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公開番号2023155520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-23
出願番号2022064863
出願日2022-04-11
発明の名称回転翼の可変ピッチ機構
出願人株式会社FINEMECH
代理人
主分類B64C 11/34 20060101AFI20231016BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】
内燃機関とM/Gで駆動する回転翼の可変ピッチ機構において、専用の駆動部及び制御装置や配線を不要として、製造コストを下げるとともに、それらの故障の発生確率を低くすること。
【解決手段】
内燃機関及(31、32)及びモータ・ジェネレータ(41、42)の両方から駆動可能な回転翼(21、22)において、モータ・ジェネレータ(41、42)の出力軸(41b)と回転翼(21、22)との間の伝達トルクによって、回転翼(21、22)の翼(21a)のピッチ(翼角度)を変化させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関とモータ・ジェネレータを動力源とする、ハイブリッド回転翼航空機における回転翼の可変ピッチ機構であって、前記内燃機関及び前記モータ・ジェネレータの両方から駆動可能な回転翼において、前記モータ・ジェネレータの出力軸と前記回転翼との間の伝達トルクによって、前記回転翼の翼(ブレード)のピッチ(翼角度)を変化させることを特徴とする可変ピッチ機構。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記回転翼と前記出力軸との間に設けた弾性体が、前記伝達トルクに応じて撓むことで、前記回転翼と前記出力軸との間に生ずる相対回転によって、前記翼のピッチが変化することを特徴とする請求項1に記載の可変ピッチ機構。
【請求項3】
前記回転翼が弾性材料でできていて、前記回転翼自体が前記伝達トルクに応じて撓むことで、前記回転翼と前記出力軸との間に前記相対回転が生ずることを特徴とする請求項1または2に記載の可変ピッチ機構。
【請求項4】
前記モータ・ジェネレータが、駆動するトルクが大きくなるとともに前記ピッチが大きくなり、発電するトルクが大きくなるとともに前記ピッチが小さくなる、作動特性を有したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の可変ピッチ機構。
【請求項5】
前記内燃機関が第1内燃機関及び第2内燃機関からなり、前記第1内燃機関及び前記第2内燃機関の両者が前記回転翼を駆動している場合と、前記第1内燃機関及び前記第2内燃機関の一方が失陥した場合とで、前記回転翼のピッチを変化させる前記トルクの範囲が異なることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の可変ピッチ機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にドローンまたはマルチコプターと呼ばれ、主として内燃機関を動力源として、モータ・ジェネレータでも駆動可能な回転翼を有する、ハイブリッド回転翼航空機における、回転翼の可変ピッチ機構に関する。
続きを表示(約 970 文字)【背景技術】
【0002】
従来、回転翼航空機における回転翼の可変ピッチ機構としては、可変ピッチのための専用の駆動部を有する例(例えば特許文献1)が知られている。
【0003】
しかしながら、上記従来の可変ピッチ機構は、専用の駆動部(アクチュエータ)を必要としているため、構造が複雑であるとともに、可変ピッチのための制御装置及び配線などが必要という問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-52227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、専用の駆動部及び制御装置や配線を必要としているので、製造コストが高いとともにそれらの故障の発生確率が高くなるという点である。
【0006】
すなわち、本発明の目的は、専用の駆動部及び制御装置や配線を不要として、製造コストを下げるとともに、それらの故障の発生確率を低くすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の回転翼の可変ピッチ機構は、内燃機関とモータ・ジェネレータを動力源とする、ハイブリッド回転翼航空機における回転翼の可変ピッチ機構であって、内燃機関及びモータ・ジェネレータの両方から駆動可能な回転翼において、モータ・ジェネレータの出力軸と回転翼との間の伝達トルクによって、回転翼の翼(ブレード)のピッチ(翼角度)を変化させる。
【0008】
望ましくは、回転翼と出力軸との間に設けた弾性体が、伝達トルクに応じて撓むことで、回転翼と出力軸との間に生ずる相対回転によって、翼のピッチが変化することが好ましい。
【0009】
望ましくは、回転翼が弾性材料でできていて、回転翼自体が伝達トルクに応じて撓むことで、回転翼と出力軸との間に相対回転が生ずることが好ましい。
【0010】
望ましくは、モータ・ジェネレータが、駆動するトルクが大きくなるとともにピッチが大きくなり、発電するトルクが大きくなるとともにピッチが小さくなる、作動特性を有したことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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