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公開番号
2025153502
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056017
出願日
2024-03-29
発明の名称
二次電池の制御装置
出願人
マツダ株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
H01M
10/48 20060101AFI20251002BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】二次電池の劣化を抑制する。
【解決手段】二次電池9の制御装置1は、二次電池9のSOC及び温度の少なくとも一方を検出する状態センサ120と、状態センサ120の検出信号に基づいて、SOC及び温度の少なくとも一方が、継続的に所定以上である場合に成立する第1条件の成否を判定するとともに、該判定結果に基づいて、二次電池9の充放電電流を制御するコントローラ100と、を備え、コントローラ100は、駆動源3への電力供給の遮断時に、第1条件の成否を判定し、第1条件が成立していると判定された場合、充放電電流の大きさを、第1条件の不成立時に比して制限する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電池セルを備え、該複数の電池セルから車両の駆動源に電力を供給する二次電池の制御装置であって、
前記二次電池のSOC及び温度の少なくとも一方を検出する状態センサと、
前記状態センサの検出信号に基づいて、前記SOC及び温度の少なくとも一方が、継続的に所定以上である場合に成立する第1条件の成否を判定するとともに、該判定結果に基づいて、前記二次電池の充放電電流を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記駆動源への電力供給の遮断時に、前記第1条件の成否を判定し、
前記第1条件が成立していると判定された場合、前記充放電電流の大きさを、前記第1条件の不成立時に比して制限する
ことを特徴とする二次電池の制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された二次電池の制御装置において、
前記第1条件は、前記二次電池の内部抵抗値が継続的に減少した場合に不成立となり、
前記コントローラは、前記充放電電流の大きさの制限が開始された場合、
前記駆動源の始動後に、前記内部抵抗値を取得し、
前記内部抵抗値の推定値に基づいて前記第1条件の判定を更新し、
更新後に前記第1条件が不成立となった場合に、前記充放電電流の大きさの制限を解除する
ことを特徴とする二次電池の制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載された二次電池の制御装置において、
前記駆動源は、力行動作及び回生動作をそれぞれ実行可能なモータであり、
前記コントローラは、前記回生動作に伴い生じる回生電流を所定の上限以下に制限することで、前記充放電電流の大きさを制限する
ことを特徴とする二次電池の制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載された二次電池の制御装置において、
前記車両は、給電設備から所定電力以上の電力供給を受けて前記二次電池を充電する急速充電と、給電設備から前記所定電力未満の電力供給を受けて前記二次電池を充電する普通充電とのうち、少なくとも前記急速充電によって給電可能であり、
前記コントローラは、前記急速充電による給電を制限することで、前記充放電電流の大きさを制限する
ことを特徴とする二次電池の制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載された二次電池の制御装置において、
前記コントローラと電気的に接続され、前記車両の乗員に情報を通知する通知部を備え、
前記通知部は、
前記状態センサの検出信号に基づいて、前記第1条件が成立する予兆の有無を判定し、
前記予兆が有ると判定された場合、前記乗員に対し、前記第1条件が成立しようとしていることを示す情報を通知する
ことを特徴とする二次電池の制御装置。
【請求項6】
請求項1に記載された二次電池の制御装置において、
前記複数の電池セルは、それぞれ板形状を有しているとともに、該板形状の表裏両側から拘束された状態で、車両前後方向に並んで配置され、
前記複数の電池セルは、それぞれ、長手方向を車幅方向に沿わせ、短手方向を車高方向に沿わせ、厚み方向を車両前後方向に沿わせるように配置され、
前記複数の電池セルそれぞれの長手方向における寸法は、前記車両の車幅に対して5割を超え、
前記複数の電池セルそれぞれの長手方向における両端部に、該電池セルの正極及び負極に対応したタブが配置されている
ことを特徴とする二次電池の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、電気自動車(Electric Vehicle:EV)、ハイブリッド自動車(Hybrid Electric Vehicle:HEV)等に応用可能なバッテリーモジュールが開示されている。
【0003】
具体的に、前記特許文献1のバッテリーモジュールは、セルアセンブリーと、上部プレート及び下部プレートと、一対のサイドプレートと、を含んでいる。ここで、セルアセンブリーは、一方向へ積層配列される複数個のパウチ型バッテリーセルで構成される。上部及び下部プレートは、セルアセンブリーの上部及び下部を各々覆う。そして、一対のサイドプレートは、上部プレート及び下部プレートの両端部に圧入又は嵌合される。
【0004】
前記特許文献1によると、前述の如きサイドプレートを具備することで、ガス捕集空間が形成される。ガス捕集空間を形成することで、充放電の繰り返しによって内部電解質が分解されたときに、その分解によって発生したガスを捕集することができる。これにより、バッテリーモジュールの急激な圧力上昇、ひいては、それに伴う変形を予防することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2020-517080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、車両用の二次電池を野外等に放置した場合、その二次電池を構成する電池セル内に、前記特許文献1に記載されたようなガスが溜まる可能性がある。そうしたガスの発生は、高温時、高SOC時等の状況下において、より顕著なものになると考えられている。
【0007】
電池セル内にガスが溜まると、そのガスによって、各電池セルにおける化学反応が妨げられることがある。これにより、各電池セルの反応面積が減少し、その内部抵抗が上昇する可能性がある。このことは、電池容量等、種々の観点から不都合となる。
【0008】
本開示は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、二次電池の劣化を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の第1の態様は、複数の電池セルを備え、該複数の電池セルから車両の駆動源に電力を供給する二次電池の制御装置に係る。この制御装置は、前記二次電池のSOC及び温度の少なくとも一方を検出する状態センサと、前記状態センサの検出信号に基づいて、前記SOC及び温度の少なくとも一方が、継続的に所定以上である場合に成立する第1条件の成否を判定するとともに、該判定結果に基づいて、前記二次電池の充放電電流を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記駆動源への電力供給の遮断時に、前記第1条件の成否を判定し、前記第1条件が成立していると判定された場合、前記充放電電流の大きさを、前記第1条件の不成立時に比して制限する。
【0010】
「充放電電流」の語は、充電電流及び放電電流のうちの少なくとも一方を指す。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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