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公開番号
2024149258
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023063029
出願日
2023-04-07
発明の名称
生体情報解析システム
出願人
東レ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
A61B
5/276 20210101AFI20241010BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】装着状態が悪化する直接的な原因であるウェアの緩みに注目して、装着状態を評価することができる生体情報解析システムを提供すること。
【解決手段】本発明に係る生体情報解析システムは、測定対象に装着した測定具によって生体情報を取得して、処理を施す生体情報解析システムであって、前記測定具は、締め付け量を調節できる調節機構と、前記生体情報を取得する生体情報測定器と、を備えるウェアであり、前記調節機構は、締め付け量を取得する締め付けセンサをさらに備え、前記締め付け量に基づき、前記測定対象に対し、前記測定具の装着状態を知らせる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
測定対象に装着した測定具によって生体情報を取得して、処理を施す生体情報解析システムであって、
前記測定具は、
締め付け量を調節できる調節機構と、前記生体情報を取得する生体情報測定器と、を備えるウェアであり、
前記調節機構は、
締め付け量に係る検出値を取得する締め付けセンサを備え、
前記生体情報解析システムは、
前記締め付けセンサからの前記締め付け量に係る検出値の入力を受け付ける入力部と、
前記検出値を用いて締め付け量を計測する締め付け量計測部と、
前記締め付け量を記憶する記憶部と、
前記締め付け量を出力する出力部をさらに備え、
前記測定対象に対し、前記締め付け量を知らせることを特徴とする、
生体情報解析システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記締め付けセンサは、
ストレッチセンサであることを特徴とする、
請求項1に記載の生体情報解析システム。
【請求項3】
前記締め付けセンサは、
着圧センサであることを特徴とする、
請求項1に記載の生体情報解析システム。
【請求項4】
前記締め付け量を可視化する出力装置をさらに備えることを特徴とする、
請求項1に記載の生体情報解析システム。
【請求項5】
前記測定対象が前記測定具を装着する際に運用され、
前記締め付け量が適切となるように報知を行う装着支援部をさらに備え、
前記記憶部は、
前記締め付け量が適切であるかの指標となる設定締め付け量を記憶し、
前記装着支援部は、
前記測定具を装着する際に、その時点で、前記締め付けセンサによって取得された締め付け量が前記設定締め付け量の範囲に収まるように、前記調節機構による調節量を含む支援情報を生成することを特徴とする、
請求項1に記載の生体情報解析システム。
【請求項6】
前記締め付け量に基づき、前記生体情報測定器の装着状態を判定する判定部を備え、
前記出力部は、前記判定部から受け取った判定結果を報知することを特徴とする、
請求項1に記載の生体情報解析システム。
【請求項7】
前記入力部は、前記生体情報の入力をさらに受け付け、
前記判定部は、
前記締め付け量と前記生体情報に基づき、前記生体情報測定器の装着状態を判定することを特徴とする、
請求項6に記載の生体情報解析システム。
【請求項8】
前記生体情報を周波数変換して判定用データを生成するデータ変換部をさらに備え、
前記データ変換部は、前記判定用データにおける、周波数成分の分布から、前記生体情報に重畳しているノイズ量を算出し、
前記判定部は、前記ノイズ量と前記締め付け量に基づき、前記生体情報測定器の装着状態を判定することを特徴とする、
請求項7に記載の生体情報解析システム。
【請求項9】
前記生体情報測定器によって取得される前記生体情報は、心電情報であり、
前記心電情報を時間-周波数変換して判定用データを生成するデータ変換部と、
装着状態の基準とする基準データを前記判定用データから選択する基準データ選択部と、
前記基準データと前記判定用データとの差を示す差データを生成する差データ生成部をさらに備え、
前記判定部は、
前記差データと前記締め付け量に基づき、前記生体情報測定器の装着状態を判定することを特徴とする、
請求項7に記載の生体情報解析システム。
【請求項10】
前記入力部は、
前記締め付け量の入力を常時受け付け、
前記出力部は、
前記判定部による判定結果を常時報知することを特徴とする、
