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公開番号2025173235
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-27
出願番号2024078721
出願日2024-05-14
発明の名称運転者の覚醒維持装置
出願人マツダ株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20251119BHJP(信号)
要約【課題】運転者に対する覚醒維持効果を向上させる。
【解決手段】運転者の前方に、運転者の視覚の知覚閾値よりも低い画像である特定画像Iを表示可能なヘッドアップディスプレイ10と、車両の車室内に、運転者の聴覚の知覚閾値よりも低い音像である特定音像を出力可能なスピーカ9R,9L,9Uと、ヘッドアップディスプレイ10及びスピーカ9R,9L,9Uと電気的に接続されたECU50と、を備え、ECU50は、特定画像Iと特定音像とが時間的に相関して出力されるように、ヘッドアップディスプレイ10及びスピーカ9R,9L,9Uを制御する。
【選択図】図5C
特許請求の範囲【請求項1】
車両の運転者の覚醒維持装置であって、
前記運転者の前方に、前記運転者の視覚の知覚閾値よりも低い画像である特定画像を表示可能な表示部と、
前記車両の車室内に、前記運転者の聴覚の知覚閾値よりも低い音像である特定音像を出力可能な音響部と、
前記表示部及び前記音響部と電気的に接続された制御部と、を備え、
前記制御部は、前記特定画像と前記特定音像とが時間的に相関して出力されるように、前記表示部及び前記音響部を制御する運転者の覚醒維持装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載の運転者の覚醒維持装置において、
前記制御部は、
前記特定画像を、該特定画像の透明度を時系列的に変化させて前記表示部に表示させ、
前記特定音像の振幅の変化と前記特定画像の透明度の変化とを時系列的に同期させて、前記音響部に前記特定音像を出力させる、
運転者の覚醒維持装置。
【請求項3】
請求項1に記載の運転者の覚醒維持装置において、
前記制御部は、前記特定画像と前記特定音像とが空間的にも相関して出力されるように、前記表示部及び前記音響部の少なくとも一方を制御する運転者の覚醒維持装置。
【請求項4】
請求項3に記載の運転者の覚醒維持装置において、
前記制御部は、前記音響部が出力する前記特定音像の定位が、前記表示部による前記特定画像の表示領域と適合するように前記音響部を制御する運転者の覚醒維持装置。
【請求項5】
請求項4に記載の運転者の覚醒維持装置において、
前記音響部は、複数のスピーカであり、
複数の前記スピーカは、前記車室の運転者席に対して左側、右側、及び上側に配置されている運転者の覚醒維持装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1つに記載の運転者の覚醒維持装置において、
前記特定画像は、明度が50±2%でかつ透明度が94±2%の画像であり、
前記特定音像は、周波数が40kHz以上の音像である運転者の覚醒維持装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ここに開示された技術は、運転者の覚醒維持装置に関する技術分野に属する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の運転者の覚醒状態が低下していると判定したときに、運転者の視覚の知覚閾値よりも低い画像である特定画像を、該運転者の視野領域に表示することで、運転者の覚醒状態を維持させる装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-144989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、運転者に、視覚的な刺激だけでなく、聴覚的な刺激や触覚的な刺激を与えることで、運転者の覚醒状態をより効果的に維持させることが検討されている。
【0005】
本願発明者が鋭意検討したところ、単に他の刺激を追加するだけでは、運転者に対する覚醒維持効果を向上させることが困難であることが分かった。
【0006】
ここに開示された技術は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運転者に対する覚醒維持効果を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、ここに開示された技術の第1の態様は、車両の運転者の覚醒維持装置を対象として、前記運転者の前方に、前記運転者の視覚の知覚閾値よりも低い画像である特定画像を表示可能な表示部と、前記車両の車室内に、前記運転者の聴覚の知覚閾値よりも低い音像である特定音像を出力可能な音響部と、前記表示部及び前記音響部と電気的に接続された制御部と、を備え、前記制御部は、前記特定画像と前記特定音像とが時間的に相関して出力されるように、前記表示部及び前記音響部を制御する。
【0008】
本願発明者が検討したところ、運転者が視覚を通じて知覚することができる知覚閾値よりも低い画像を表示した場合であっても、運転者の脳は特定画像を刺激として認識することが分かった。同様に、運転者が視覚を通じて知覚することができる知覚閾値よりも低い音像を出力した場合であっても、運転者の脳は特定音像を刺激として認識することが分かった。脳が刺激として認識すると、脳活動の連携性が高くなり、大脳から視床下部への投射が強くなる。視床下部への投射が強くなることで、交感神経への作用が向上される。これにより、交感神経の活動が活発になり、運転者は覚醒状態に向かう。
【0009】
そして、本願発明者が更に検討したところ、視覚的な刺激と聴覚的な刺激とを時間的に相関させることで、視覚的な刺激と聴覚的な刺激とに相関がない場合と比較して、脳への刺激が強くなることが分かった。脳への刺激が強くなれば、運転者は覚醒状態に向かいやすくなる。したがって、運転者に対する覚醒維持効果を向上できる。
【0010】
ここに開示された技術の第2の態様は、第1の態様において、前記制御部は、前記特定画像を、該特定画像の透明度を時系列的に変化させて前記表示部に表示させ、前記特定音像の振幅の変化と前記特定画像の透明度の変化とを時系列的に同期させて、前記音響部に前記特定音像を出力させる。
(【0011】以降は省略されています)

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