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公開番号
2024125032
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-13
出願番号
2023033094
出願日
2023-03-03
発明の名称
合成皮革
出願人
アキレス株式会社
代理人
主分類
D06N
3/00 20060101AFI20240906BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】
車輌の座席シート、ソファーや椅子の座面など人体と摩擦が発生する用途で人体の帯電を抑制し、静電気の異常放電による不快感を軽減することができる合成皮革を提供すること。
【解決手段】
表面側から、合成樹脂層と繊維布帛基材とからなる合成皮革であって、複数の開口部を有するものであり、合成皮革の表面側の表面抵抗値が1.0×10
10
以上であり、かつ裏面側の表面抵抗値が1.0×10
6
以下であり、開口部の端面において繊維布帛基材が露出および/または開口部の底面において繊維布帛基材が露出してなるよう合成皮革を構成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
表面側から、合成樹脂層、繊維布帛基材の順で設けられてなり、複数の開口部を有する合成皮革であって、
合成皮革の表面側の表面抵抗値が1.0×10
10
Ω以上であり、かつ繊維布帛基材の表面抵抗値が1.0×10
6
Ω以下であり、
開口部の端面において繊維布帛基材が露出および/または開口部の底面において繊維布帛基材が露出してなることを特徴とする合成皮革。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
合成皮革における開口部の占める割合が2~20%であることを特徴とする請求項1に記載の合成皮革。
【請求項3】
開口部は、合成皮革の表裏を貫通する貫通孔であることを特徴とする請求項1または2に記載の合成皮革。
【請求項4】
合成皮革における合成樹脂層の厚みが、150μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の合成皮革。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、合成皮革に関するものであり、特に除電性能を有する合成皮革に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【0002】
天然皮革は古くより日常生活に密着するものとして利用されており、皮革生地の有する性状により吸湿、耐熱、耐寒特性と共に強靭な材料として様々な用途で利用されてきた。しかしながら、天然皮革は、供給に限界があり、膨潤に伴う脆弱化や変色等の問題を有するため、これに代わるものとして、合成皮革や人工皮革が用いられている。
合成皮革や人工皮革は天然皮革に似せたものであるが、天然皮革と比べて軽量で取り扱いやすいため、座席シート等の車輌用内装材、ソファーや椅子の座面などの家具用途、或いはジャケット、コートなどの衣料用途等、多岐にわたって使用されている。
【0003】
合成皮革や人工皮革は、座席シートやソファーなど人体と摩擦が発生する用途においては、人体の帯電を抑制するため除電性能を有することが求められている。
【0004】
合成皮革や人工皮革に除電性能を付与する方法として、合成皮革や人工皮革を構成する樹脂層中に導電剤を添加する方法が知られている(特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-192969号公報
特開2011-231421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、合成皮革の表面側に導電性を付与すると、如何に導電性をコントロールしようとも人体に溜まった静電気が異常放電して不快感が生じてしまう問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、除電性能を有する合成皮革において、車輌の座席シート、ソファーや椅子の座面など人体と摩擦が発生する用途で人体の帯電を抑制し、静電気の異常放電による不快感を軽減することができる合成皮革を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討し、異常放電を防止し、かつ十分な除電効果を有する合成皮革を発明した。
【0008】
本発明は以下を要旨とする。
本発明の合成皮革は、表面側から、合成樹脂層、繊維布帛基材の順で設けられてなり、複数の開口部を有する合成皮革であって、合成皮革の表面側の表面抵抗値が1.0×10
10
Ω以上のであり、かつ繊維布帛基材の表面抵抗値が1.0×10
6
Ω以下であり、開口部の端面において繊維布帛基材が露出および/または開口部の底面において繊維布帛基材が露出してなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の合成皮革は、車輌の座席シート、ソファーや椅子の座面など、人体と接して用いられる用途において、人体の帯電を抑制し、静電気の異常放電による不快感を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の合成皮革の平面模式図である。
本発明の合成皮革の断面模式図である。
本発明の合成皮革の断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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