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公開番号
2024123530
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023031024
出願日
2023-03-01
発明の名称
壁紙
出願人
アキレス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D06N
7/00 20060101AFI20240905BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】簡単な構成で軽質炭酸カルシウムを充填剤にでき、塗工性、エンボス性に十分な性能を得ることができる壁紙を提供する。
【解決手段】壁紙1は、基材シート10と、基材シート10上に形成される塩化ビニル樹脂層20と、からなり、塩化ビニル樹脂層20は、軽質炭酸カルシウム30を含み、塩化ビニル樹脂100質量部に対して軽質炭酸カルシウム30を20~150質量部含み、軽質炭酸カルシウム30は、最大粒径が1μmを超え100μm以下とされて構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材シートと、
前記基材シート上に形成される塩化ビニル樹脂層と、からなる壁紙であって、
前記塩化ビニル樹脂層は、軽質炭酸カルシウムを含み、塩化ビニル樹脂100質量部に対して前記軽質炭酸カルシウムを20~150質量部含み、
前記軽質炭酸カルシウムは、最大粒径が1μmを超え100μm以下である、
ことを特徴とする壁紙。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記軽質炭酸カルシウムは、スラリー状のセメント成分中のカルシウム成分と、前記カルシウム成分に混入させた炭酸ガスと、からなる反応生成物で構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の壁紙。
【請求項3】
前記塩化ビニル樹脂層は、発泡剤を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の壁紙。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁紙に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
建築物の内装材として使用される壁紙の一つに基材シート上に塩化ビニル樹脂層を形成したものがある。塩化ビニル樹脂層には、可塑剤、安定剤、減粘剤、発泡剤、充填剤、顔料などの種々の成分が添加される。充填剤としては、炭酸カルシウムが好ましく用いられている。
【0003】
壁紙で使用される炭酸カルシウムは、例えば特許文献1に開示された壁紙の製造方法では、紙質基材上に、電子線硬化型樹脂、発泡層、および炭酸カルシウムを含む組成物を押出し成形することで積層しており、樹脂100重量部に対して炭酸カルシウムの含有量を20~60重量部とし、炭酸カルシウムの粒子径分布を1~100μmの範囲に全粒子の70重量%以上が含まれるように調整している。
また、特許文献2に開示された壁紙の発泡前の積層体では、樹脂成分100重量部に対して、平均粒子径が2~10μmである炭酸カルシウムを10~100重量部含有させている。
【0004】
炭酸カルシウムには、石灰石を粉砕し分級した重質炭酸カルシウムと、カルシウム成分と炭酸ガスを反応させることで得られる反応生成物としての軽質炭酸カルシウム(合成炭酸カルシウム)とがあり、壁紙には、重質炭酸カルシウムが多く使用されている。
軽質炭酸カルシウムとしては、例えば特許文献3に、生コンクリート製造設備より発生する洗浄排水中の残渣物に炭酸ガスを混入することで石灰分を炭酸カルシウムに物性変化させて得るとともに、排水中の残渣物をコンクリート材料の一部として再利用するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-274662号公報
特開2013-032616号公報
特開2007-190538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような壁紙の塩化ビニル樹脂に含有させる充填剤としての炭酸カルシウムは、特許文献1,2に記載されているように、平均粒子径および配合量を調整して用いられており、平均粒子径や粒子径分布の調整のためには、配合する各粒子径だけでなくその配合量の両方を調整しなければならないという問題がある。
また、軽質炭酸カルシウムを壁紙の充填剤として使用する場合にも、同様に、平均粒子径や粒子径分布の調整を行うことは煩雑であり、簡単な構成で塗工性、エンボス性に十分な性能が得られる壁紙が望まれている。
【0007】
本発明は、上記従来技術の問題点と現状に鑑みてなされたもので、簡単な構成で軽質炭酸カルシウムを充填剤にでき、塗工性、エンボス性に十分な性能を得ることができる壁紙を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
壁紙の塩化ビニル樹脂層に充填する炭酸カルシウムについて鋭意検討を重ねたところ、壁紙における樹脂層の塗工性、エンボス性を確保する上には、充填剤の配合量中の平均粒径や粒径分布による影響が小さく、充填剤の最大粒径と配合量による影響が大きいことを見出した。すなわち、炭酸カルシウムの粒子径を最大粒径で規制し、所定の大きさより小さいものが所定量配合されることで、壁紙における樹脂層に必要な性能を得ることが可能であることを見出し本発明を完成したものである。
【0009】
上記課題を解決するため、本発明の壁紙は、
基材シートと、
前記基材シート上に形成される塩化ビニル樹脂層と、からなる壁紙であって、
前記塩化ビニル樹脂層は、軽質炭酸カルシウムを含み、塩化ビニル樹脂100質量部に対して前記軽質炭酸カルシウムを20~150質量部含み、
前記軽質炭酸カルシウムは、最大粒径が1μmを超え100μm以下である、
ことを特徴とする。
【0010】
前記軽質炭酸カルシウムは、スラリー状のセメント成分中のカルシウム成分と、前記カルシウム成分に混入させた炭酸ガスと、からなる反応生成物で構成されている、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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