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公開番号2024011308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-25
出願番号2022113208
出願日2022-07-14
発明の名称ロック装置及び収納装置
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人
主分類E05C 21/00 20060101AFI20240118BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】開閉部が半掛かりの状態でロックされ難く、強い衝撃力を受けた場合等でも、開閉部を閉位置で安定して保持することが可能なロック装置を提供する。
【解決手段】本発明のロック装置(1)は、支持体(10)に対して開口部(11)を閉鎖する閉位置と前記開口部(11)を解放する開位置との間で移動可能に取り付けられる開閉部(20)を、前記閉位置で保持するロック装置(1)であって、前記支持体(10)に設けられる係止部(14)と、前記開閉部(20)にスライド可能に設けられるとともに、前記係止部(14)に対して挿抜されるスライド部材(30)とを有し、前記スライド部材(30)は、スライド本体部(31)と、前記スライド本体部(31)に対して折り曲げ可能に連結されるとともに、前記係止部(14)に係止される先端爪部(40)とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
支持体に対して開口部を閉鎖する閉位置と前記開口部を解放する開位置との間で移動可能に取り付けられる開閉部を、前記閉位置で保持するロック装置であって、
前記支持体に設けられる係止部と、前記開閉部にスライド可能に設けられるとともに、前記係止部に対して挿抜されるスライド部材とを有し、
前記スライド部材は、スライド本体部と、前記スライド本体部に対して折り曲げ可能に連結されるとともに、前記係止部に係止される先端爪部とを有する
ことを特徴とするロック装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記先端爪部は、前記開閉部の前記閉位置において前記先端爪部が前記係止部に当接する第1姿勢と、前記先端爪部が前記第1姿勢から前記スライド本体部に対して折り曲げられて形成される第2姿勢との間で回転可能に配され、
前記スライド部材に、前記先端爪部を前記第1姿勢に向けて付勢する弾性部材が設けられている
請求項1記載のロック装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の前記ロック装置を有し、車両の車内に設置されることを特徴とする収納装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉部を閉位置で保持するロック装置、及び、そのロック装置を有する収納装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両の車室内には、一般的に、グローブボックスやコンソールボックス等の収納装置が設置されている。例えば、グローブボックスは、車両のインストルメントパネルにおける助手席側の部分に設けられており、インストルメントパネルに対して開閉するリッド部(蓋部)と、リッド部に一体的に設けられるとともにグローブボックスの収納部を形成するボックス本体部とを有する。この場合、インストルメントパネルは、グローブボックスを回転可能に支持する支持体であり、インストルメントパネルには、グローブボックスを取り付けるための開口部が所要の位置に形成されている。グローブボックスのリッド部(又は、リッド部及びボックス本体部)は、インストルメントパネルに対して開閉する開閉部となる。
【0003】
グローブボックスには、リッド部をインストルメントパネルの開口部が閉鎖される閉位置で保持することにより、リッド部をインストルメントパネルに対してロックするロック装置が設けられている。また、このロック装置を操作するための操作部が、リッド部の外面部分に設けられており、この操作部が運転者等によって操作されることによって、ロック装置によるリッド部のロック状態を解除して、リッド部を閉位置からグローブボックスの収容開口部を完全に開く開位置まで円滑に移動(回転)させることが可能となる。
【0004】
例えば特開2003-13647号公報(特許文献1)には、グローブボックスのサイドロック装置が開示されている。この特許文献1では、インストルメントパネルに、グローブボックスが開閉可能に取り付けられて支持されている。特許文献1のサイドロック装置では、グローブボックスのボックス本体の前面壁に配される操作ハンドル(操作部)と、前面壁の裏側に配される左右一対のラッチ及び筒状部と、ラッチ及び筒状部を付勢する2つの圧縮コイルばねと、操作ハンドルを固定するとともに筒状部及び圧縮コイルばねが装着される回転軸とが設けられている。左右のラッチは、圧縮コイルばねにより、グローブボックスの左右方向の外側に付勢された状態で回転軸に装着される。
【0005】
特許文献1のインストルメントパネルには、ラッチを挿入する左右のロック孔が、グローブボックスが閉じたときのラッチの位置に対応して設けられている。また、左右のラッチの先端には、テーパ面が形成されている。このラッチに設けられたテーパ面を、グローブボックスを開位置から閉位置に移動させてインストルメントパネルの開口部を閉じるときに、インストルメントパネルの内側の側面に接触させることにより、ラッチを、圧縮コイルばねの付勢力に抗して左右方向の内側に移動させることができる。
【0006】
特許文献1には、上述のようなサイドロック装置の採用により、支持体(インストルメントパネル)や収納体(グローブボックスのボックス本体)の形状設定により、ラッチの出没量を左右両サイドで変更する必要が生じたような場合に、装置自体を大幅に改変しなくとも、カム溝やラッチの長さを変更するだけで、その要請に応えることができると説明されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2003-13647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述した特許文献1のサイドロック装置では、グローブボックスを閉位置に移動させたときに、グローブボックスに設けたロック孔に、圧縮コイルばねによって付勢されるラッチが挿入されることによって、グローブボックスを閉位置でロックしている。
【0009】
しかし、特許文献1のラッチの先端には、ラッチを圧縮コイルばねの付勢力に抗して左右方向の内側に移動させるためのテーパ面が形成されている。また、このラッチのテーパ面は、ラッチをグローブボックスのロック孔に挿入してグローブボックスを閉位置でロックしたときに、ロック孔の内部に配置されている。
【0010】
このようにラッチのテーパ面がロック孔内に配置される場合、ラッチの外周面がロック孔の内壁面に接触する接触面積がテーパ面によって小さくなり、ラッチが、所謂半掛かりの状態でロック孔に係合する。このようにラッチがテーパ面により半掛かりの状態で係合する場合、そのグローブボックスを備えた自動車が衝突等によって強い衝撃力を受けた場合等に、例えばラッチにテーパ面が形成されていない場合に比べて、ラッチがロック孔から外れ易くなることが考えられる。
(【0011】以降は省略されています)

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