請求項6に記載の生体情報解析システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報、例えば心電情報を取得して処理を施す生体情報解析システムに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
心臓は、収縮と拡張とを繰り返し、血液を全身に送り出すポンプの役割を果たしている。この活動は心筋細胞における微弱な電気刺激によって規則正しさを保っているが、この電気刺激に異常があらわれると心臓の活動にも異常が起こる。この心臓の活動の異常を不整脈と呼ぶ。不整脈には様々な種類があり、例えば、心停止を引き起こす致死性の高い心室細動、心室頻拍や、脳梗塞を引き起こす心房細動等が挙げられる。したがって、不整脈を判定することが非常に重要であり、心電情報測定器によって判定対象から取得した心電情報を用いて不整脈を判定することが行われている。特にhitoe(登録商標)のような、判定対象の体表面にジェルや粘着剤等を塗布するウェット電極ではなく、それらの塗布が必要ないドライ電極をウェアに搭載したウェアラブルの心電計は、皮膚への障害性が低く、長期連続測定が可能であることから、この不整脈の判定に多く利用されている。
【0003】
心電情報は、被検体の体表面に取り付けた電極によって心臓の電位を測定するが、前述したドライ電極を搭載したウェアラブルの心電計は、被検体の体表面と電極とが、固定されていないため、体動等によりウェアの緩み、即ち装着状態の悪化が起きることで、電極の浮きや、ずれが生じることがある。
電極の浮きや、ずれが生じると、ノイズの重畳等により、心電情報がうまく測定できなくなるため、装着状態の適切な状態に直して測定品質を維持することが好ましい。
【0004】
例えば、特許文献1には、装着状態の良否による、心電情報の測定品質を確認するため、測定した結果を表示する表示装置に、波形とともに、R波およびS波の高さを表示させる技術が記載されている。
【0005】
また、特許文献2には、測定した心電情報について品質を推定する方法が記載されている。具体的には、特許文献2では、各波形について、隣接した波形との類似度等を指標とすることで、測定した心電情報の品質を推定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-106673号公報
特開2019-98183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1、2に記載の技術は、装着状態の判定について、直接的な原因であるウェアの緩みに基づいて行うのではなく、結果として得られる生体情報に基づいて行うので、それぞれうまく判定できないことがあった。具体的には、特許文献1では、R波およびS波の高さに出てこない、ノイズの混入や電極の位置ズレ等の装着状態の悪化を判定できない。また、特許文献2では、隣接した波形との類似度等を指標とするため、不整脈による心電情報の変形と装着状態の悪化との判別が困難である。
また、いずれも装着状態が悪化したことが判定できた場合でも、なぜウェアが緩んだか、その理由に対する示唆がないため、一時的に正しい装着状態に戻すことができても、装着状態の悪化への対策が打てず、繰り返し、またすぐに装着状態が悪化してしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、上記課題を解決し、装着状態が悪化する直接的な原因であるウェアの緩みに注目して、装着状態を評価することができる生体情報解析システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成する本発明の生体情報解析システムは、以下の構成からなる。
(1)
測定対象に装着した測定具によって生体情報を取得して、処理を施す生体情報解析システムであって、
前記測定具は、
締め付け量を調節できる調節機構と、前記生体情報を取得する生体情報測定器と、を備えるウェアであり、
前記調節機構は、
締め付け量に係る検出値を取得する締め付けセンサを備え、
前記生体情報解析システムは、
前記締め付けセンサからの前記締め付け量に係る検出値の入力を受け付ける入力部と、
前記検出値を用いて締め付け量を計測する締め付け量計測部と、
前記締め付け量を記憶する記憶部と、
前記締め付け量を出力する出力部をさらに備え、
前記測定対象に対し、前記締め付け量を知らせることを特徴とする、
生体情報解析システム。
【0010】
(2)
前記締め付けセンサは、
ストレッチセンサであることを特徴とする、
(1)に記載の生体情報解析システム。
(【0011】以降は省略されています)
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