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公開番号2025143005
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024042669
出願日2024-03-18
発明の名称欠陥検出方法および真空遮断器
出願人日新電機株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H01H 33/668 20060101AFI20250924BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】欠陥の検出を常時行うことができる欠陥検出方法を提供する。
【解決手段】欠陥検出方法は、真空遮断器(100)に設置され、電路の遮断を行う真空バルブ(1)の表面に塗布された応力発光材料(10)の発光状態に基づき、真空バルブの欠陥を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電力設備に設けられた真空遮断器に設置され、電路の遮断を行う真空バルブの表面に塗布された応力発光材料の発光状態に基づき、前記真空バルブの欠陥を検出する、欠陥検出方法。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記真空バルブは、筒状の絶縁部と、前記絶縁部の内部において互いに接触または離間する1対の電極とを備え、
前記1対の電極は、互いに接触している状態において前記電路を形成し、互いに離間している状態において前記絶縁部とともに前記電路を遮断するものであり、
前記応力発光材料は、前記絶縁部の外側表面に塗布されている、請求項1に記載の欠陥検出方法。
【請求項3】
前記応力発光材料をカメラで撮影した画像から前記応力発光材料の発光状態を得る、請求項1に記載の欠陥検出方法。
【請求項4】
前記応力発光材料の輝度を輝度センサにより検知することで前記応力発光材料の発光状態を得る、請求項1に記載の欠陥検出方法。
【請求項5】
電力設備に設けられるとともに、電路の遮断を行う真空バルブを備える真空遮断器であって、
前記真空バルブの表面には、応力発光材料が塗布されているとともに、
前記応力発光材料の発光状態に基づき、前記真空バルブの欠陥を検出する検出部を備える、真空遮断器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は欠陥検出方法および真空遮断器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、SF

ガスが封入されたガス絶縁キュービクルに収納された真空バルブの真空漏れを検知するために、接点間に所定のギャップ長を有する真空バルブに耐電圧を印加し、ギャップ長と絶縁破壊電圧の値から、SF

ガスの真空漏れの有無を検知する方法が従来技術として知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-086696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のような従来技術では、真空バルブの真空漏れの有無を検知するためには、ガス絶縁キュービクルおよび電力設備の運転を停止したうえでの定期的な分解点検が必要であり、真空漏れの発生を即座に検知することができなかった。さらに点検作業には高電圧試験機を別途用意するなどの必要があるので点検作業に手間がかかっていた。
【0005】
本発明の一態様は、簡易な構成で常時の欠陥検出を行うことを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
真空バルブに欠陥が生じると、その欠陥から真空バルブ周りの雰囲気が真空バルブに流入し真空漏れが起こり得る、という因果関係がある。発明者は、この因果関係に着目し、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る、電力設備に設けられた真空遮断器に設置され、電路の遮断を行う真空バルブの表面に塗布された応力発光材料の発光状態に基づき、前記真空バルブにおける欠陥を検出するという着想に至った。このようにして真空バルブの欠陥を検出することで、真空漏れを検知することが可能となる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、真空バルブの表面に応力発光材料が塗布されている。応力発光材料は、自身に付与される力およびひずみの変化の大きさに応じて発光強度が変化するものであるから、真空バルブにおいて欠陥が存在する箇所と、欠陥が存在しない箇所で、発光状態に差が生じる。したがって、応力発光材料の発光状態に基づけば、真空バルブの欠陥検出が可能であるし、真空バルブの表面に応力発光材料を塗布するという簡易な構成によって、常時の欠陥検出も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る真空遮断器の概略図である。
本開示の別の実施形態に係る真空遮断器の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔実施形態1〕
以下、本開示の一実施形態について、図1を用いて詳細に説明する。本開示に係る欠陥検出方法は、以下に示す真空遮断器100を備える。図1は本開示の一実施形態に係る真空遮断器100の概略図である。なお、以下の説明では、真空遮断器100について、高電圧な電力設備に設置される真空バルブを備えるものとして説明するが、本開示の真空遮断器は、変電設備などの他の電力設備に使用される真空遮断器にも適用することができる。
【0010】
図1に示すように、本実施形態の真空遮断器100は、真空バルブ1と検出部30とを備える。また、図示していないが、真空遮断器100の内部かつ真空バルブ1の周囲には、絶縁ガス(例えばSF

ガス)が封入されている。
(【0011】以降は省略されています)

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