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公開番号2023172895
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-06
出願番号2023062656
出願日2023-04-07
発明の名称車両用ドア装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類E05D 15/10 20060101AFI20231129BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ドアを全閉位置で安定的に支持する。
【解決手段】車両用ドア装置は、第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づきドア開口部13を開閉するドア10の閉側端部83に設けられたドア側嵌合部101を備える。更に、車両用ドア装置は、ドア10の閉側端部83が接離するドア開口部13の閉側端部84に設けられた車体側嵌合部102を備える。車体側嵌合部102は、その接離方向に突出する嵌合突部105を有した雄型嵌合部材110を備える。ドア側嵌合部101は、ドア10の開閉動作に基づき嵌合突部105が挿脱される嵌合凹部115を有した雌型嵌合部材120を備える。そして、車両用ドア装置は、ドア10が全閉位置P0にある場合に、雄型嵌合部材110と雌型嵌合部材120とが嵌合することにより、嵌合凹部115に対する嵌合突部105の挿脱方向に交差する方向の相対変位を規制可能に構成される。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有する第1及び第2のリンクアームと、
前記第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づき前記車両のドア開口部を開閉する前記ドアの閉側端部に設けられたドア側嵌合部と、
前記ドアの開閉動作に基づいて該ドアの前記閉側端部が接離する前記ドア開口部の閉側端部に設けられた車体側嵌合部と、を備え、
前記ドア側嵌合部及び前記車体側嵌合部の一方側は、前記ドアの閉側端部と前記ドア開口部の閉側端部とが接離する方向に突出する嵌合突部を有した雄型嵌合部材を備え、
前記ドア側嵌合部及び前記車体側嵌合部の他方側は、前記ドアの開閉動作に基づき前記嵌合突部が挿脱される嵌合凹部を有した雌型嵌合部材を備えてなり、
前記ドアが全閉位置にある場合に、前記雄型嵌合部材と前記雌型嵌合部材とが嵌合することにより、前記嵌合凹部に対する前記嵌合突部の挿脱方向に交差する方向の相対変位を規制可能に構成された車両用ドア装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用ドア装置において、
前記ドアの閉側端部に設けられたドア側係合部と、
前記ドア開口部の閉側端部に設けられた車体側係合部と、を備えるとともに、
前記ドア側係合部及び前記車体側係合部の一方側は、ガイド係合部を備え、
前記ドア側係合部及び前記車体側係合部の他方側は、互いに対向する一対の側壁部を有して前記ドアの開閉動作方向に延在するガイド溝を備えてなり、
前記ドア側係合部と前記車体側係合部とが係合する前記ドアの全閉位置近傍においては、前記ガイド溝内に前記ガイド係合部が配置されることにより前記ドアの開閉動作が案内された状態で、前記雄型嵌合部材の前記嵌合突部と前記雌型嵌合部材の前記嵌合凹部とが挿脱されること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用ドア装置において、
前記ドア側嵌合部及び前記ドア側係合部が一体に構成されるとともに、
前記車体側嵌合部及び前記車体側係合部が一体に構成されること、
を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項4】
請求項2に記載の車両用ドア装置において、
前記ガイド係合部は、支軸周りに回転自在に軸支された状態で前記一対の側壁部間に配置されるローラとしての構成を有すること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の車両用ドア装置において、
前記挿脱方向に交差する水平方向の前記相対変位を規制可能に構成された前記雄型嵌合部材及び前記雌型嵌合部材を備えること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項6】
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の車両用ドア装置において、
前記挿脱方向に交差する上下方向の前記相対変位を規制可能に構成された前記雄型嵌合部材及び前記雌型嵌合部材を備えること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項7】
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の車両用ドア装置において、
前記相対変位を規制する方向が異なる複数組の前記雄型嵌合部材及び前記雌型嵌合部材を備えること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項8】
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の車両用ドア装置において、
前記ドア側嵌合部及び前記車体側嵌合部の少なくとも一方は、
前記雄型嵌合部材又は前記雌型嵌合部材の何れかの嵌合部材を設置面に支持するブラケットを備えるとともに、
前記ブラケットによる前記嵌合部材の支持位置を調整可能とする支持位置調整機構を備えること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項9】
