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公開番号
2025178859
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-09
出願番号
2024085707
出願日
2024-05-27
発明の名称
電力機器の試験方法
出願人
日新電機株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
G01R
31/12 20200101AFI20251202BHJP(測定;試験)
要約
【課題】耐電圧試験において対象の電力機器で放電が発生したかを容易に判別する。
【解決手段】試験電圧の印加中に放電が検出された場合に、電力機器(変圧器10)の筐体(11)を接地する第1接地線(100)に設けられた第1電流計(A1)が検知した電流、および、アダプタ(20)の金属容器(21)を接地する第2接地線(200)に設けられた第2電流計(2A)が検知した電流に基づいて、放電が電力機器またはアダプタのいずれにおいて発生したかの判定を実施する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ガス絶縁機器に連結される電力機器の試験方法であって、
絶縁媒体を封入する金属容器と、試験電圧を印加するためのリードと、を備えたアダプタを、前記ガス絶縁機器の代わりに前記電力機器の主回路引出口に連結し、
前記電力機器の筐体を第1接地線を通じて接地するとともに、前記第1接地線に第1電流計を配置し、
前記アダプタの前記金属容器を第2接地線を通じて接地するとともに、前記第2接地線に第2電流計を配置し、
前記アダプタの前記リードを通じて、所定の前記試験電圧を前記電力機器の主回路に印加して前記電力機器の耐電圧試験を実施するとともに、
前記試験電圧の印加中に放電が検出された場合に、前記第1電流計が検知した電流および前記第2電流計が検知した電流に基づいて、前記放電が前記電力機器または前記アダプタのいずれにおいて発生したかの判定を実施する、電力機器の試験方法。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記金属容器の外面には絶縁性塗料が塗布されている、請求項1に記載の電力機器の試験方法。
【請求項3】
前記第1接地線に設けられた抵抗の抵抗値と、前記第2接地線に設けられた抵抗の抵抗値とが、同じであり、前記第1電流計が検知した電流と前記第2電流計が検知した電流の大小関係によって、前記判定を実施する、請求項1または2に記載の電力機器の試験方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力機器の試験方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ガス絶縁機器に直結して使用される電力機器の単独試験時に利用される、当該電力機器に接続されるアダプタが知られている。このようなアダプタは、SF
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等の絶縁媒体が封入される容器を備えており、電力機器の主回路を絶縁媒体が封入された容器内部で試験用回路に接続できるようにするための接続用装置である。
【0003】
つまりこのようなアダプタは、ガス絶縁機器の代わりに、電力機器の主回路の端子を絶縁媒体中で接続できるようにして、当該電力機器についての所要の試験を行えるようにするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-224818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電力機器の試験として、主回路に試験用の所定の高電圧を印可し、主回路からの放電が発生しないことを確認する耐電圧試験が実施される。耐電圧試験において高電圧を印可したときに放電が観測されると、電力機器を分解して放電発生箇所を調査特定し、修復する必要がある。しかしながら上記アダプタを用いた耐電圧試験の場合には、放電が検知されたとしても、放電がアダプタ側で発生していて電力機器では発生しておらず、電力機器の分解調査および修復が不要である可能性がある。
【0006】
このような事情に鑑みて、本開示の一態様は、ガス絶縁機器に直結して使用される電力機器の耐電圧試験において、放電が電力機器またはアダプタのいずれにおいて発生したかを容易に判定することができる、試験方法を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の課題を解決するために、本開示の一態様は、ガス絶縁機器に連結される電力機器の試験方法であって、絶縁媒体を封入する金属容器と、試験電圧を印加するためのリードと、を備えたアダプタを、前記ガス絶縁機器の代わりに前記電力機器の主回路引出口に連結し、前記電力機器の筐体を第1接地線を通じて接地するとともに、前記第1接地線に第1電流計を配置し、前記アダプタの前記金属容器を第2接地線を通じて接地するとともに、前記第2接地線に第2電流計を配置し、前記アダプタの前記リードを通じて、所定の前記試験電圧を前記電力機器の主回路に印加して前記電力機器の耐電圧試験を実施するとともに、前記試験電圧の印加中に放電が検出された場合に、前記第1電流計が検知した電流および前記第2電流計が検知した電流に基づいて、前記放電が前記電力機器または前記アダプタのいずれにおいて発生したかの判定を実施する構成を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によれば、ガス絶縁機器に直結して使用される電力機器の耐電圧試験において、放電が電力機器またはアダプタのいずれにおいて発生したかを容易に判定することができる試験方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態1に係る試験方法を説明するための概略図である。
本開示の実施形態1に係る試験方法についての回路構成を示した回路図である。を説明するための概略図である。
耐電圧試験中に、変圧器側で放電が生じたケースを示す回路図である。
耐電圧試験中に、アダプタ側で放電が生じたケースを示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔実施形態〕
以下、本開示の実施形態について詳細に説明する。本実施形態では、耐電圧試験を実施する試験対象の電力機器として、変圧器10が適用される場合を例に説明がなされる。しかしながら、このような電力機器としては、変成器、開閉器、リアクトル、コンデンサ等、ガス絶縁機器に連結される他の種類の電力機器が適用されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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