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公開番号
2024147235
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023060117
出願日
2023-04-03
発明の名称
ボトム衣料
出願人
東レ株式会社
,
国立大学法人東京農工大学
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
A41C
1/00 20060101AFI20241008BHJP(衣類)
要約
【課題】着用することによって、歩くなどの日常生活の基本的動作により消費されるカロリーを増加させ、かつ、ずり上がりおよびずり下がりによる消費カロリーアップ効果低減が起きにくいボトム衣料を提供すること。
【解決手段】伸縮性を有する生地を含む本体部と、臀部から大腿部後面にわたって前記本体部の肌側及び/又は外表面側に設置され、前記本体部よりも伸縮性が小さい張力付与部と、ウエスト部および前記本体部の下端に設置され、前記本体部よりも最大静止摩擦係数が高い防滑性付与部を有するボトム衣料。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
伸縮性を有する生地を含む本体部と、
臀部から大腿部にわたって前記本体部の後面の肌側及び/又は外表面側に設置され、前記本体部よりも伸縮性が小さい張力付与部と、
ウエスト部および前記本体部の脚口下端に設置され、前記本体部よりも最大静止摩擦係数が高い防滑性付与部と、を有するボトム衣料。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記張力付与部が前記本体部の外表面側に設置され、前記張力付与部は前記本体部と固定されていない未固定部を有し、前記未固定部は前記張力付与部の生地伸縮方向、かつ着用時に臀裂を中心線とした場合に左右対称に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のボトム衣料。
【請求項3】
前記張力付与部の50%伸長時における応力が、前記本体部の50%伸長時における応力の3倍~6倍である請求項1又は2に記載のボトム衣料。
【請求項4】
前記防滑性付与部が、ポリウレタン弾性糸を含む布帛からなり、生地厚さが0.4~1.0mmかつ、通気度が30cm
3
/cm
2
・sec以上である請求項1又は2に記載のボトム衣料。
【請求項5】
前記防滑性付与部と模擬皮膚との静止摩擦係数が、前記本体部と前記模擬皮膚との静止摩擦係数の1.5倍~3.0倍である請求項1又は2に記載のボトム衣料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はボトム衣料に関し、特に股部を含む下半身衣料において、着用して歩行などの運動をすることにより下半身の筋肉への負荷を高め、運動による消費カロリー向上を出来るようにしたものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、下腹部、臀部および大腿部を覆うボトム衣料で、体形を細身に見せる機能を備えているものが多く提案されている。
また、ボトム衣料には筋肉の動きを制限することで、体の部位の移動方向を変えるものがある(特許文献1~2)。
特許文献1に記載のボトム衣料では、伸縮性素材からなる本体部と、複数の緊縛部を備えた衣料によって、下半身を安定させ、かつ大股歩行を助成できる身体機能を向上させることができる。
特許文献2に記載のボトム衣料では、弾性糸を含む身生地および内生地から構成される衣料によって、大腿骨の正常な方向への位置矯正を行うことができる。
【0003】
ところで、今日、生活習慣病といわれる高脂血症、肥満症、高脂血症、糖尿病、高血圧を引き起こす原因となるメタボリックシンドロームが問題視されている。メタボリックシンドロームの進行を防止するまたはメタボリックシンドロームを解消するために、脂肪燃焼を促す目的で運動することが好ましい。運動による脂肪燃焼の効率を高めるために、着用することによって運動によるカロリー消費を増加させるボトムが従来技術として知られている(たとえば、特許文献3~4)。
特許文献3に記載のボトムを着用することによって、ボトム上に設置された難伸縮性部の着圧により筋肉を加圧して筋肉全体による収縮活動が活発化して消費カロリーを増大させることができる。
特許文献4に記載の伸縮性素材により形成されたボトム衣料において、臀部から大腿部にかけて設置された伸長抑制領域によって運動時におけるボトムスの伸長が抑制されることで日常生活の動作によるカロリーの消費を増加させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2010/050539号
特開2022-51753号公報
特開2010-95823号公報
特開2012-158852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記のように歩行姿勢改善や消費カロリーアップのため、ボトムスに伸長性の低い生地を部分的に設置したボトム衣料が提供されているが、運動していると伸長性が低い部分に引きつられて、ボトムス下端のずり上がり、ウエスト部のずり下がりが生じうる。
【0006】
本発明は、ボトム衣料の後面の臀部から大腿部にかけて低伸長部を設置することで、着用の際、歩くなどの日常生活の基本的動作により消費されるカロリーを増加させ、かつ、ボトム衣料下端のずり上がりおよびウエスト部のずり下がりによる消費カロリーアップ効果低減が起きにくいボトム衣料を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明は、伸縮性を有する生地を含む本体部と、臀部から大腿部にわたって前記本体部の後面の肌側及び/又は外表面側に設置され、前記本体部よりも伸縮性が小さい張力付与部と、ウエスト部および前記本体部の下端に設置され、前記本体部よりも最大静止摩擦係数が高い防滑性付与部と、を有するボトム衣料である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、着用者の消費カロリーを向上させることができるとともに、ずり上がりおよびずり下がりによる消費カロリーアップ効果低減が起きにくいボトム衣料を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のボトム衣料の一態様を模式的に表した上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本発明に係るボトム衣料の実施の形態について説明する。また、本発明は、以下に説明する実施の形態によって限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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