台に取り付けられたことを特徴とする。
【0010】
(カバー基台の設置構造)
取付面のカバー基台が設置される位置に対応して、取付面から取付面に相対する面に向けて貫通孔が設けられ、
カバー基台の設置状態における取付面側に、貫通孔の位置に対応して固定受部が設けられ、
カバー基台は、取付面に相対する面側から貫通孔を介して取付面側に位置する前記固定受部に挿入される固定部材により取付面に固定設置される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
はしごの道路標示
1か月前
個人
非常放送システム
3日前
個人
飛行体衝突回避装置
1か月前
個人
バス送迎支援システム
23日前
個人
自動操舵制御システム
1か月前
株式会社SUBARU
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用計器装置
1か月前
株式会社SUBARU
車両
1か月前
株式会社知財事業研究所
信号機
1か月前
株式会社SUBARU
サーバ装置
1か月前
能美防災株式会社
表示灯
19日前
能美防災株式会社
警報器
1か月前
ニッタン株式会社
感度試験装置
19日前
株式会社アガタ
閉空間監視装置
20日前
個人
配車システム
1か月前
個人
配車システム
1か月前
ニッタン株式会社
表示灯付発信機
1か月前
株式会社京三製作所
車両検出装置
4日前
ホーチキ株式会社
煙感知器
1か月前
トヨタ自動車株式会社
情報収集システム
13日前
株式会社大林組
異常検知システム
1か月前
竹中エンジニアリング株式会社
緊急呼出システム
26日前
ユニット株式会社
人感センサー音声警報器
19日前
竹中エンジニアリング株式会社
緊急呼出システム
26日前
井関農機株式会社
トラクタの制御システム
1か月前
本田技研工業株式会社
運転支援装置
1か月前
本田技研工業株式会社
車両表示装置
1か月前
本田技研工業株式会社
外界認識装置
1か月前
日本信号株式会社
路上車両検知装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
運転支援装置
17日前
個人
駐車場概要又は道路概況提供システム
2か月前
中国電力株式会社
遠隔見守りシステム
1か月前
矢崎エナジーシステム株式会社
警報器
1か月前
矢崎エナジーシステム株式会社
警報器
1か月前
トヨタ自動車株式会社
渋滞情報作成装置
5日前
大和ハウス工業株式会社
見守りシステム
18日前
続きを見る