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公開番号2023168642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-27
出願番号2023131526,2020014635
出願日2023-08-10,2020-01-31
発明の名称コルゲートマシンの制御システム、コルゲートマシン、および、印刷装置の制御装置
出願人三菱重工機械システム株式会社
代理人弁理士法人真田特許事務所
主分類B31F 7/00 20060101AFI20231117BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約【課題】コルゲートマシンにおける段ボールシートの加工精度を向上させる。
【解決手段】制御システムは、シート11cを搬送方向に搬送する搬送路Lsと、搬送路Lsに設けられ、搬送路Lsを搬送されているシート11cに可変絵柄24を印刷する印刷装置250と、印刷装置250よりも搬送方向MDの下流側に設けられ、搬送路Lsを搬送されているシート11cを搬送方向MDの切断位置で交差方向CDに切断する切断装置242と、印刷装置250よりも搬送方向の上流側で、シート11cに予め印刷された固定柄28の位置を検出する検出装置282と、印刷装置250を制御する印刷制御と切断装置を制御する切断制御とを実施する制御装置300と、を備えている。制御装置300は、検出装置282で検出した固定柄28の位置に基づき、可変絵柄24の印刷位置を決定して前記印刷制御を実施する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
オーダーに応じた所定の寸法に製造される製函材としてのシートを搬送方向に搬送する搬送路と、
前記搬送路に設けられ、前記搬送路を搬送されている前記シートに可変絵柄を印刷する印刷装置と、
前記印刷装置よりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記搬送路を搬送されている前記シートを前記搬送方向の切断位置で、前記シートの面に沿って前記搬送方向に交差する交差方向に切断する切断装置と、
前記印刷装置よりも前記搬送方向の上流側で、前記シートに予め印刷された固定柄の位置を検出する検出装置と、
前記印刷装置を制御する印刷制御と前記切断装置を制御する切断制御とを実施する制御装置とを備えており、
前記制御装置は、前記検出装置で検出した前記固定柄の位置に基づき、前記可変絵柄の印刷位置を決定して前記印刷制御を実施する
コルゲートマシンの制御システム。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記固定柄は、前記切断位置を示す切断マークである
請求項1に記載のコルゲートマシンの制御システム。
【請求項3】
前記固定柄は、所定の固定絵柄である
請求項1に記載のコルゲートマシンの制御システム。
【請求項4】
前記固定柄は、固定枠であり、
前記制御装置は、前記固定枠を基準にして、前記固定枠の中の所定位置を前記可変絵柄の前記印刷位置として決定する
請求項1に記載のコルゲートマシンの制御システム。
【請求項5】
前記制御装置は、前記印刷位置に前記可変絵柄を印刷する前記印刷制御を実施した後に、前記可変絵柄を基準とする前記搬送方向の相対的な位置を切断位置として決定して前記切断制御を実施する
請求項1に記載のコルゲートマシンの制御システム。
【請求項6】
請求項1~請求項5の何れか1項に記載のコルゲートマシンの制御システムを備えたコルゲートマシン。
【請求項7】
オーダーに応じた所定の寸法に製造される製函材としてのシートを搬送方向に搬送する搬送路と、前記搬送路に設けられ、前記搬送路を搬送されている前記シートに可変絵柄を印刷する印刷装置と、前記印刷装置よりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記搬送路を搬送されている前記シートを前記搬送方向の切断位置で、前記シートの面に沿って前記搬送方向に交差する交差方向に切断する切断装置と、前記印刷装置よりも前記搬送方向の上流側で、前記シートに予め印刷された固定柄の位置を検出する検出装置と、を備えたコルゲートマシンにおいて、前記印刷装置を制御する印刷制御と前記切断装置を制御する切断制御とを実施する制御装置であって、
前記検出装置で検出した前記固定柄の位置に基づき、前記可変絵柄の印刷位置を決定する制御を実施する
印刷装置の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本件は、コルゲートマシンの制御システム、コルゲートマシン、および、印刷装置の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ライナと中芯とから段ボールシートを製造するコルゲートマシンでは、ダブルフェーサの下流にスリッタスコアラ及びカットオフ装置がこの順に備えられている。ダブルフェーサで製造された帯状の両面段ボールウェブ(シート)に対して、スリッタスコアラによって、オーダーに応じた所定の罫線入れ及び所定の幅の断裁加工が施される。その後、カットオフ装置により両面段ボールウェブをオーダーに応じた所定の長さに切断されて最終製品である段ボールシートが製造される。
