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公開番号2023050406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-11
出願番号2021160481
出願日2021-09-30
発明の名称複合成形体の製造方法
出願人東レ株式会社
代理人
主分類B29C 65/08 20060101AFI20230404BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】連続繊維強化熱可塑性樹脂シートと熱可塑性樹脂成形体とを少なくとも一方を加熱しながら両者を接合して一体化させる複合成形体の製造方法を提供する。
【解決手段】一方向に配向された連続繊維と熱可塑性樹脂とからなる連続繊維強化熱可塑性樹脂シートAと熱可塑性樹脂成形体Bとを、熱風加熱手段6を用いて少なくとも一方を加熱しながら両者を接合して一体化させる複合成形体の製造方法であって、熱風加熱手段6が楕円形または頂点の数が3~20である多角形の断面形状のノズル8を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一方向に配向された連続繊維と熱可塑性樹脂とからなる連続繊維強化熱可塑性樹脂シートAと熱可塑性樹脂成形体Bとを、熱風加熱手段を用いて少なくとも一方を加熱しながら両者を接合して一体化させる複合成形体の製造方法であって、熱風加熱手段が楕円形または頂点の数が3~20である多角形の断面形状のノズルを備える、複合成形体の製造方法。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
ノズルの断面において長径が短径の1.2倍以上10倍以下である、請求項1に記載の複合成形体の製造方法。
【請求項3】
ノズルの長径が5mm以上50mm以下である、請求項1または2に記載の複合成形体の製造方法。
【請求項4】
連続繊維が炭素繊維である、請求項1~3のいずれかに記載の複合成形体の製造方法。
【請求項5】
さらに輻射エネルギー方式による加熱手段を併用する、請求項1~4のいずれかに記載の複合成形体の製造方法。
【請求項6】
連続繊維強化熱可塑性樹脂シートAにおける熱可塑性樹脂と熱可塑性樹脂成形体Bにおける熱可塑性樹脂が、いずれもポリアミド系樹脂である、請求項1~5のいずれかに記載の複合成形体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は複合成形品の製造方法に関し、連続繊維強化熱可塑性樹脂シートと熱可塑性樹脂成形体とを少なくとも一方を加熱しながら両者を接合して一体化させる複合成形体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
繊維強化熱可塑性樹脂(FRTP)基材と他の熱可塑性樹脂成形体とを一体化した複合成形体の製造方法は各種知られているが、一体化したときの溶着性に課題がある。
【0003】
例えば特許文献1、2には、予め熱可塑性樹脂が含浸された繊維束からなるテープを押圧しながら被貼付面に貼り付ける貼付ヘッドを備えたテープ貼付装置ならびに貼付方法が示されており、非貼付物として熱可塑性樹脂の射出成形品が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-14120号公報
特開2019-135104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1、2に記載の方法では、幅の広い連続繊維強化熱可塑性樹脂シートを熱可塑性樹脂成形体に貼り付ける場合、均一に加熱することが難しいため、部分的に未溶着になることや、加熱しすぎて複合成形体中に空隙が発生することがある。また、連続繊維強化熱可塑性樹脂シートを三次元形状の熱可塑性樹脂成形体に貼り付ける場合、連続繊維強化熱可塑性樹脂シートを賦形しながら溶着させる必要があるため、高温かつ均一に加熱する必要がある。
【0006】
そこで本発明の課題は、上記のような従来技術における問題点に着目し、連続繊維強化熱可塑性樹脂シートと熱可塑性樹脂成形体とを、少なくとも一方を加熱しながら両者を接合し、良好に溶着、一体化した複合成形体を製造する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の複合成形体の製造方法は、一方向に配向された連続繊維と熱可塑性樹脂とからなる連続繊維強化熱可塑性樹脂シートAと熱可塑性樹脂成形体Bとを、熱風加熱手段を用いて少なくとも一方を加熱しながら両者を接合して一体化させる複合成形体の製造方法であって、熱風加熱手段が楕円形または頂点の数が3~20である多角形の断面形状のノズルを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の複合成形体の製造方法によれば、連続繊維強化熱可塑性樹脂シートと熱可塑性樹脂成形体とを接合することで、良好に一体化した複合成形体を製造する方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
複合成形体を製造するための貼付装置の一例を示す概略図である。
複合成形体の一例を示す概略斜視図である。
断面形状が楕円形のノズルの一例を示す図である。
断面形状が多角形のノズルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明について、実施の形態とともに、さらに詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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