TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023072542
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-24
出願番号2021185164
出願日2021-11-12
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E05B 1/00 20060101AFI20230517BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ガタ付く等の問題を招来することなく外観品質を向上させること。
【解決手段】パネル21の表面にベース40が取り付けられるとともに、ベース40にハンドルカバー50が取り付けられてハンドル30が構成される建具であって、ベース40及びハンドルカバー50には、それぞれ連結用挿通孔44a及び連結用ネジ孔52aが設けられ、ベース40の連結用挿通孔44a及びハンドルカバー50の連結用ネジ孔52aには、相互間にわたって連結ネジ部材60が配置され、ハンドルカバー50は、ベース40の連結用挿通孔44a及びハンドルカバー50の連結用ネジ孔52aにわたって連結ネジ部材60が配置されている場合にパネル21に対してハンドルカバー50を離隔する方向に付勢するように設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
面材の表面にベースを取り付けるとともに、前記ベースにハンドルカバーを取り付けることによってハンドルが構成される建具であって、
前記ベース及び前記ハンドルカバーには、それぞれ連結孔が設けられ、
前記ベースの連結孔及び前記ハンドルカバーの連結孔には、相互間にわたって連結部材が配置され、
前記ベースと前記ハンドルカバーとの間もしくは前記ハンドルカバーと前記面材との間には、前記ベースの連結孔及び前記ハンドルカバーの連結孔にわたって前記連結部材が配置されている場合に前記面材に対して前記ハンドルカバーを離隔する方向に付勢する付勢部が設けられていることを特徴とする建具。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記付勢部は、前記ハンドルカバー及び前記ベースのいずれか一方に設けられ、前記ハンドルカバーを前記面材に近接させて弾性変形した場合にのみ前記ハンドルカバーの連結孔を介して前記ベースの連結孔に前記連結部材の挿入が可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記付勢部は、前記ハンドルカバーと前記面材との間に介在し、前記ハンドルカバーを前記面材に近接させて弾性変形した場合にのみ前記ハンドルカバーの連結孔を介して前記ベースの連結孔に前記連結部材の挿入を可能とする別体のシート部材によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項4】
前記連結部材は、前記ベースの連結孔及び前記ハンドルカバーの連結孔にわたって配置した場合に前記ベースに対して前記ハンドルカバーを固定するネジ部材であり、
前記ネジ部材は、軸心が前記面材の表面に沿って延在するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項5】
前記ハンドルカバーは、前記ベースの外表面全面を覆うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、面材の表面にハンドルが取り付けられた建具に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
開き戸等の建具において面材にハンドルを設ける場合には、ハンドルに設けた連結孔を介して面材にボルトやネジを設ける方法が多く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公昭59-34711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、面材の表面にハンドルを取り付けるには、ボルトやネジが面材に対して直交する方向に設けられることになる。従って、面材を正面から見た場合にはボルトやネジが露出することになり、外観品質の点で必ずしも好ましいとはいえない。このため従来では、ボルトやネジを含めてハンドルの外周側となる表面をカバーで覆うようにしたものもある。しかしながら、ハンドルに対してカバーを単に嵌め込む等して装着しただけでは使用中に脱落する懸念がある。また仮に、カバーとハンドルとの間を別のネジ等の連結部材によって取り付けたとしても、寸法公差等の影響によりハンドルに対してカバーがガタ付く等の問題を招来するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、ガタ付く等の問題を招来することなく外観品質を向上させることのできる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、面材の表面にベースを取り付けるとともに、前記ベースにハンドルカバーを取り付けることによってハンドルが構成される建具であって、前記ベース及び前記ハンドルカバーには、それぞれ連結孔が設けられ、前記ベースの連結孔及び前記ハンドルカバーの連結孔には、相互間にわたって連結部材が配置され、前記ベースと前記ハンドルカバーとの間もしくは前記ハンドルカバーと前記面材との間には、前記ベースの連結孔及び前記ハンドルカバーの連結孔にわたって前記連結部材が配置されている場合に前記面材に対して前記ハンドルカバーを離隔する方向に付勢する付勢部が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ベースを面材に取り付けるネジ等の連結部材をハンドルカバーによって覆うことが可能となり、外観品質の点で有利となる。しかも、ベースとハンドルカバーとの間にわたって連結部材が配置されている状態においては付勢部によりベースに対してハンドルカバーが面材から離隔する方向に付勢されるため、常に連結部材に付勢力が加えられた状態となって弛緩するおそれがなくなり、ベースに対してハンドルカバーがガタ付く等の問題を来す懸念もない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態1である建具の姿図である。
