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公開番号2024017846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120755
出願日2022-07-28
発明の名称マーク付きタイヤ
出願人フジコピアン株式会社
代理人
主分類B60C 13/00 20060101AFI20240201BHJP(車両一般)
要約【課題】熱転写方式により作製された少なくともバーコード及び/あるいは2次元コード等のマークを有するタイヤにおいて、該マークが種々の過酷な条件で使用された場合であっても十分な耐久性があり、耐消マーク性が高いタイヤを提供すること。
【解決手段】耐熱性透明熱可塑性樹脂フィルム上にゴム系エラストマーよりなるインク受容層が設けられた中間受像フィルムのインク受容層上に、熱転写方式により少なくともバーコード及び/あるいは2次元コード20が形成されたインク印字部が、グリーンタイヤの加硫成型の際金型により形成されるタイヤ凹部内の底面部に接触してあり、且つ該印字面を有する該耐熱性透明熱可塑性樹脂フィルム30及び該印字部のインクが一体となって加硫後のタイヤゴムと接着状態で前記凹部内にあるタイヤ10とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
耐熱性透明熱可塑性樹脂フィルム上に、ゴム系エラストマーよりなるインク受容層が直接的あるいは間接的に密着された状態で設けられた中間受像フィルムのインク受容層上に、サーマルヘッドプリンタ出力手段により少なくともバーコード及び/あるいは2次元コードが形成されたインク印字部が、グリーンタイヤの加硫成型の際、金型により形成されるタイヤ凹部内の底面部に接触してあり、且つ該印字面を有する該耐熱性透明熱可塑性樹脂フィルム及び該印字部のインクが一体となって加硫後のタイヤゴムと接着状態で前記凹部内にあることを特徴とするバーコード及び/あるいは2次元コード付きタイヤ。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記耐熱性透明熱可塑性樹脂フィルムが融点200℃以上であることを特徴とする請求項1に記載のバーコード及び/あるいは2次元コード付きタイヤ。
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発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤの管理用として今後増々要求が高まる高度な情報を有するバーコード及び/あるいは2次元コード付きのタイヤに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、タイヤへの文字等のマーキングに金型を利用した刻印方式が有る。しかしながら、この方式は、バーコードや2次元コード等の高度な情報を有するマーク形成に向くものではない。
上記2次元コード等のマーキング法としてレーザー刻印マーキングがある。この方式は、耐久性に優れたマークを形成できる点において優れている。しかしながら、レーザー装置は高価であり、又コードリーダーの読み取り時の鮮明さに欠ける欠点を有する。
一方、簡便なマーク形成法として、熱転写方式印刷ラベルを用いたマーキングがある。しかしながら、該方式は、難接着性の加硫ゴムに対する接着性に乏しいため耐久性が無く又マーク面の保護のためにオーバーコート等が必要であり実用性に乏しいものであった。
熱転写方式印刷ラベルのこの問題を解決する手段として、特許文献1には、片面がマット処理された白色フィラー含有の耐熱性樹脂フィルムの他面にプライマー層を介して加硫促進剤含有かつ加硫剤無含有のゴム系粘着層を有してなるラベル基材のマット処理面に熱転写インク情報を有してなり、その熱転写インク情報が耐熱性の樹脂系インクよりなる下層とポリメチルメタクリレートよりなる表層の少なくとも2層構造を有してラベル表面に露出した状態にあることを特徴とするタイヤ管理用ラベルが記載されている。
しかしながら、特許文献1記載の発明では、種々な過酷な条件で使用されるタイヤ用マークの耐久性面で満足するもので無かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-244561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記熱転写方式により作製された少なくともバーコード及び/あるいは2次元コード等のマークを有するタイヤにおいて、該マークが種々な過酷な条件で使用された場合であっても十分な耐久性があり、耐消マーク性が高い、少なくともバーコード及び/あるいは2次元コードのマークを有するタイヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、本発明の課題を達成するための手段を具体的に説明する。
【0006】
第1発明は、耐熱性透明熱可塑性樹脂フィルム上に、ゴム系エラストマーよりなるインク受容層が直接的あるいは間接的に密着された状態で設けられた中間受像フィルムのインク受容層上に、サーマルヘッドプリンタ出力手段により少なくともバーコード及び/あるいは2次元コードが形成されたインク印字部が、グリーンタイヤの加硫成型の際、金型により形成されるタイヤ凹部内の底面部に接触してあり、且つ該印字面を有する該耐熱性透明熱可塑性樹脂フィルム及び該印字部のインクが一体となって加硫後のタイヤゴムと接着状態で前記凹部内にあることを特徴とするバーコード及び/あるいは2次元コード付きタイヤである。
【0007】
第2発明は、前記耐熱性透明熱可塑性樹脂フィルムが融点200℃以上であることを特徴とする第1発明に記載のバーコード及び/あるいは2次元コード付きタイヤである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の効果は、グリーンタイヤによるタイヤ成型品製造時、通常金型によりタイヤ外表面に凹凸部が形成されることを利用して、少なくともバーコード及び/あるいは2次元コードよりなるマーク部がタイヤ凹部の底面に設けられ且つタイヤ凹部内に該マークが強固な保護フィルム付きで設けられていることにより、レーザー刻印の前記マーク像より、該マーク像の鮮明さを維持した上で、熱転写方式により形成されたマーク像の耐久性を簡便な方法で改善したバーコード及び/あるいは2次元コード付きタイヤを提供出来たことにある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
加硫成型後、マークが形成された耐熱性透明熱可塑性樹脂フィルムがタイヤゴムと一体的に接着した状態の2次元コード等のマークの状態を示す図である。
タイヤ凹部内の底面部に形成された2次元コード等のマークを上面から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<<中間受像フィルム>>
バーコード及び/あるいは2次元コード付きタイヤ製造に使用される、本発明の中間受像フィルムは、耐熱性透明熱可塑性樹脂フィルム上に、直接的あるいは間接的に接着された状態で設けられたインク受容層を有する構成よりなる。したがって、耐熱性透明熱可塑性樹脂フィルムとインク受容層は必須の構成要素であり、必要に応じて、該耐熱性透明熱可塑性樹脂フィルムと該インク受容層の間にアンカー層が設けられた構成よりなる前記マーク形成用一体型中間受像フィルムである。
(【0011】以降は省略されています)

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