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公開番号
2025179529
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-10
出願番号
2024086349
出願日
2024-05-28
発明の名称
積層体、積層フィルム、包装体
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20251203BHJP(積層体)
要約
【課題】収容物から発生するガスを検知できる積層体を提供する。
【解決手段】樹脂層(I)、吸湿層(II)、ガス感知部(III)、樹脂層(IV)を備える積層体であって、
前記樹脂層(I)、吸湿層(II)、樹脂層(IV)が、樹脂層(I)、吸湿層(II)、樹脂層(IV)の順に積層され、
前記ガス感知部(III)が、吸湿層(II)に接して配置されており、
前記樹脂層(I)のJIS K7126-2(2006)に準拠して測定した酸素透過率が5cc/m
2
・day/atm以下であり、
前記樹脂層(IV)のJIS Z0208(1976)に準拠して測定した水蒸気透過率が10g/m
2
・day以上である、積層体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂層(I)、吸湿層(II)、ガス感知部(III)、樹脂層(IV)を備える積層体であって、
前記樹脂層(I)、吸湿層(II)、樹脂層(IV)が、樹脂層(I)、吸湿層(II)、樹脂層(IV)の順に積層され、
前記ガス感知部(III)が、吸湿層(II)に接して配置されており、
前記樹脂層(I)のJIS K7126-2(2006)に準拠して測定した酸素透過率が5cc/m
2
・day/atm以下であり、
前記樹脂層(IV)のJIS Z0208(1976)に準拠して測定した水蒸気透過率が10g/m
2
・day以上である、積層体。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記樹脂層(IV)が、ポリメチルペンテンを主成分として含む組成物からなる層を有する、請求項1記載の積層体。
【請求項3】
前記吸湿層(II)が、ポリビニルアルコール系樹脂を主成分として含む組成物からなる、請求項1記載の積層体。
【請求項4】
前記ポリビニルアルコール系樹脂の平均ケン化度が、86~100mol%である、請求項3記載の積層体。
【請求項5】
前記ポリビニルアルコール系樹脂の平均重合度が、200~3000である、請求項3記載の積層体。
【請求項6】
前記ガス感知部(III)が、pH変色色素を含む、請求項1記載の積層体。
【請求項7】
前記ガス感知部(III)が、前記吸湿層(II)上に形成される、請求項1記載の積層体。
【請求項8】
前記吸湿層(II)が、前記ガス感知部(II)を備える、請求項1記載の積層体。
【請求項9】
前記吸湿層(II)の厚みが、1~60μmである、請求項1記載の積層体。
【請求項10】
前記樹脂層(I)が、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種の熱可塑性樹脂を含む、請求項1記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体、積層フィルム、包装体に関し、詳しくはガスを検知できる積層体、積層フィルム、包装体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
食料品、医薬医療品、工業部品等を包装する包装体用の積層体、フィルムとして、収容物の腐食腐敗を防ぎ、長期保管を可能とする積層体や積層フィルムが普及している。
このような積層体や積層フィルムとしては、熱可塑性樹脂を含む基材の表面に、無機酸化物蒸着層等の無機物を主材とする層(「無機層」と称する)が形成された積層体や積層フィルムが知られている。
【0003】
また、包装体とした場合、収容物の状態を確認することは、通常困難である。そこで、外観から収容物の状態を確認する方法が検討されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、腐敗に伴って発生した臭気成分であるアンモニアと反応し色変化する反応性色素とバインダーからなる感応部を持つ検知体が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、酸素を検知可能な機能部を具備した接着ラベルを包装体の外側から貼付し、通気路を通って包装体内環境を検知する検知体が開示されている。
【0006】
さらに、特許文献3には、食品の腐敗によって発生する成分に反応する成分が保持体とともに具備され、腐敗状態の進行度に応じて反応する量を段階的に変える鮮度ラベルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2007-278926号公報
特開2005-313934号公報
特開2015-184332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前記特許文献1及び特許文献3に開示の技術は、検知体又は鮮度ラベルを包装体の中に入れる必要がある。また、特許文献2に開示の技術は、包装体に穴をあけて検知体を貼り付ける必要がある。そのため、より簡便に収容物の状態を確認できる方法が求められている。
【0009】
そこで、本発明は、収容物から発生するガスを検知できる積層体、積層フィルム、包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上記実情に鑑み、鋭意検討した結果、樹脂層(I)、吸湿層(II)、樹脂層(IV)が、この順に積層された積層体において、吸湿層(II)に接するようにガス感知部(III)を配置し、樹脂層(I)の酸素透過率、樹脂層(IV)の水蒸気透過率を特定範囲とすることにより、収容物から発生するガスを簡便に検知できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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