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の車両用ドア装置において、
前記ドアの閉側端部を前記ドア開口部の閉側端部に拘束するロック装置を有しないこと、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項10】
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の車両用ドア装置において、
前記雄型嵌合部材と前記雌型嵌合部材とが嵌合する状態で前記ドア側嵌合部と前記車体側嵌合部との間に介在される緩衝部材を備えること、を特徴とする車両用ドア装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドア装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有した第1及び第2のリンクアームを備える車両用ドア装置がある。このような車両用ドア装置は、第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づいて、そのドア開口部に設けられたドアが開閉動作する。また、例えば、特許文献1には、リンク機構を形成する各リンクアームを、ドアが閉状態にある場合に、車体側部の端末部に装着されるドアオープニングの外側、且つドアの車内側に装着されるウェザストリップの内側となる位置に格納する構成が記載されている。そして、例えば、特許文献2には、このような各リンクアームが形成するリンク機構を、車体側のガイドレールとドア側のガイドローラユニットとが係合する構造に組み合わせる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-90097号公報
特開2008-163693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構を介して車両のドアを車体に支持する構成においては、ドアが全閉位置近傍にある場合、第1及び第2のリンクアームの距離が近づいて直線的に並んだ状態になりやすい。このため、そのドアを全閉位置で安定的に支持することが難しいという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する車両用ドア装置の各態様を記載する。
態様1の車両用ドア装置は、車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有する第1及び第2のリンクアームと、前記第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づき前記車両のドア開口部を開閉する前記ドアの閉側端部に設けられたドア側嵌合部と、前記ドアの開閉動作に基づいて該ドアの前記閉側端部が接離する前記ドア開口部の閉側端部に設けられた車体側嵌合部と、を備え、前記ドア側嵌合部及び前記車体側嵌合部の一方側は、前記ドアの閉側端部と前記ドア開口部の閉側端部とが接離する方向に突出する嵌合突部を有した雄型嵌合部材を備え、前記ドア側嵌合部及び前記車体側嵌合部の他方側は、前記ドアの開閉動作に基づき前記嵌合突部が挿脱される嵌合凹部を有した雌型嵌合部材を備えてなり、前記ドアが全閉位置にある場合に、前記雄型嵌合部材と前記雌型嵌合部材とが嵌合することにより、前記嵌合凹部に対する前記嵌合突部の挿脱方向に交差する方向の相対変位を規制可能に構成される。
【0006】
上記構成によれば、ドアが全閉位置にある場合に、このドアを安定的に支持することができる。また、雄型嵌合部材と雌型嵌合部材との嵌合により相対変位を規制することで、ガタツキを抑えることができる。そして、これにより、例えば、車両走行時、音や振動の発生を抑制することができる。
【0007】
更に、全閉状態における高い支持剛性が確保されることで、リンク機構を形成する第1及び第2のリンクアームの負荷が軽減される。そして、これにより、その小型化及び軽量化を図ることができる。
【0008】
態様2の車両用ドア装置は、態様1に記載の車両用ドア装置において、前記ドアの閉側端部に設けられたドア側係合部と、前記ドア開口部の閉側端部に設けられた車体側係合部と、を備えるとともに、前記ドア側係合部及び前記車体側係合部の一方側は、ガイド係合部を備え、前記ドア側係合部及び前記車体側係合部の他方側は、互いに対向する一対の側壁部を有して前記ドアの開閉動作方向に延在するガイド溝を備えてなり、前記ドア側係合部と前記車体側係合部とが係合する前記ドアの全閉位置近傍においては、前記ガイド溝内に前記ガイド係合部が配置されることにより前記ドアの開閉動作が案内された状態で、前記雄型嵌合部材の前記嵌合突部と前記雌型嵌合部材の前記嵌合凹部とが挿脱される。
【0009】
上記構成によれば、ガイド溝内をガイド係合部が移動することにより、円滑に、そのドアを全閉位置に閉動作させ、及び全閉位置から開動作させることができる。更に、その雄型嵌合部材の嵌合突部と雌型嵌合部材の嵌合凹部との挿脱方向に沿ってドア側嵌合部及び車体側嵌合部を相対移動させることができる。そして、これにより、円滑且つ確実に、これらの嵌合突部及び嵌合凹部を挿脱させることができる。
【0010】
また、ガイド溝内にガイド係合部が配置されることで、その側壁部が対向する方向の相対変位が規制される。そして、これにより、第1及び第2のリンクアームの距離が近づいて直線的に並んだ状態になりやすい全閉位置近傍においても、そのドアを安定的に支持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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