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公開番号2024051372
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157505
出願日2022-09-30
発明の名称人工皮革およびその製造方法
出願人東レ株式会社
代理人
主分類D06N 3/14 20060101AFI20240404BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】 良好な品位と優れた風合いを有し、さらに経年による風合いおよび耐摩耗性の変化が少ない人工皮革およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】 平均単繊維直径が0.1μm以上10.0μm以下の極細繊維からなる不織布を含む繊維質基材と、ポリウレタン樹脂とを構成要素として含む人工皮革であって、前記人工皮革全体に占める前記繊維質基材の含有量が40.0質量%以上60.0質量%以下であり、前記ポリウレタン樹脂がイソシアヌレート構造を有し、前記ポリウレタン樹脂のN,N-ジメチルホルムアミドによる溶出率がポリウレタン樹脂全体の質量の30質量%以下である、人工皮革。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
平均単繊維直径が0.1μm以上10.0μm以下の極細繊維からなる不織布を含む繊維質基材と、ポリウレタンとを構成要素として含む人工皮革であって、前記人工皮革全体に占める前記繊維質基材の含有量が40.0質量%以上60.0質量%以下であり、前記ポリウレタンがイソシアヌレート構造を有し、前記ポリウレタンのN,N-ジメチルホルムアミドによる溶出率がポリウレタン全体の質量の30.0質量%以下である、人工皮革。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記極細繊維が5本以上100本以下からなる繊維束を形成しており、前記人工皮革の表面に対して垂直に切断した断面の走査型電子顕微鏡写真の観察範囲内において観察される、前記繊維束の総数に対する、その外周の半分以上がポリウレタンに被覆されている前記繊維束の割合が、20%以上70%以下である、請求項1に記載の人工皮革。
【請求項3】
前記ポリウレタンが、親水性基を有する、請求項1または2に記載の人工皮革。
【請求項4】
請求項1または2に記載の人工皮革を製造する方法であって、
極細繊維発現型複合繊維からなる不織布を含む繊維質基材を形成する工程、
前記繊維質基材に対し、ポリウレタン前駆体と感熱凝固剤とを溶質または分散質の主たる構成成分とする溶液または水分散液を含浸させる含浸工程、
100℃以上180℃以下の温度で乾燥を行う乾燥工程、
前記乾燥工程の後に得られるポリウレタン付不織布における前記極細繊維発現型複合繊維から前記極細繊維を発現させる工程を含み、
前記含浸工程および前記乾燥工程を2回以上5回以下繰り返して行う、
人工皮革の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人工皮革およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
主として不織布等の繊維質基材とポリウレタンからなる人工皮革は、優れた耐久性や染色のしやすさなど、天然皮革にない優れた特徴を有している。とりわけ、極細繊維からなる繊維質基材を用いた人工皮革は、表面品位およびタッチ感に優れているため、衣料や雑貨および自動車内装材用途等に年々広がっている。
【0003】
このような人工皮革を製造するにあたって、長期間使用する用途にも対応すべく、経年による変化が小さいことが求められる。特許文献1に開示された方法においては、親水性基を有する高分子弾性体と繊維質基材からなる人工皮革に対し、特定の条件で湿熱処理を行うことで、繊維と高分子弾性体との間に一定の空隙を生じさせ、柔軟性を有し、経年による風合いおよび形態の変化が生じにくい人工皮革が得られることが報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-27451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に開示された方法においては、ポリウレタンの凝固時に架橋剤を併用しており、ポリウレタンの架橋点では加水分解が起こりやすく、経年によりポリウレタンの加水分解が進行するため、ポリウレタン自体の長期安定性としては不十分であり、結果として経年により耐摩耗性が低下してしまう課題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記の従来技術の背景に鑑み、良好な品位と優れた風合いを有し、さらに経年による風合いおよび耐摩耗性の変化が少ない人工皮革およびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するべく、鋭意検討を重ねた結果、完成に至ったものであり、本発明によれば、以下の発明が提供される。
【0008】
[1] 平均単繊維直径が0.1μm以上10.0μm以下の極細繊維からなる不織布を含む繊維質基材と、ポリウレタンとを構成要素として含む人工皮革であって、前記人工皮革全体に占める前記繊維質基材の含有量が40.0質量%以上60.0質量%以下であり、前記ポリウレタンがイソシアヌレート構造を有し、前記ポリウレタンのN,N-ジメチルホルムアミドによる溶出率がポリウレタン全体の質量の30.0質量%以下である、人工皮革。
【0009】
[2] 前記極細繊維が5本以上100本以下からなる繊維束を形成しており、前記人工皮革の表面に対して垂直に切断した断面の走査型電子顕微鏡写真の観察範囲内において観察される、前記繊維束の総数に対する、その外周の半分以上がポリウレタンに被覆されている前記繊維束の割合が、20%以上70%以下である、前記[1]に記載の人工皮革。
【0010】
[3] 前記ポリウレタンが、親水性基を有する、前記[1]または[2]に記載の人工皮革。
(【0011】以降は省略されています)

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