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公開番号2024022191
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022125592
出願日2022-08-05
発明の名称台車
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B61C 9/48 20060101AFI20240208BHJP(鉄道)
要約【課題】車軸に対するモータの相対変位を吸収することができる台車を提供する。
【解決手段】台車は、台車フレームと、台車フレームの下方に位置し、水平方向に延びる車軸と、台車フレームに対して上下方向に相対変位可能に設けられ、車軸を車軸の軸線回りに回転させるモータと、車軸とモータの駆動軸とを同軸に連結する動力伝達継手と、モータの外面に設けられ、車軸に対して軸線の径方向外側に位置するモータブラケットと、台車フレームとモータブラケットとを上下方向に接続し、上下方向に弾性変形可能な弾性部材と、弾性部材の上下方向の長さを規定するラッチと、車軸の外周側に円環状に設けられるとともにモータブラケットを径方向内側から支持し、車軸と一体に回転して生じる遠心力を受けて回転時に縮径可能で且つ回転停止時に膨径可能な逆遠心クラッチと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
台車フレームと、
前記台車フレームの下方に位置し、水平方向に延びる車軸と、
前記台車フレームに対して上下方向に相対変位可能に設けられ、前記車軸を前記車軸の軸線回りに回転させるモータと、
前記車軸と前記モータの駆動軸とを同軸に連結する動力伝達継手と、
前記モータの外面に設けられ、前記車軸に対して前記軸線の径方向外側に位置するモータブラケットと、
前記台車フレームと前記モータブラケットとを上下方向に接続し、上下方向に弾性変形可能な弾性部材と、
前記弾性部材の上下方向の長さを規定するラッチと、
前記車軸の外周側に円環状に設けられるとともに前記モータブラケットを前記径方向内側から支持し、前記車軸と一体に回転して生じる遠心力を受けて回転時に縮径可能で且つ回転停止時に膨径可能な逆遠心クラッチと、
を備える台車。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記ラッチは、
前記台車フレームに設けられた第一ラッチ部材と、
前記モータブラケットに設けられ、前記第一ラッチ部材に対向して前記第一ラッチ部材と係合可能な第二ラッチ部材と、
を有する、請求項1に記載の台車。
【請求項3】
前記ラッチは、
前記モータの電圧を利用して前記第一ラッチ部材と前記第二ラッチ部材との係合、及び前記第一ラッチ部材と前記第二ラッチ部材との係合解除を行うロックリリース機構を有する、請求項2に記載の台車。
【請求項4】
前記ラッチは、
前記逆遠心クラッチの縮径及び膨径と連動して前記第一ラッチ部材と前記第二ラッチ部材との係合、及び前記第一ラッチ部材と前記第二ラッチ部材との係合解除を行う連動機構を有する、請求項2に記載の台車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、台車に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータのトルクを直接車軸に伝達する構造の鉄道車両用直接駆動式電動台車が開示されている。この台車は、モータを固定支持する台車フレームを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-301471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば車両に乗員が乗降すると、台車フレームの重量が変化して、台車フレームが上下に変動する。特許文献1に記載の台車では、台車フレームの上下変動に伴ってモータが変位し、車軸に対するモータの相対変位が生じてしまう。車軸に対するモータの相対変位は、動力伝達効率の低下や、走行時の振動の増大等の原因となる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、車軸に対するモータの相対変位を吸収することができる台車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る台車は、台車フレームと、前記台車フレームの下方に位置し、水平方向に延びる車軸と、前記台車フレームに対して上下方向に相対変位可能に設けられ、前記車軸を前記車軸の軸線回りに回転させるモータと、前記車軸と前記モータの駆動軸とを同軸に連結する動力伝達継手と、前記モータの外面に設けられ、前記車軸に対して前記軸線の径方向外側に位置するモータブラケットと、前記台車フレームと前記モータブラケットとを上下方向に接続し、上下方向に弾性変形可能な弾性部材と、前記弾性部材の上下方向の長さを規定するラッチと、前記車軸の外周側に円環状に設けられるとともに前記モータブラケットを前記径方向内側から支持し、前記車軸と一体に回転して生じる遠心力を受けて回転時に縮径可能で且つ回転停止時に膨径可能な逆遠心クラッチと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の台車によれば、車軸に対するモータの相対変位を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第一実施形態に係る台車の構成を示す図である。
本開示の第一実施形態に係る台車の要部の構成を示す図である。
本開示の第一実施形態に係るラッチを示す図である。
本開示の第一実施形態に係る台車停車時の逆遠心クラッチの構成を示す図である。
本開示の第一実施形態に係る台車走行時の逆遠心クラッチの構成を示す図である。
本開示の第一実施形態に係る台車停車時の逆遠心クラッチの作用を説明する図である。
本開示の第一実施形態に係る台車走行時の逆遠心クラッチの作用を説明する図である。
本開示の第二実施形態に係るラッチを示す図である。
本開示の第三実施形態に係る台車の要部の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第一実施形態>
以下、本開示の第一実施形態に係る台車10について、図1から図7を参照して説明する。
【0010】
(車両)
図1に示すように、本実施形態の台車10が用いられる車両1は、例えば鉄道車両である。車両1は、車体2と、台車10とを備える。車体2の内部には、乗員が乗降するためのスペースが設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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