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公開番号2024091017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207268
出願日2022-12-23
発明の名称移動体
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人
主分類B60W 30/16 20200101AFI20240627BHJP(車両一般)
要約【課題】隊列走行する移動体同士の距離を、搭乗者の状態や周囲の環境に応じて制御する。
【解決手段】搭乗者の発声による音声と、周囲の環境音とを含む音、を取得するマイク21と、周囲の環境情報を取得するセンサ22と、マイク21による取得結果に応じて、搭乗者が発声しているか否かを判定する発声判定部23と、発声判定部23により搭乗者が発声していると判定された場合に、マイク21による取得結果に応じて、他の移動体との距離の設定を行う距離設定部27と、センサ22により取得された周囲の環境情報に基づき、距離設定部27で設定した距離で走行した場合に、他の移動体に対して安全に走行可能か否かを判定する安全判定部28と、安全判定部28の判定結果に応じて、距離設定部27で設定された他の移動体との距離となるように走行制御を行う走行制御部29と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の移動体で隊列を形成して走行する際に、隊列内の他の移動体との間の距離を制御して走行する移動体であって、
搭乗者の発声による音声と、周囲の環境音とを含む音、を取得するマイクと、
周囲の環境情報を取得するセンサと、
前記マイクによる取得結果に応じて、前記搭乗者が発声しているか否かを判定する発声判定部と、
前記発声判定部により前記搭乗者が発声していると判定された場合に、前記マイクによる取得結果に応じて、前記他の移動体との距離の設定を行う距離設定部と、
前記センサにより取得された周囲の環境情報に基づき、前記距離設定部で設定した距離で走行した場合に、他の移動体に対して安全に走行可能か否かを判定する安全判定部と、
前記安全判定部の判定結果に応じて、前記距離設定部で設定された他の移動体との距離となるように走行制御を行う走行制御部と、を備える、
移動体。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記距離設定部は、前記マイクにより取得された搭乗者の発声による音声の大きさ、及び高さの少なくともいずれかに応じて、前記距離の設定を変更する、
請求項1に記載の移動体。
【請求項3】
風向きを取得する風向取得部をさらに備え、
前記距離設定部は、
前記風向取得部で取得された風向きに応じて、前記距離の設定を変更する、
請求項1又は請求項2に記載の移動体。
【請求項4】
前記他の移動体との位置関係を取得する位置関係取得部をさらに備え、
前記距離設定部は、
前記位置関係取得部により取得された前記他の移動体の位置関係が縦列である場合に、前記他の移動体と左右に並列して走行するように前記距離の設定を変更する、
請求項1又は請求項2に記載の移動体。
【請求項5】
前記安全判定部は、
走行速度と、前記センサにより取得された自身の周囲の環境情報と、に基づき、前記他の移動体が急停車した場合であっても、前記他の移動体に対して安全に停止できるだけの距離を確保できるか否かに応じて、前記安全に走行可能か否かの判定を行う、
請求項1又は請求項2に記載の移動体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、1人~2人乗り程度の移動体が開発されている。例えば、この移動体とは電動キックボード等のマイクロモビリティであり、友人や家族などのグループが、このマイクロモビリティに乗車して隊列走行することが可能である。
【0003】
より具体的には、移動体として、IoTを具備した次世代のマイクロモビリティの開発が進められている。このような移動体が複数台で同一の目的地に向かう際に隊列走行する場合には、道路交通のルール及び安全の観点から、進行方向に対して並列ではなく、縦列に並んだ状態で隊列走行を行う。
【0004】
このとき、縦列で隊列走行している複数の移動体のうち、先頭の移動体が目的地を把握してルートを導き出す。このとき後続の移動体は、特に目的地やルートを考慮せずに、1つ前の移動体の移動体に追従する。これにより、複数の移動体が、簡単かつ安全に目的地に到達可能となる。例えば、特許文献1には、先行車への追従時における走行フィーリングを向上させる運転支援装置が開示されている。
【0005】
また、このようなマイクロモビリティは、小回りが利くとともに、窓やドアが無く、開放的である。そのため搭乗者は、インカムなどの無線装置を利用せずに、気軽に接近して直接会話(生声)することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-214225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、複数の移動体に乗車する搭乗者同士が直接会話を行う場合に、周囲の騒音が大きいと、搭乗者の声が互いに届かず、会話が困難になる場合がある。その一方で、搭乗者の声が確実に届くように移動体同士を近づけることが考えられるが、移動体同士が近づき過ぎると、安全な距離を保てなくなるおそれがある。そのため、複数の移動体の搭乗者同士で声が届く距離としつつ安全が確保できるように、移動体同士の距離が適切な距離となるように制御を行う要望がある。
【0008】
本開示は、隊列走行する移動体同士の距離を、搭乗者の状態や周囲の環境に応じて制御する移動体を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示にかかる移動体は、複数の移動体で隊列を形成して走行する際に、隊列内の他の移動体との間の距離を制御して走行する移動体であって、搭乗者の発声による音声と、周囲の環境音とを含む音、を取得するマイクと、周囲の環境情報を取得するセンサと、前記マイクによる取得結果に応じて、前記搭乗者が発声しているか否かを判定する発声判定部と、前記発声判定部により前記搭乗者が発声していると判定された場合に、前記マイクによる取得結果に応じて、前記他移動体との距離の設定を行う距離設定部と、前記センサにより取得された周囲の環境情報に基づき、前記距離設定部で設定した距離で走行した場合に、他の移動体に対して安全に走行可能か否かを判定する安全判定部と、前記安全判定部の判定結果に応じて、前記距離設定部で設定された他の移動体との距離となるように走行制御を行う走行制御部と、を備える。
これにより、複数の移動体の搭乗者間で直接会話が可能であり、かつ、移動体同士が安全な距離となる状態で移動体を走行させることができる。
【発明の効果】
【0010】
本開示よれば、隊列走行する移動体同士の距離を、搭乗者の状態や周囲の環境に応じて制御する移動体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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