【0003】
このコルゲートマシンにおいてインクジェット印刷装置を設けて、インクジェット印刷装置が表ライナにカットオフ装置での切断位置を示す切断マークを印刷することが知られている(例えば特許文献1を参照)。これによれば、検出器が切断マークを検出し、検出結果に基づきカットオフ装置を作動させて、段ボールウェブを所定の長さの段ボールシートに切断している。また、特許文献1は、インクジェット印刷装置が表ライナの表面に切断マークとは別に所定の絵柄(可変絵柄)を印刷することも記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-35755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、切断マークの印刷位置は例えば下記のように決定される。
コルゲートマシンでは、段ボールウェブの搬送方向への累積的な搬送距離が計測されており、計測した搬送距離に基づく演算により、所定の基準位置(例えば直前の切断位置)からの搬送距離で切断位置(カットオフ間距離)を把握できる。こうして把握された切断位置が印刷位置として決定される。
【0006】
しかし、上記のようなカットオフ間距離に基づき切断マークの印刷位置(切断位置)を決定する手法では、表ライナの表面に所定の可変絵柄が印刷されている場合、所定の可変絵柄と切断位置との相対的位置が確定されないので、可変絵柄と切断位置との関係(位置関係)に誤差変動が生じやすい傾向にある。そのため、可変絵柄と切断位置との関係が不正確になる場合があり、ひいては最終製品である段ボールシートに不良が生じるおそれがあった。
本件は、このような課題に鑑み案出されたもので、コルゲートマシンで可変絵柄と切断位置との関係を正確にすることができるようにすることを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本件のコルゲートマシンの制御システムは、オーダーに応じた所定の寸法に製造される製函材としてのシートを搬送方向に搬送する搬送路と、前記搬送路に設けられ、前記搬送路を搬送されている前記シートに可変絵柄を印刷する印刷装置と、前記印刷装置よりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記搬送路を搬送されている前記シートを前記搬送方向の切断位置で、前記シートの面に沿って前記搬送方向に交差する交差方向に切断する切断装置と、前記印刷装置よりも前記搬送方向の上流側で、前記シートに予め印刷された固定柄の位置を検出する検出装置と、前記印刷装置を制御する印刷制御と前記切断装置を制御する切断制御とを実施する制御装置とを備えている。前記制御装置は、前記検出装置で検出した前記固定柄の位置に基づき、前記可変絵柄の印刷位置を決定して前記印刷制御を実施する。
【0008】
本件のコルゲートマシンは前記コルゲートマシンの制御システムを備えている。
【0009】
本件の印刷装置の制御装置は、オーダーに応じた所定の寸法に製造される製函材としてのシートを搬送方向に搬送する搬送路と、前記搬送路に設けられ、前記搬送路を搬送されている前記シートに可変絵柄を印刷する印刷装置と、前記印刷装置よりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記搬送路を搬送されている前記シートを前記搬送方向の切断位置で、前記シートの面に沿って前記搬送方向に交差する交差方向に切断する切断装置と、前記印刷装置よりも前記搬送方向の上流側で、前記シートに予め印刷された固定柄の位置を検出する検出装置と、を備えたコルゲートマシンにおいて、前記印刷装置を制御する印刷制御と前記切断装置を制御する切断制御とを実施する制御装置であって、前記検出装置で検出した前記固定柄の位置に基づき、前記可変絵柄の印刷位置を決定する制御を実施する。
【発明の効果】
【0010】
本件によれば、可変絵柄を基準にして切断位置として決定する場合、可変絵柄と切断位置との関係に誤差変動が生じにくくなる。また、固定柄を基準にして可変絵柄の印刷位置を決定する場合、固定柄と可変絵柄の印刷位置との関係に誤差変動が生じにくくなる。そのため、コルゲートマシンで製造される段ボールシートの加工精度を向上させることができる。また、このように加工精度の良い段ボールシートを製函機に用いることで、品質の良い箱を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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