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公開番号2024006288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022107034
出願日2022-07-01
発明の名称閉塞構造及び移動体
出願人株式会社SkyDrive
代理人弁理士法人IPX
主分類B64D 25/00 20060101AFI20240110BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】例えば脱出窓として機能し、非常時であっても簡便かつ確実に開放可能な閉塞構造、及びかかる閉塞構造を備える移動体を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、開口を有する移動体の本体に対して、開口を塞ぐように固定される閉塞構造が提供される。この閉塞構造は、フレーム部材と、蓋部材とを備える。フレーム部材は、開口の周縁に沿って配置される。蓋部材は、フレーム部材の内側に装着される。フレーム部材に蓋部材に向かう外力が作用したとき、蓋部材がフレーム部材から離脱するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
開口を有する移動体の本体に対して、前記開口を塞ぐように固定される閉塞構造であって、
フレーム部材と、蓋部材とを備え、
前記フレーム部材は、前記開口の周縁に沿って配置され、
前記蓋部材は、前記フレーム部材の内側に装着され、
前記フレーム部材に前記蓋部材に向かう外力が作用したとき、前記蓋部材が前記フレーム部材から離脱するように構成されている、閉塞構造。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1に記載の閉塞構造において、
前記蓋部材の前記フレーム部材からの離脱方向は、前記本体の内側から外側に向かう方向である、閉塞構造。
【請求項3】
請求項2に記載の閉塞構造において、
前記フレーム部材の幅は、前記本体の外側より内側において大きい、閉塞構造。
【請求項4】
請求項2に記載の閉塞構造において、
前記フレーム部材の幅は、厚さ方向に沿って連続的に変化している、閉塞構造。
【請求項5】
請求項2に記載の閉塞構造において、
前記フレーム部材の内周面は、前記フレーム部材の厚さ方向に沿った断面において、直線状又は曲線状をなし、
前記蓋部材の外周面は、前記フレーム部材の内周面に対応した形状をなしている、閉塞構造。
【請求項6】
請求項2に記載の閉塞構造において、
前記フレーム部材の内周面と外面との境界は、丸みを帯びている、閉塞構造。
【請求項7】
請求項1に記載の閉塞構造において、
さらに、前記蓋部材を前記フレーム部材に固定する固定部材を備え、
前記フレーム部材及び前記蓋部材の破壊強度が前記固定部材の破壊強度より大きい、閉塞構造。
【請求項8】
移動体であって、
開口を有する本体と、前記開口を塞ぐように、前記本体に対して固定された請求項1~請求項7の何れか1つに記載の閉塞構造とを備える、移動体。
【請求項9】
請求項8に記載の移動体において、
前記移動体は、与圧を要さない移動体である、移動体。
【請求項10】
請求項8に記載の移動体において、
前記移動体は、有人移動体である、移動体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、閉塞構造及び移動体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来の緊急脱出窓は、窓枠と、窓枠の内側に設置された窓ガラスと、窓枠を胴体に連結する複数のピンと、それぞれのピンに連結され、窓枠からピンを引き込むように構成された少なくとも1つのアクチュエータを有する解除機構とを備えている(特許文献1参照)。
そして、脱出窓は、緊急時に胴体から離脱するように回動及び/又は完全に離脱することにより、乗員が脱出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第10,752,335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者の検討によれば、窓枠に窓ガラスを挟み込むような大きい外力が作用すると、ピンを外しても脱出窓を胴体から離脱させ難くなる場合がある。
本発明では上記事情に鑑み、例えば脱出窓として機能し、非常時であっても簡便かつ確実に開放可能な閉塞構造、及びかかる閉塞構造を備える移動体を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、開口を有する移動体の本体に対して、開口を塞ぐように固定される閉塞構造が提供される。この閉塞構造は、フレーム部材と、蓋部材とを備える。フレーム部材は、開口の周縁に沿って配置される。蓋部材は、フレーム部材の内側に装着される。フレーム部材に蓋部材に向かう外力が作用したとき、蓋部材がフレーム部材から離脱するように構成されている。
【発明の効果】
【0006】
かかる態様によれば、フレーム部材に蓋部材に向かう外力が作用したとき、蓋部材がフレーム部材から離脱するように構成されているので、外力の大きさにかかわらず、簡便かつ確実に閉鎖構造を開放することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の移動体の一実施形態である飛行体を示す斜視図である。
飛行体のハードウェア構成を示す図である。
閉塞構造の一例である窓の構成を示す平面図(本体の外側から見た状態)である。
図3中のA-A断面図である。
窓の他の構成例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
図1は、本発明の移動体の一実施形態である飛行体を示す斜視図である。図2は、飛行体のハードウェア構成を示す図である。図3は、閉塞構造の一例である窓の構成を示す平面図(本体の外側から見た状態)である。図4は、図3中のA-A断面図である。図5は、窓の他の構成例を示す断面図である。
【0009】
本明細書において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、0又は1で構成される2進数のビット集合体として信号値の高低によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0010】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
(【0011】以降は省略されています)

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