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公開番号
2024145033
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057260
出願日
2023-03-31
発明の名称
原着液晶ポリエステルフィラメント
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
D01F
6/84 20060101AFI20241004BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】高強度・高弾性率などの高い力学的特性を有し、かつ、着色されているため、意匠性や視認性が求められる消費者の目に触れる音響フィルター等の用途に好適に用いることができる液晶ポリエステルフィラメントを提供する。
【解決手段】液晶ポリエステルフィラメントの製造において、溶融紡糸時に、0.1~5.0重量%の顔料を含有した液晶ポリエステル。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
顔料濃度が0.1~5.0重量%であることを特徴とする液晶ポリエステルフィラメント。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
色調L値が40以下であり、強度が5.0~20.0cN/dtex、伸度が1.5~4.5%、弾性率が600~900cN/dtexであることを特徴とする請求項1に記載の液晶ポリエステルフィラメント。
【請求項3】
顔料がカーボンブラックであることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶ポリエステルフィラメント。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は高強度、高弾性率な原着液晶ポリエステルフィラメントに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
携帯電話機、スマートフォン、コードレス電話、ポータブルメディアプレーヤー、ポータブルゲーム機器、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどの電気・電子製品(以下、単に「電気製品」というが、電子製品も含まれる概念で使用する。)は、その筺体構造にマイクやスピーカーなどの受音部や発音部を持ち、それぞれに対応する位置に開口部が設けられ、この開口部を介して音声の伝達が行われる。
【0003】
スマートフォンの普及に代表されるように、これら電気製品は屋内のみならず屋外環境で使用される場面が増えており、防塵構造とすることが望まれている。一方で、電気製品の高性能化・小型化に伴い、開口部も小型化している中で、通音性(通気性)の確保も求められている。
【0004】
従来、前記発音部および受音部における開口部には、防塵および通音性を確保する目的でメッシュからなる音響フィルターが取り付けられている。音響フィルターは、電気製品の高性能化・小型化に伴い、高度な防塵性と通音性の両立が要求されており、フィルターの目開き均一性を維持したまま、メッシュの細線径化、ハイメッシュ化が進んでいる。そのため、フィルターを構成するフィラメントとして、細繊度、高強力、高弾性率化が求められている。
【0005】
一般的に、これら音響フィルターには、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、金属繊維等が使用されている。ポリエステルのなかでも液晶ポリエステルは剛直な分子鎖からなるポリマーであり、溶融紡糸においてはその分子鎖を繊維軸方向に高度に配向させ、さらに熱処理(固相重合)を施すことにより溶融紡糸で得られる繊維の中では最も高い強度、弾性率が得られることが知られており、まさに音響フィルターに好適なポリマーである。
【0006】
一方で、電気製品に用いられる音響フィルターは、消費者の目に直接触れるため、デザイン性の観点から着色することが求められており、液晶ポリエステルを用いたフィルターへ着色する要望が高まっている。
【0007】
着色された液晶ポリエステルとして、特許文献1では、鞘成分が着色された芯鞘構造の複合繊維が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平3-127225号公報
【非特許文献】
【0009】
技術情報協会編、「液晶ポリマーの改質と最新応用技術」(2006)(第235頁~第256頁)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記液晶ポリエステル繊維は、高強度・高弾性率・細繊度などの高い力学的特性を持っているものの、染色や着色をすることが難しいことから、消費者の目に直接触れる意匠性や視認性が求められる用途での使用は限定されていた。近年、デザイン性や先進性が求められる音響フィルター用途等で、着色された高強度・高弾性率繊維の開発が望まれている。特許文献1では、繊維を芯鞘構造とし、芯成分を液晶ポリエステル、鞘成分に顔料を含有した芳香族ポリエステルとすることで、高強力・高弾性率でありながら、着色された繊維を得ている。しかし、この方法では液晶ポリエステルに複合紡糸が必要となり、断面形成や発色のために、繊度や強度・伸度といった物性の制約が大きくなる。それに加え、鞘成分のみ顔料を含むことで鞘成分のみポリマーの流動性・配向性・結晶性が悪化し、芯成分との流動性・配向性・結晶性の差異がうまれるため、紡糸時に吐出口から出た瞬間に配向結晶化が著しく進む液晶ポリエステルでは、操業性の悪化をもたらしやすい。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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