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公開番号2025160981
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024063770
出願日2024-04-11
発明の名称積層体
出願人積水樹脂プラメタル株式会社
代理人
主分類B32B 15/085 20060101AFI20251017BHJP(積層体)
要約【課題】物性強度を維持したバイオマスポリエチレン樹脂を配合した発泡樹脂層を用いた積層体を提供する。
【解決手段】
合成樹脂を主成分とする樹脂層2と、樹脂層2の少なくとも一方に積層された金属層とを備えた積層体であって、樹脂層2は、バイオマスポリエチレン樹脂を含むものとすれば、バイオマスポリエチレンを用いない石油樹脂由来のポリエチレンによる樹脂層を用いた場合でも、所定の物性値を示すものとなる。バイオマスポリエチレンの配合量は好ましくは5~70重量%である。
【選択図】 図1

特許請求の範囲【請求項1】
合成樹脂を主成分とする樹脂層と、前記樹脂層の少なくとも一方に積層された金属層とを備えた積層体であって、
前記樹脂層は、バイオマスポリエチレン樹脂を含む積層体。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
合成樹脂全体量に対してバイオマスポリエチレンが5~70重量%である、請求項1に記載の積層体
【請求項3】
合成樹脂のバイオマス度が5~70%である、請求項1に記載の積層体
【請求項4】
前記樹脂層は発泡樹脂層であって、前記発泡樹脂層の発泡倍率が1.75倍以下である、請求項1に記載の積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、合成樹脂を主成分とする樹脂層と、前記樹脂層の少なくとも一方に金属板を接合して形成される積層体に関する。
続きを表示(約 960 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境への負荷を低減するため、石油由来の樹脂から、植物由来成分を主成分とするバイオマス樹脂への置き換えが検討されている。また、バイオマス樹脂は、従来の石油由来の樹脂と比較して、化学構造的には変わりがなく、同等の性能を有することが期待されている。
【0003】
しかし、バイオマス樹脂を配合した樹脂層を用いた積層体は、石油由来のポリエチレン樹脂のみを用いた積層体とは異なる性質を示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許7311672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1で開示された技術では、型内成形性に優れ、幅広い密度範囲にわたって、バイオマス度が高いポリエチレン系樹脂発泡粒子成形体を製造することができる発泡粒子の製造方法が記載されているものの、発泡体という特定の利用分野に関するものに止まっていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明では、この問題点を解決し、バイオマス度が高いバイオマスポリエチレンを利用した樹脂板と金属板との積層体において、バイオマスポリエチレンを用いない石油由来の樹脂を用いた場合と比較して所定の物性を示すことを知得し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明に係る積層体は、合成樹脂を主成分とする樹脂層と、前記樹脂層の少なくとも一方に積層された金属層とを備えた積層体であって、前記樹脂層は、バイオマスポリエチレン樹脂を含むことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る積層体において、合成樹脂全体量に対してバイオマスポリエチレンが5~70重量%とするのが好ましい。
【0009】
また、本発明に係る積層体において、合成樹脂のバイオマス度が5~70%とすることが好ましい。
【0010】
更に、本発明に係る積層体において、前記樹脂層は発泡樹脂層であって、前記発泡樹脂層の発泡倍率が1.75倍以下であることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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