図1に示した建具の横断面図である。
図1に示した建具の要部を示すもので、(a)は2つのハンドルに対してベースの連結孔及びハンドルカバーの連結孔にわたって連結部材を配置した状態の縦断面図、(b)は一方のハンドルから連結部材を抜去した状態の縦断面図である。
図1示した建具の要部を示す分解縦断面図である。
図1に示した建具のハンドルに適用するベースを示すもので、(a)は要部斜視図、(b)は別の方向から見た要部斜視図である。
図1に示した建具のハンドルに適用するベースの外観斜視図である。
図1に示した建具のハンドルに適用するハンドルカバーの外観斜視図である。
本発明の実施の形態2である建具の要部を示す縦断面図である。
図8に示した建具の要部を示すもので、(a)は2つのハンドルに対してベースの連結孔及びハンドルカバーの連結孔にわたって連結部材を配置した状態の横断面図、(b)は一方のハンドルから連結部材を抜去した状態の横断面図である。
図8に示した建具の要部を示す分解縦断面図である。
図8に示した建具の要部を示す分解横断面図である。
図8に示した建具のハンドルに適用するベースを示すもので、(a)は外観斜視図、(b)は要部を拡大した斜視図である。
図8に示した建具に適用するハンドルカバーの外観斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下においては便宜上、見込み方向及び見付け方向という用語を用いる場合がある。見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。見付け方向とは、上枠等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦枠等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
【0010】
(実施の形態1)
図1、図2は、本発明の実施の形態1である建具を示すものである。ここで例示する建具は、片開き戸と称されるもので、枠体10及び扉体20を備えている。枠体10は、左右の縦枠11の上端部間に上枠12を設けることによって構成したものである。扉体20は、長方形状を成すガラス板等のパネル(面材)21の四周に上框22、下框23及び左右の縦框24を装着することによって構成したものである。この扉体20は、一方の縦框24と枠体10の一方の縦枠11との間に設けたヒンジ1によって枠体10に支持してあり、上下に沿ったヒンジ軸回りに回転することによって枠体10の開口を開閉することが可能である。パネル21の戸先となる部分には、両面にハンドル30が取り付けてある。枠体10を構成する縦枠11、上枠12、扉体20を構成する上框22、下框23、縦框24は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、それぞれが長手に沿った全長にわたる部分がほぼ一様の断面形状を有するように構成したものである。以下、扉体20のハンドル30及びその取付方法について詳述し、併せて本願の特徴部分について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

YKK AP株式会社
建具用形材及び建具
8日前
個人
トイレ用補助錠
1か月前
個人
ドアガード固定具
1か月前
三協立山株式会社
門扉
3か月前
個人
扉構造およびブース
28日前
株式会社白山機工
ロッカー
21日前
株式会社SUBARU
車両
1か月前
ナブテスコ株式会社
自動ドア
2か月前
リョービ株式会社
ドアクローザ
2か月前
タキゲン製造株式会社
抜差し蝶番
1か月前
株式会社ガードロック
ドア錠
1か月前
株式会社コアテックシステム
車両制御方法
2か月前
美和ロック株式会社
施解錠装置
1か月前
美和ロック株式会社
施解錠装置
2か月前
マクセル株式会社
保管装置
2か月前
大阪金具株式会社
クレセント錠
1日前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
2か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
1か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
23日前
株式会社ユニオン
レバーハンドル
17日前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
17日前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
1か月前
美和ロック株式会社
認証システム
3か月前
株式会社ユーシン
ラッチ解除装置
2か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
2か月前
オイレスECO株式会社
跳ね上げ式門扉
1か月前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
15日前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
15日前
株式会社ユーシン
ラッチ解除装置
2か月前
株式会社ユーシン
開閉体制御装置
8日前
三和シヤッター工業株式会社
錠装置
16日前
株式会社オカムラ
間仕切
1か月前
株式会社アイシン
車両用ドア制御装置
16日前
株式会社オカムラ
間仕切
1か月前
株式会社オカムラ
間仕切
1か月前
株式会社ユーシン
スイッチ装置及びドアノブ
2か月前
続きを見る