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公開番号2025173792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024079556
出願日2024-05-15
発明の名称受変電設備
出願人日新電機株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H02B 3/00 20060101AFI20251120BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】高圧室の停電を行うことなく、監視機器のメンテナンスを行う。
【解決手段】受変電設備(1)は、後部監視カメラ(24・26)が取り付けられる可動板(81)を含む後部遮蔽板(18)を備える。可動板(81)は、後部監視カメラ(24・26)が高圧室(14)内に位置する監視位置(P1)と、後部監視カメラ(24・26)が後部低圧室(16)内に位置するメンテナンス位置(P2)とに動くことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
高電圧で動作する電気機器を収容する高圧室と、
前記高電圧よりも低い低電圧で動作する電気機器を収容する低圧室と、
前記高圧室と前記低圧室とを隔てる遮蔽板と、を備え、
前記遮蔽板は、前記高圧室内を監視する監視機器が取り付けられる可動板を含み、
前記可動板は、前記監視機器が前記高圧室内に位置する第1位置と、前記監視機器が前記低圧室内に位置する第2位置とに動くことができるようになっている、受変電設備。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記遮蔽板は、板厚方向に貫通形成された開口部を有する遮蔽板本体をさらに含み、
前記可動板は、前記第1位置にあるときに前記開口部を閉塞する、請求項1に記載の受変電設備。
【請求項3】
前記可動板は、前記遮蔽板本体に軸支されている、請求項2に記載の受変電設備。
【請求項4】
前記可動板は、前記遮蔽板本体に対して前記低圧室側へ傾動可能になっている、請求項3に記載の受変電設備。
【請求項5】
前記可動板は、前記第2位置において前記開口部を開放し、
前記可動板が前記第2位置にあるときに前記開口部を閉塞する保護板をさらに備える、請求項2から4のいずれか1項に記載の受変電設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、受変電設備に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、受変電設備は、金属製の略箱型の筐体を備えており、該筐体内には主母線および種々の電気機器などが設けられている。この種の受変電設備に関し、例えば特許文献1には、高圧用電気機器が配置される高圧室内に熱画像カメラなどの監視機器を設置して、該高圧用電気機器を監視する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-85868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の技術では、高圧室内に監視機器が設置されているため、監視機器の保守、点検、交換などのメンテナンスを行う場合、安全のために主母線を流れる電気を一時的に停止(停電)させる必要性があった。
【0005】
本開示の一態様は、前記課題に鑑みてなされたものであって、高圧室の停電を行うことなく、監視機器のメンテナンスを行うことができる受変電設備を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る受変電設備は、高電圧で動作する電気機器を収容する高圧室と、前記高電圧よりも低い低電圧で動作する電気機器を収容する低圧室と、前記高圧室と前記低圧室とを隔てる遮蔽板と、を備え、前記遮蔽板は、前記高圧室内を監視する監視機器が取り付けられる可動板を含み、前記可動板は、前記監視機器が前記高圧室内に位置する第1位置と、前記監視機器が前記低圧室内に位置する第2位置とに動くことができるようになっている。
【発明の効果】
【0007】
前記構成によれば、高圧室の停電を行うことなく、監視機器のメンテナンスを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る受変電設備の側方端面図である。
図1に示した受変電設備の前方端面図である。
図1に示した受変電設備が備える遮蔽板の拡大断面図であり、可動板が監視位置にある状態を示す。
図1に示した受変電設備が備える遮蔽板の拡大断面図であり、可動板がメンテナンス位置にある状態を示す。
図4に示した遮蔽板に保護板を取り付けた構成例を示す断面図である。
前記可動板の変形例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一実施形態について説明する。なお、以下の説明は本開示に係る受変電設備の一例であり、本開示の技術的範囲は図示例に限定されるものではない。
【0010】
〔受変電設備の構成〕
まず、本実施形態に係る受変電設備1の構成例について説明する。図1は、受変電設備1の右側面図であって、該受変電設備1の筐体11を左右に切断した場合の端面図である。図2は、図1に示した受変電設備1の正面図であって、筐体11を前後に切断した場合の端面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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